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SOSの猿 の商品レビュー

3.2

527件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    133

  3. 3つ

    242

  4. 2つ

    79

  5. 1つ

    8

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2022/07/21

すごく奇想天外な物語! 孫悟空がもっともっと活躍するのかと思いきや、ぬるっと現れてそして消えていくという、なんとも煮えきらない孫悟空。なのに、不思議と物足りない感はなく結構な存在感。孫悟空としてのパーソナリティ(?)にはほとんど言及はないのは個人の持つイメージで補わせるというとこ...

すごく奇想天外な物語! 孫悟空がもっともっと活躍するのかと思いきや、ぬるっと現れてそして消えていくという、なんとも煮えきらない孫悟空。なのに、不思議と物足りない感はなく結構な存在感。孫悟空としてのパーソナリティ(?)にはほとんど言及はないのは個人の持つイメージで補わせるというところなんだと思う。 原因の原因をもとめていく、という軸がおもしろかった。

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2022/07/14

伊坂幸太郎さんの本はどんどん読み進んでしまう本と、 止まり止まりしながら、なんとか読み終わる本と分かれる。 こちらは何度も迷子になりながらなんとか読み終えた本だった。 私には合わなかった。

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2022/07/13

伊坂幸太郎ワールド全開の小説ではありましたが 読み終わっても読後感はすっきりしませんでした。 世界観はそのままですが もしかしてキャラ形成がぼやっとしてたのかも。 大体伊坂作品には「推しキャラ」が出てくるのですが 魅力的というか印象に残る登場人物がいませんでした。 今となっては...

伊坂幸太郎ワールド全開の小説ではありましたが 読み終わっても読後感はすっきりしませんでした。 世界観はそのままですが もしかしてキャラ形成がぼやっとしてたのかも。 大体伊坂作品には「推しキャラ」が出てくるのですが 魅力的というか印象に残る登場人物がいませんでした。 今となっては思い出せません。

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2022/06/28

「この本は嵐だ」と評される本作。世界観は「オーデュボンの祈り」や「あるキング」に近く感じる。感受性の豊かな青年が人の発するSOSを感じ思い悩む姿は、何となく自分と重なる気もした。漠然と人の役に立ちたい。と思った中学生の頃の僕は医療従事者として人のためになる仕事を選んでいる。 「...

「この本は嵐だ」と評される本作。世界観は「オーデュボンの祈り」や「あるキング」に近く感じる。感受性の豊かな青年が人の発するSOSを感じ思い悩む姿は、何となく自分と重なる気もした。漠然と人の役に立ちたい。と思った中学生の頃の僕は医療従事者として人のためになる仕事を選んでいる。 「SOSを発している人間を救えないと嘆いているが、そうではなく、キャッチしているだけでも十分、救いになっている。そうは思わないか。」 「家族以外の第三者が、利害関係のない誰かが、『良くなりますように』と祈ることは、誰かを助けたいと思うことは、ひどいことではないはずだから。悪いことではない。」 どこか救われた気持ちになった。 「人の気持ちを文章化しにくい。本人にだって、難しい。強いて言うには、気持ちを表現するには、絵とかじゃないかな。」 ただ絵心のない僕はどこか救われない気持ちになった。

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2022/06/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「SOSの猿」伊坂幸太郎  終盤まで物語がどう収束するのかわからず戸惑いながら読み進めた。眞人君の真意とは… 物語は人を救うということ、印象に残った。

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2022/06/04

何となくだが感じていた直感。…当たった。 自分には合っていない笑 最後は良かったんやけどね、、疲れたなこれは。 4.5 / 10点満点中

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2022/07/21

作者、伊坂ファンからも不評である作品ということは既知ではあった。 それでも、やはり読みやすく十分と言っては失礼だが十分楽しめた。 伊坂幸太郎が本当に面白いと思ったものを集めた『小説の惑星オーシャンラズベリー編』で悟浄歎異 中島敦の作品を選んでいたが多少は影響を受けているのかなと思...

作者、伊坂ファンからも不評である作品ということは既知ではあった。 それでも、やはり読みやすく十分と言っては失礼だが十分楽しめた。 伊坂幸太郎が本当に面白いと思ったものを集めた『小説の惑星オーシャンラズベリー編』で悟浄歎異 中島敦の作品を選んでいたが多少は影響を受けているのかなと思うといいスパイスになった。 解説より自分が単行本ではなく文庫本を読む理由が一つわかった 他の作品が面白いから出来としては劣るけど全然あり! マリアビードル、AXに近づいた!

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2022/05/19

伊坂さんの言葉で、伊坂さんの登場人物だなという感じ。よく言われている第二期の肩透かし小説らしいがまあ確かにもやっとふわっと終わるタイプにはなるのだろうか。鋭利な、結び目のような終わり方ではなくて様々な要素から重みや深さが増したものがふわふわずんずんと軽くなり、弾けることはないけれ...

伊坂さんの言葉で、伊坂さんの登場人物だなという感じ。よく言われている第二期の肩透かし小説らしいがまあ確かにもやっとふわっと終わるタイプにはなるのだろうか。鋭利な、結び目のような終わり方ではなくて様々な要素から重みや深さが増したものがふわふわずんずんと軽くなり、弾けることはないけれども軽く上に広がるような終わり方。 所々に入る「伊坂さんの言葉の」ユーモアがたまらない。これこれ、とも思うし、ついくすりともしてしまう。 前に読んだ時は間隔を開けすぎて物語をまとめられなかったが、2日で読んでもどこか曖昧模糊としている。何もかも不確定みたいだ。確かに後味はもやっとするがそれはまだ私が未熟なせいな気もする。

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2022/02/12

関係ないようなこともどっかで繋がってたり自分の考えてることが世界のどこかでは起きてたり、そんなことがあるのかもしれないと思えた。いいなあと思う言葉にたくさん出会えた。落胆は期待しているからこそ生じる。落胆することにマイナスイメージしかもっていなくて、うまくいかないことがあるたびに...

関係ないようなこともどっかで繋がってたり自分の考えてることが世界のどこかでは起きてたり、そんなことがあるのかもしれないと思えた。いいなあと思う言葉にたくさん出会えた。落胆は期待しているからこそ生じる。落胆することにマイナスイメージしかもっていなくて、うまくいかないことがあるたびに落ち込んでいたけど自分は落胆できるほど期待していた、と思えると救われるなあと思った。伊坂幸太郎の本は読むたびに新しい考え方に出会えて、自分を少し好きになれます。これからもずっと読み続けたい

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2022/02/06

最初は読み進めづらかったが、途中から二つの物語が繋がり出して引き込まれた。物語の展開が面白い。 誰かのSOSに過敏に反応して自分の無力さに嘆くより自分の出来ることをやれれば良いやという気楽な気持ちを持ちたいな。

Posted byブクログ