SOSの猿 の商品レビュー
伊坂幸太郎さんの本で期待して読み始めたが、話のテンポがよくなくて全然物語に入り込めなかった。孫悟空が出てきたり悪魔祓いをしたりと、設定が不可解でイメージが湧かなかった。
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伊坂幸太郎らしいユニークな切り取り方や描写が好きで読み進んだけど、よくわからないファンタジーだった。読書後もあまりスッキリ感がない。読んでいる途中で、誰に見えている事なのかわからなくなり、迷子になってしまった。しっかり読解できた人の感想を読んで、私もスッキリしたい。
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ファンタジー要素あって不思議な話だけど、さくさく読める 西遊記の知識があまりなくてついていけないところがあったのと、自分の読解力のなさで分かりそうで分からないような部分もあった 時系列順に読んでみたい
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因果関係の話 孫悟空が登場して、最初何がなんだかわからない。 五十嵐の話になってなるほどってなる。 伏線がちゃんと伏線だったり、ぜんぜん違ったり、不思議な話。 面白かったけど、孫悟空の話をあんまり知らない事もあって星が3。
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突拍子のない設定でなかなか入り込めないけど、テーマは好き。 「本当に悪いのは誰か?」この作品を読んでから、他人を責めそうになったときは、この問いを自分に投げ掛ける癖がついた。
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【2023年90冊目】 「この人は天才だな」と思うなんてことは、そう稀にはない。私は伊坂幸太郎さんの作品が好きで、何作か拝読している。読んだのが随分前のことで、内容はあまり覚えていないのに、確固たる自信を持って好きな作品だと言えるものもある。 今作。主に二つの時系列で物語は進む...
【2023年90冊目】 「この人は天才だな」と思うなんてことは、そう稀にはない。私は伊坂幸太郎さんの作品が好きで、何作か拝読している。読んだのが随分前のことで、内容はあまり覚えていないのに、確固たる自信を持って好きな作品だと言えるものもある。 今作。主に二つの時系列で物語は進む。家電量販店に勤める遠藤と、生真面目な五十嵐。二人の物語が交互に進んでいき、やがて交わる。のだが、最初はどんな因果関係があるのかわからない。もちろん各所にいわゆる「伏線」か張られていて「おっ」とは思うのだけれど核心には至らない。 極めつけは「孫悟空」の登場だ。彼の登場によって物語は加速すると同時に酷く混乱することになる。二人の視点で進む話だと思ったら三人目、それも神ごとき視点が加わる。 なのに、一切読者を混乱させない。私は読解力がさほど高い方ではないので、すぐに分けがわからなくなる。だからこそ、この作品と著者のすごさに慄かされる。置いていかれることがない。小説アレルギーを少しずつ克服し始めています……!みたいな方にぜひ読んで欲しい。面白さと、自信がつくと思う。 好きなキャラクターは雁子さん。誰よりも強い。多分、語られなかった過去にいろいろあったんじゃないかと思わせられるキャラクター。スピンオフがあったらいいのにと思わせる人。 伊坂幸太郎さんは誇るべき日本の天才小説家であると、改めて思った。その理由を上手く言語化できなくて、申し訳ないと思う。精進します。
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最後までなんとなく退屈で眠くなりながら読んだ。それぞれの話が少しずつ近づいてくっつくのはよかった。 ・偶然と思われる事柄も、離れて大きな視点から眺めると、何か大きな意味がある。
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猿の話と私の話 交互に綴られていく。伊坂トリック、完全に悪で完全に善 なんてのはない、悪魔みたいな分かりやすい物のせいにすると心は楽になる。2023.1.3
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※印象的なフレーズ※ 失敗をした時、やってはいけないことをした時に人は「恥ずかしい」と感じます。そういう感情が人として、動物として、どうして必要だったのか、どうして根づいたのかが、疑問だったんです。恥ずかしさは、「見放される」という思いと結びついているのではないでしょうか。失敗したことを誰かに気づかれ、自分の能力を低く見積もられる。その結果、自分が仲間から見放されるのではないか、そう恐怖するのかもしれない。だから、言い訳をするんです。失敗を認めず、自分が役立つ存在だと主張し、もっと言えば、自分の強さを見せたくなるんですよ。恥ずかしさが、怒りの感情に繋がるんです。 引きこもりの少年、悪魔祓いをする男性、証券会社で事件の調査をする男性、それぞれの話が西遊記の話と絡み合い、進んでいくお話。全く関係なさそうな話が最後には繋がる。 伊坂さんの本は、とある事象を今まで考えたことのない角度から解説する、そういう手法がよく見られるので、毎回本を読むたびに新しい発見があります。私は伊坂さんの初期の本が好きで、オーデュボンの祈り、砂漠、アヒルと鴨のコインロッカーを読んで衝撃を受けた記憶があります。 何冊か読み進めるうちに、どことどこが伏線として繋がるのかなどある程度予想ができる様になり、初めて読んだ時ほどの感動は薄れています。でもたまに、衝動的に伊坂さんの本を読みたくなるときがある。 最近、久しぶりに読書を再開して伊坂さんの本が読みたいなと思ってこちらを借りてみました。 話の内容としては、気になって気になってどんどん読み進めてしまうという感じではなかったのですが、今回も新しいフレーズ、発見があったので、★3です。
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軽快な伊坂スパイスがちょっと少なかったけど、西遊記が物語に絡んでくるなんて・・・。毎度のことながら、伊坂さんの発想には感服だね。(^_^)v
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