江神二郎の洞察 の商品レビュー

有栖川有栖【著】

2013/04/06

アリスが英都大学で江神さんと出会い、マリアがEMCに入るまでの1年間を描いた短編集。

作家アリスにはない、青春小説のような雰囲気が楽しめる。
書かれた時代が違うのもあるけれども、学生アリスは作家アリスより強気な感じも良い。

2013/04/03

旧知の友人に再会した気分。
このシリーズよく読んだな～～、の久々の短編集。
やっぱり好きです、江神さん。

2013/03/21

私が有栖川有栖作品を読み続けてる理由は一重にキャラ萌えが最たるところなのだけども、中学生のはじめ、双頭の悪魔を読了したとき、ぼんやりとゆりうごかされた「大学」への憧れを、それを卒業するに際してまざまざとおもいおこし、ああ、この星いつつはわたしだけの星いつつなのだなあ、叶うなら、叶うなら大学一年生の春、とびきりのイケメンの落した「虚無への供物」からはじまるめくるめくオレンジデイズを取り戻したく、春…。

2013/03/16

やっぱりこのシリーズが１番好き。
読み終わるのがもったいなく感じました。

また月光ゲームから再読してみよう。

あと長編１冊、短編集１冊といわず、もっともっと読みたいです。

2013/12/17

学生アリスシリーズ5作目。
アリスが英都大学に入学してからマリアがEMCに入部するまでの1年間を、移り行く季節と共に描いた短編集です。
何をするにも全力で楽しむ大学生のノリがいい。汚い下宿にお菓子や料理やお酒を持ち寄って夜通しミステリ談義なんて、本当に楽しそう。いつも学生アリスを読むとこんな学生生活いいなぁ憧れだなぁと思います。
アリスの江神さんに向ける憧れとか尊敬とかがキラキラしててまぶしかった。
お気に入りは他のアンソロで既読だったけど「開かずの間の怪」。珍しくウキウキしてる江神さんがかわいい。アリスが駅で耳にした会話から物語が展開する「四分間では短すぎる」も面白かった。先輩達の優しさが泣ける。アリスはいい先輩をもったなぁ。「月光ゲーム」再読したくなりました。
学生アリスはキャラクターの楽しいやり取りももちろん魅力なのですが、どこか少し影を落とすような重い雰囲気もあって、それは江神さんが時々見せる憂いを帯びたような雰囲気のせいもあるのかなと思ったり。
今回「除夜を歩く」でそういう雰囲気がちらっと垣間見えて、江神さんは一体どんな秘密を抱えているんだろうか、より江神二郎というキャラクターに惹かれるようになりました。
大好きなシリーズなのにあと2作で完結だなんて寂しい。

2013/03/08

アリス入部からマリア入部までの1年間の軌跡です。
非日常的なクローズド・サークルでの大がかりな冒険＆本格推理が売りの長編とはまた違った魅力のある短編が揃ってます。
殺人事件解決からちょっとした謎説きまできれいにまとめてあるところはさすがだなと思いました。

EMCの日常を垣間見ることができる1冊です。

さて月光ゲームは実家に置いたままだったっけ…読み直さないと（笑

2013/02/13

アリスの入学からマリアのEMC入部までの一年を時系列に並べて構成された短編集。
収録されている物語は日常の謎から殺人事件までとミステリーのふり幅も広く、またミステリ談義に花を咲かせるEMCらしい物語もあり、実に幅広く楽しめる短編集となっていました。
学生アリスシリーズは学生らしいどこかほのぼのとした雰囲気が流れている物語で好きだったので、あと2作品で終わってしまうのは残念です。
しかし、アリスたちの時間は確実に流れているのでしょうがないのでしょうね…。

2013/02/08

学生アリスの短篇集。
国産ミステリの中では一番好きなシリーズ。ゆっくりじっくり堪能しました。近いうちにまた『月光ゲーム』から再読したいと思います。

2013/02/05

初出ではないものもあったが、長編と長編の間を埋める短編を時系列的に読んでいくと、アリスの大学一年は、こういう風に過ぎていったのかと、しみじみと感じ入った。

長編の内容で、細かい所はかなり忘れてしまっているので、また読んでみようかと思う。

2013/01/31

久々の江神シリーズ。短編集で読みやすかった。何せ他のを読んだのが相当昔なので、今後また読んでみたくなってきましたわ。