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教室内カースト の商品レビュー

3.4

138件のお客様レビュー

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2014/06/30

スクールカーストを肯定し、カーストの上位の子子に教室運営をたより、下の子の苦しみへのケアも考えず、どこに行ってもダメな奴と罵る。教師って一体なんなんだ?と疑問に思った。言葉遣いが子供たちよりも悪かったのも気になる。 もう少し幅広くインタビューをすれば、色んな先生の見方が含まれて...

スクールカーストを肯定し、カーストの上位の子子に教室運営をたより、下の子の苦しみへのケアも考えず、どこに行ってもダメな奴と罵る。教師って一体なんなんだ?と疑問に思った。言葉遣いが子供たちよりも悪かったのも気になる。 もう少し幅広くインタビューをすれば、色んな先生の見方が含まれて彼らのような意見が主流なのかどうかはっきりすると思う。しかし、現に彼らが自分の先生だという不幸な生徒達が存在するわけで、その点同情を禁じ得なかった。

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2014/06/15

論の根拠となる事例の部分が多いので、さくさく読めます。 スクールカーストについて、児童生徒の側は「権力」の違い、先生側は「能力」の違いと捉えている、という点は、非常によい視点だと思います。 が、この本で取り上げられている先生たちの能力には、かなり疑問です。 若い先生ばか...

論の根拠となる事例の部分が多いので、さくさく読めます。 スクールカーストについて、児童生徒の側は「権力」の違い、先生側は「能力」の違いと捉えている、という点は、非常によい視点だと思います。 が、この本で取り上げられている先生たちの能力には、かなり疑問です。 若い先生ばかり、ということもありますが、こんな先生に子どもを預けなければいけないとなると、親としては、かなり不安です。 それはともかく、いじめの前提となる可能性があるスクールカーストの概要について理解するには、良著だと思います。 著者の、研究者としての成長、成功を願わずにはいられません。

Posted byブクログ

2014/06/13

とにかく薄い。なぜ売れているのかがわからない。 調査対象となっている教員が著者の周りの教員だけというのも疑問である。 それにこの本に出てくる教師の話はあまりにひどい。 調査に関する批判 ・年齢層別の教師への調査(20代・30代後半・40代・50代) ・校種毎の教師への調査(幼・小...

とにかく薄い。なぜ売れているのかがわからない。 調査対象となっている教員が著者の周りの教員だけというのも疑問である。 それにこの本に出てくる教師の話はあまりにひどい。 調査に関する批判 ・年齢層別の教師への調査(20代・30代後半・40代・50代) ・校種毎の教師への調査(幼・小・中・高・私立校・大学)  著者も指摘しているが,「調査」にしては,あまりに対象が少なすぎる。これでは一方的な立場からみた思いつきのおしゃべりになってしまう。 また教師とひとくくりにしても力量に差がある。ほとんどの教師は「自分はまんざらでもない」と過信している。しかし同じ20代でもピンからキリまで指導力に差があるし,逆にベテランだからといって指導力があるというわけでもない。おそらく,著者が調査した教師は力量が圧倒的に不足しているように思われる。 それは次のことから明確に判断できる。 ①K先生→ホウキを使って掃除ができるということは,「勢力の高さを示せる一つの(中略)何かなんだ」 ▶そこで手だてを打てるのが教師である。権力構造を壊せるのは教師だけなのにこのK氏はただ見ているだけだ。子どもは放置すれば弱肉強食の権力構造になる。 ②Y先生→1年間本当に誰だかわかんない子っているのもいるんだよね。 ▶教師が子どもの名前を覚えるのは最低限のこと。子どもと出会う前までにクラス全員の名を覚えて4月教壇に立つのが常識である。 ③M先生→何でもいいやって子は,うん,それなりの言われたとおりの生き方で生きていけばいいよな。熱意がねえから。 ▶子どものやる気に火をつけるのも教師の大事な大事な仕事だ。それができない教師は教師ではない。できないとしてもそれを「熱意がない」と子どものせいにしているのは教師の仕事の放棄である。  このように見ても,力のある教師ではないことがわかる。 著者の友人を批判しても仕方ないのだが…。 「調査」には,このような方以外の教師,スクールカーストを取り払って全員が生き生きと生活している学級の教師にも調査を広げなければならない。 教育について研究し,本を出すところまでやるのならば,しっかりと覚悟をもってやってほしいと思う。

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2014/04/29

スクールカーストの延長でカンパニーカーストなるものも存在すると思う。 それも研究してみても面白いかも。

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2014/04/29

会社などでも起こる社会構造の問題が、学級制度から起こっているとしたら、学級制度のあり方を考え、変えることは意義深いかも。そういえば、大学でそういうことがないのは、クラスがある学校でも、基礎ゼミ以外はメンバーを固定していないせいかもしれない。あとは、ここで出てくるスクールカーストの...

