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ホテルローヤル の商品レビュー

3.2

505件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    133

  3. 3つ

    231

  4. 2つ

    60

  5. 1つ

    15

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2013/09/18

1つの舞台を巡るさまざまなストーリーが展開されるパターンの小説が、自分にしっくりとくるのがよくわかった1冊。

Posted byブクログ

2013/09/16

一つのラブホテルを舞台に七組の男女が織りなす物語。 みんな、どこか疲れていて、それこそラブホテルの閉塞感を自分の中に閉じ込めている感じ。

Posted byブクログ

2013/09/16

「直木賞」?これでなくても、桜木さんは他にももっと。。。。。 でも、ホテルの掃除婦さんの話は、ホロっとしてしまいました。

Posted byブクログ

2013/09/16

直木賞受賞作。 さびれたラブホが舞台。 男女の性愛・もつれを題材とした短編集。最近の直木賞で流行りなのか?最後に短編どおしが点と線でつながるという技巧。 なかなか絶妙。 ホテルローヤルは筆者の実家が経営する実在のホテルと同じ名前。 非日常・欲望の中に潜む心の闇になぜか共感。 独特...

直木賞受賞作。 さびれたラブホが舞台。 男女の性愛・もつれを題材とした短編集。最近の直木賞で流行りなのか?最後に短編どおしが点と線でつながるという技巧。 なかなか絶妙。 ホテルローヤルは筆者の実家が経営する実在のホテルと同じ名前。 非日常・欲望の中に潜む心の闇になぜか共感。 独特のリアリティあり。 フィクションでもノンフィクションでも無く、半フィクションだと思わせられる。うむむ。

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2013/09/15

北国の廃れたラブホテルを舞台にしたお話。 ここに行き着いてしまった人たちは、必ずしも不幸ではなかったんだと信じています。

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2013/09/15

直木賞受賞作。 廃墟と化したラブホテル、ホテルローヤルに関わる七つの短編を、時間を遡って配置。 せんせえ のラストを事前に知らせておき、敢えて最後まで書かないという手法に脱帽。 でも、なんだか作品全体の底を流れるどろりとしたものを、フィルター通してみてる感じで入り込めなかった。

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2013/09/14

明日への希望が持てなさそうな若いカップルが廃墟となったラブホ(という言い方がぴったり )のホテルローヤルに忍び込むところから始まる連作短編集。 ラブホの持ついかがわしさ、哀しさが上手く使われてます。. 桜木さんは、「ラブレス」から読み始めた作家さんで、一番最近読んだのは「起終...

明日への希望が持てなさそうな若いカップルが廃墟となったラブホ(という言い方がぴったり )のホテルローヤルに忍び込むところから始まる連作短編集。 ラブホの持ついかがわしさ、哀しさが上手く使われてます。. 桜木さんは、「ラブレス」から読み始めた作家さんで、一番最近読んだのは「起終点駅(ターミナル)」。 正直、こんなに早く直木賞をとるとは思ってませんでした。(汗) 釧路生まれ(今も江別市在住)ということから、舞台は釧路を中心とした北海道がよく取り上げられるのだけど、彼女の描く北の地は、ほっとしたり、温かく迎えてくれたりする故郷という感じ、ではないんだよね。冷たく、湿っぽい空気が漂う、サビれた町で、あれこれの面倒なことに振り回されたり、諦観しつつも乗り越えたり、という女たちの強さが印象的です。 で、「ホテルローヤル」 桜木さんの生家がまさにホテル・ローヤルを経営されていた、ということで、う~~~ん、これはかなり実感が入っているお話なの?なんて、少々、下世話な関心を持ってみたりもして。 廃業されて久しいホテル、という設定からお話が始まり、それが時間軸を巻き戻すように開業前まで持って行く、という手法が目新しいものではないのだろうけど面白いです。 滅びを知らされている話だから、妙に安心して読める、ってなんか変だけど。 人の気持ちって一定ではいられないのね、安定した幸せを願ってもそれはかなりの幸運に恵まれないと手に入れることはできないの?と。 でも、上にも書いたけど、そんな中で生きていくことをあきらめない女たちの強さが根底にあるから、そこがこの「ホテルローヤル」の主眼なんだろうな、と思います。 また、「小説すばる」に連載中とは違った順番で単行本に収録しているところが二重に楽しめてよかったです。 何度も奥付で確かめては、連載中の読者はこういう時間軸で読んだのね、とか、単行本で初めて読んだ私だからこれとこれを最初に知らされたわけだ、なんて。 うん、単行本用に書きおろしを入れる場合は、最後の一篇というのが普通だと思うんだけど、それが二番目に入ってるんだもの。

Posted byブクログ

2013/09/14

この退廃的な雰囲気、好きだ。 女子高生と心中しちゃう高校教師の苗字が野島なのは、野島ドラマからの連想なのかと思って懐かしく。 人生の儚さを感じつつ、ラブホでセックスしたくなる。

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2013/09/13

廃墟と化したラブホテルの話から、ホテルが建てられることになった最終話まで、時間を遡りながら語られる7つの短編。短編だから読みやすく、時期や人物が微妙に絡んでいるため長編のボリューム感がある。。直木賞受賞作品 ====ホテルだけが知っている、やわらかな孤独 湿原を背に建つ北国のラ...

廃墟と化したラブホテルの話から、ホテルが建てられることになった最終話まで、時間を遡りながら語られる7つの短編。短編だから読みやすく、時期や人物が微妙に絡んでいるため長編のボリューム感がある。。直木賞受賞作品 ====ホテルだけが知っている、やわらかな孤独 湿原を背に建つ北国のラブホテル。訪れる客、経営者の家族、従業員はそれぞれに問題を抱えていた。閉塞感のある日常の中、男と女が心をも裸に互いを求める一瞬。そのかけがえなさを瑞々しく描く

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2013/09/13

直木賞受賞作。 ホテルローヤルというラブホテルを舞台にした、連作短編。 いやらしさはあまり感じなかったけど、ざわっとするような、イヤーな感触のある話はいくつか…。 でも全体的に読みやすい話だったと思います。 バブルバスの話が一番好きだったかな。

Posted byブクログ