教室内カースト の商品レビュー
いつの時代にもあることだし、これを教師も容認し、クラス運営を円滑に行おうとしている。 円滑に行うことが生徒にためにならないこともあるのに。 生徒の自主性と各々の個性を大事にすることはすごく手間だろうし時間もかかる、でも大事なことだと思う。
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上位と下位の話だけで中間の人たちへの言及が一切ないのが惜しかった サンプルが大学生10人、教師4人(それも全員男性、20代)というのはちょっと少なすぎる気がする 教師にとってのスクールカーストが学校経営にとって欠かせないものだというのはある種しょうがない気もするが下位にいる生...
上位と下位の話だけで中間の人たちへの言及が一切ないのが惜しかった サンプルが大学生10人、教師4人(それも全員男性、20代)というのはちょっと少なすぎる気がする 教師にとってのスクールカーストが学校経営にとって欠かせないものだというのはある種しょうがない気もするが下位にいる生徒が一概に流れに身を任せている、決定意思がない、今後を生きていく力がないとしてしまうのは危険だなと思う 下位にいる人を目立たない、地味なと片付けるのは簡単だけど、コツコツの中から生まれるものや、学校以外のコミュニティでの献身が今後につながる可能性もある(それは本誌の内容とはズレるかもしれないけど) 教師側にしたらこれが本音なのかもしれないが、少し希望のある内容でもよかったのではないかなと思った
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アマゾンレビューを読むと、この本への否定的な評価はインタビューを受けている現役若手教師への非難と重なる部分が多いようだ。彼らを詰ることは容易いが、彼らが本音を吐露してくれなければ本書のいう「教師と生徒が共に認める構造としてのスクールカースト」が可視化されなかったのも事実。年長の教師らしきレビュワーは懸命に否定するが、20年以上前の評者の学生時代からそのような振る舞いを見せる教師はいたし、本書に登場する教師が取り立てて悪意ある存在とは思えない。 近頃の教師がよく使う「学級経営」という言葉がある。学級をいかにスムーズに経営するかという発想に立てば、学級内の力関係=スクールカーストという「経営資源」を活用しない手は無いだろう。手腕に乏しい教師ほどそうした力学に丸乗りしてしまう状況は容易に想像できる。そうした丸乗りを肯定するものとして、「社会の縮図としての学校は自分の立ち位置を見つけ出す場であり、社会には能力に応じた立場の強弱がある」という論理が持ち出される。この論理はまた昨今の「人間力」「コミュ力」偏重の世の中とすこぶる相性がよい。 本書に登場する教師たちが「子供らしくていい」「自分の思いを上手に伝える」と評価するカースト上位の子供たちもまた、学級内の空気を作るために日々演技に勤しみ、時に自らの意思でそこから脱落する者さえいる。いじめに発展しないまでも級友との毎日の関わりの中で自分の位置をはかり、相手の位置を操作する息がつまるような駆け引きを通してしか、世の中に出てからの自分の居場所を見出せないのなら、これほど過酷な通過儀礼は無いだろう。
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2012.12.27 推薦者:あんず(http://ayatsumugi.blog52.fc2.com/blog-entry-250.html)
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群れる行為そのものが嫌いだった。比較的、仲のいい友達はいたけど、距離は近づきすぎない様に気を使っていた。なるべくどこかに固定して属するのを避けていた。周りからは扱いが難しかったようだ。この分類上は周囲は上位に明確に属して強いリーダーシップを取ってほしかった様だが、そんな重荷はごめ...
群れる行為そのものが嫌いだった。比較的、仲のいい友達はいたけど、距離は近づきすぎない様に気を使っていた。なるべくどこかに固定して属するのを避けていた。周りからは扱いが難しかったようだ。この分類上は周囲は上位に明確に属して強いリーダーシップを取ってほしかった様だが、そんな重荷はごめんだった。と当時を思い出して読んだ。自分はどういう位置付けだったのだろうか。教師は一面しかみられていない事をもう少し自覚してもいいんじゃないか。彼らの世界が全てではないし、世の中の縮図ではない事に気がついている教師もいる気はするが
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20131230 しばらく置いてようやく読み終えた。個人的には現代の価値観の偏りが原因ではないかと思う。個人の多様性に対応した社会になれば解決できるのではないだろうか。
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意欲的な本。 詳細な調査をまとめあげられている。貴重な資料。 たかが、学校でのお話かとも思うが、当事者にとっては 大変なこと。 私達の子供時代とは状況が異なるようだ。 解決策は難しいようで、学校は3年で終わるとか、消極的 なことが書かれている。
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現場の教師の人らはいわゆるスクールカーストの最下層の生徒に対しては「自分の意見を持たずに何を考えているかわからない」「社会に出たらやっていけない」というようなネガティブな意見しか持ってないそうで。 スクールカースト最下層側の立場の教師はいないんだろか。
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生徒たちが自発的にグループ化・序列化することで,スクールカーストといういじめの培地ができあがる。その構造に,当事者へのインタビューとアンケートで斬り込んでいく。 深刻ないじめに至らない場合にも子供たちの上下関係は厳然と存在する。大人から見れば一時的だしとるに足りない問題と考えがち...
生徒たちが自発的にグループ化・序列化することで,スクールカーストといういじめの培地ができあがる。その構造に,当事者へのインタビューとアンケートで斬り込んでいく。 深刻ないじめに至らない場合にも子供たちの上下関係は厳然と存在する。大人から見れば一時的だしとるに足りない問題と考えがちだが,日々直面する子供たちにとっては大問題。それでいて上のグループにいれば幸せかというとそうでもなく,結局みんなが損してしまう。昔からもやもや感じていたことが再確認できる本だった。 主にグループ間の上下関係を扱っていて,グループ内の人間関係についてなどは今後の課題ということ。生徒や先生,保護者に向けた現時点で可能な対策もささやかながら示されていて参考になるかも。
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