会社などでも起こる社会構造の問題が、学級制度から起こっているとしたら、学級制度のあり方を考え、変えることは意義深いかも。そういえば、大学でそういうことがないのは、クラスがある学校でも、基礎ゼミ以外はメンバーを固定していないせいかもしれない。あとは、ここで出てくるスクールカーストの下位の子の多い学校ではお互いを尊重し合う状況を作っているという事実にも目を向け、解決策を柔軟に探るべきと思う。

Posted byブクログ

2014/04/29

厳然として存在するスクールカーストに言及した書。 我が身を振り返ってあるあると頷く節もあれば、少し下の世代に対しておいおいほんまかよと思わず突っ込みながら読んでしまうところもある。 声に出して笑った箇所もあったので、同世代には紹介していきたい本。

Posted byブクログ

2014/04/23

教師のインタビュー読んであーあというかガックリというかそんな気分になってもやもや。 もう学級制度や部活制度なんかなくした方がいい。 教師に運営する能力や気力がないんだから。 著者にはぜひ教師についての研究もやってほしい。

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2014/04/21

アメリカの学校ドラマにはよく学校社会内のヒエラルキー(「ジョック」「クイーンビー」)がモチーフとして登場する。当然日本の学校にも(形は違えど)そういうヒエラルキーはあるだろうし、なぜそれが研究調査の対象となることがほとんどないのだろう、と常々思っていた。本書はそのような意味で、出...

アメリカの学校ドラマにはよく学校社会内のヒエラルキー(「ジョック」「クイーンビー」)がモチーフとして登場する。当然日本の学校にも(形は違えど)そういうヒエラルキーはあるだろうし、なぜそれが研究調査の対象となることがほとんどないのだろう、と常々思っていた。本書はそのような意味で、出てくるべくして出てきた研究であり、その成果であろうと思う。日本社会においても学校内のヒエラルキーはあり、それが「スクール・カースト」という名前で呼ばれている、ということだ。 そのような意味で、ヒエラルキーやカーストが存在していた、という知見はそれほど新鮮味があるわけではない。それよりも、本書においてもっとも興味深いのは、生徒たち自身によるスクール・カーストへの意味づけと、教員によるスクール・カーストの意味づけがまったく異なっているにも関わらずそれらがズレを持ちつつも相乗的に機能した結果、スクール・カーストの構造がより強固に存在し続けてしまうという、そのメカニズムを明らかにしたことにあると思う。 生徒たちにとっては、変えることのできない確固とした「権力構造」にしか見えないスクール・カーストが、教員にとっては、「(コミュニケーション能力などの)生徒自身の能力やそれを身に付けけようとした努力の結果」として見えているというのは、非常に残酷な話だ。 このような構造的メカニズムを踏まえたうえで、著者と解説者の間でそれに対する対策に関する見解がずれている点もまた興味深い。より当事者に近い著者は、最終的には、逃げることも大切だと述べる。それに対して解説者は社会が構造的に孕む問題を解決することの重要性を指摘している。

Posted byブクログ

2014/08/14

スクールカーストという名前付けはよいが、以前からあったものであり、アメリカなどでは学校で実際にカーストに近いランク付けが存在したりする。それらを、論文形式でまとめたものを新書にまとめなおしたという感じがした。 内容は、スクールカーストとは、いじめとの関係、小・中・高等学校のそれ...

スクールカーストという名前付けはよいが、以前からあったものであり、アメリカなどでは学校で実際にカーストに近いランク付けが存在したりする。それらを、論文形式でまとめたものを新書にまとめなおしたという感じがした。 内容は、スクールカーストとは、いじめとの関係、小・中・高等学校のそれぞれのカーストと特徴、教師にとってのカースト制度、権力や風土などのまとめをしているが、今まで誰もが気が付いていたが言葉になっていないことを表した本ではないような気がした。 この手の本の問題は書き方の問題なんだろうか、それとも発想の問題なのか、自分にはわからなかった。

Posted byブクログ

2014/03/18

能力によって生徒は上中下の階層に分かれる。 教師は上の生徒に媚びる人もいる。 下の生徒はやる気がない人が多い。 上の生徒は下の生徒への指揮命令権を与えられている。 いじめさえ起きなければカースト制はあってよいと思う。 行事などは仕切る人がいなければ進まないのでしかたない。

Posted byブクログ