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ホテルローヤル の商品レビュー

3.2

506件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    133

  3. 3つ

    232

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2013/09/01

体を使って遊ばなきゃいけないときがある 恋人から投稿ヌード写真撮影に誘われた女性店員、「人格者だが不能」の貧乏住職の妻、舅との同居で夫と肌を合わせる時間のない専業主婦、親に家出された女子高生と妻の浮気に耐える高校教師、働かない十歳年下の夫をもつホテルの清掃係の女性、ホテルの経営者...

体を使って遊ばなきゃいけないときがある 恋人から投稿ヌード写真撮影に誘われた女性店員、「人格者だが不能」の貧乏住職の妻、舅との同居で夫と肌を合わせる時間のない専業主婦、親に家出された女子高生と妻の浮気に耐える高校教師、働かない十歳年下の夫をもつホテルの清掃係の女性、ホテルの経営者も複雑な事情を抱え・・・。

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2013/08/30

よみやすい感じ。ラブホテルの出てくる話だけど、過激な性表現はあまり出てこないので安心して読める。 全体的に何か物悲しい空気が漂っている。 そういうところが純文学的(?)に感じる。 ものすごく面白いという感じではないが、人間の悲哀さに滑稽を感じるっていうのはこういうことかなと。

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2013/08/30

短編が7作。 でも、それぞれ全く別のお話ってわけじゃなく、 少しずつつながっている。 でも、直木賞受賞作ということで読んでみたけど、 正直なところ、あまりあたしの好みのタイプでは なかったかも…。

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2013/08/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

湿原を背に建つ北国のラブホテルに訪れた客、経営者の家族、従業員のそれぞれの人生の狭間を描く連作短編集。恋人から投稿ヌード写真撮影に誘われた女性店員・「人格者だが不能」の貧乏寺住職の妻・舅との同居で夫と肌を合わせる時間がない専業主婦・親に家出された女子高生と、妻の浮気に耐える高校教師・働かないが元気な十歳年下の夫を持つホテルの清掃係の女性・ホテル経営者も複雑な事情を抱え…。 今は廃墟となった《ラブホテル》を訪れたカップルから、ホテルの歴史が逆転再生され、それぞれの重たい人生・ストリーが結びつく傑作。

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2013/08/28

凄く読みやすかったので、直木賞?芥川賞?錯覚しそうになってしまった。著者本人の方がインパクトが強かったな。

Posted byブクログ

2013/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

北海道の道東の湿原を見下ろす山中にあるラブホテルを舞台とした連作小説。 ・シャッターチャンス ・本日開店 ・えっち屋 ・バブルバス ・せんせぇ ・星を見ていた ・ギフト の7編収録。 廃墟となったホテルからそのホテルが営業されるまでの時間軸をさかのぼる構成になっています。 各編の登場人物は、ホテルを訪れる人だったり、経営者家族だったりですが、それとなくリンクしているところがあります。 構成が逆の時間の流れに沿ったものだったら、普通の小説になっていたかもしれませんが、この構成のためノスタルジーを感じさせるようにも思えます。 「せんせぇ」のみホテルそのものが出てきませんが、その前の作品からこれがホテルとどうつながるかが想像できる、面白い小品になっています。

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2013/08/27

中盤から後半にかけていい話だった。 寂しいけど、なんか温かい話。 人生の重みみたいなものを感じた。

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2013/08/26

第149回直木賞受賞作。 桜木さんの会見を観て、あ、面白そうって思いすぐ手に取りました。桜木さんのご実家がラブホテル•ホテルローヤルを営まれてたようで。 そのホテルローヤルを舞台に繰り広げられる人間たちの性と生。 廃墟となったホテルローヤルでヌード撮影からはじまり、最後の短編はホ...

第149回直木賞受賞作。 桜木さんの会見を観て、あ、面白そうって思いすぐ手に取りました。桜木さんのご実家がラブホテル•ホテルローヤルを営まれてたようで。 そのホテルローヤルを舞台に繰り広げられる人間たちの性と生。 廃墟となったホテルローヤルでヌード撮影からはじまり、最後の短編はホテルローヤルを建てる前のお話である。 うーん、別につまらなくはないんだけど、どれもとくに残るものがなかった。普通の連作短編。一番面白かったのは直木賞受賞会見の様子だったな。小説は普通、可もなく不可もなく。

Posted byブクログ

2013/08/25

1回読み終わって、パラパラとバックして更に衝撃を得る。女性が描く性描写はえげつなさが無くて良いわ。ホテルと人間の切ない人生を追って、よく出来てると思った。

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2013/08/25

短編が7つ、著者の本が気になって直木賞受賞前に図書館に予約していた.どれも少し寂しい物語だが、「本日開店」で設楽幹子がこなす妙な役割、「バブルバス」での恵の思いきった提案などニヤリとできる面白い内容だ.

Posted byブクログ