江神二郎の洞察 の商品レビュー
待望の江神シリーズ短篇集。EMCホント好きだなあ。既読は半分くらいだったけどすごく懐かしい…それこそ大学時代に頑張って探して読んだクチです。このミステリ談義とか推理合戦のくだらなさと真剣さが大学生ってかんじで大好き。描き下ろしの除夜を歩くで、それまでの話を拾ってたりするのも楽しか...
待望の江神シリーズ短篇集。EMCホント好きだなあ。既読は半分くらいだったけどすごく懐かしい…それこそ大学時代に頑張って探して読んだクチです。このミステリ談義とか推理合戦のくだらなさと真剣さが大学生ってかんじで大好き。描き下ろしの除夜を歩くで、それまでの話を拾ってたりするのも楽しかったな。四分間~の先輩方の連携と優しさもいいなあ。本編と短編があと1冊ずつかあ…。未収録2編は50円玉20枚とモチさんのだよね?残り2冊、早く読みたいけど読みたくない…!
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江神シリーズ初短編集。9編。デビュー作である「月光ゲーム」の後日譚や「孤島パズル」に登場するマリアとの出会いの話などあってそれなりに楽しめました。ただ、新本格のお約束は健在で、トリックそのものは「ご苦労さん」って感じでしょうか。
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江神シリーズ短編集。時系列としては、「月光ゲーム」の前後です。ちらりと「月光ゲーム」の話が出るので、先に読んでおくほうがよいかもしれません。 お気に入りは「開かずの間の怪」。かなり盲点のとんでもないトリックに加え、少しばかり残る気味の悪さが個人的に大好き。何もかもが解明できるとは...
江神シリーズ短編集。時系列としては、「月光ゲーム」の前後です。ちらりと「月光ゲーム」の話が出るので、先に読んでおくほうがよいかもしれません。 お気に入りは「開かずの間の怪」。かなり盲点のとんでもないトリックに加え、少しばかり残る気味の悪さが個人的に大好き。何もかもが解明できるとは限りませんよね。 「蕩尽に関する一考察」もいいなあ。確かに皮肉な名探偵の宿命と言えるようなものはあると思うけれど。それも覆すことは不可能じゃありませんよね。
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今作を読んだその日に、月光ゲームを買い直しました\(^o^)/売ってない筈なのにどこ行った/(^o^)\ほげー 学生アリスファンには堪らない短編集です。江神部長が落とした「虚無への供物」をきっかけに、アリスが愉快なミステリ仲間(三人だけど、笑)の集う推理研に入部した経緯や、彼等...
今作を読んだその日に、月光ゲームを買い直しました\(^o^)/売ってない筈なのにどこ行った/(^o^)\ほげー 学生アリスファンには堪らない短編集です。江神部長が落とした「虚無への供物」をきっかけに、アリスが愉快なミステリ仲間(三人だけど、笑)の集う推理研に入部した経緯や、彼等が遭遇した事件の数々が時系列で描かれています。そして、最後には紅一点のマリアも加入。これは…面白くない筈がないじゃないのおおお\(^o^)/ありがとう有栖川先生! 日常の謎が殆どですが、薀蓄やハチャメチャな推理展開も読み応えがあって嬉しい♪ オチやトリックは見当も付けやすいので、謎解き物としては少し物足りなさを感じるかもしれませんが、部長の名探偵っぷりとその他三人の奔走っぷりは見ものです。 長編でも楽しいモチさんと信長のやり取りですが、短編では更に楽しめました(*^^*)そして部長は相変わらず謎めいてて素敵!(笑) 彼等のほのぼのした交流や、月光ゲーム以後の先輩たちの後輩アリスへの心配り、そして何よりキャラ達を通して描かれる有栖川先生のミステリへの愛をひしひしと感じられる作品です(*^^*) 私、有栖川作品読む度に毎回言っちゃうんだけど、今回もご多分に漏れず言っちゃうんですが(笑)、有栖川先生の作品にはミステリ愛が溢れてて、たまに本気で泣きそうになる位、嬉しくなるんですよね(実話(笑)。 キャラの口を介してだったり、後書きだったり、作品そのものだったり、とにかく色々な所に愛があるような(*^^*)どうでしょう 「古臭い?リアリティに欠ける?それでいいじゃないの、ミステリーだもの」 って言い切っちゃうような潔さを感じます(笑)。 そうよ!これがミステリーよ!と鼻息荒く同意して、学生アリスも次がラストか…早く出て欲しいけど終わって欲しくない…と身悶えながら読み終わったのでした\(^o^)/
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+++ その人の落とした『虚無への供物』が、英都大学推理小説研究会(EMC)入部のきっかけだった―。大学に入学した一九八八年四月、アリスは、江神二郎との偶然の出会いからEMCに入部する。江神、望月、織田とおなじみの面々が遭遇した奇妙な出来事の数々。望月の下宿でのノート盗難事件を描...
+++ その人の落とした『虚無への供物』が、英都大学推理小説研究会(EMC)入部のきっかけだった―。大学に入学した一九八八年四月、アリスは、江神二郎との偶然の出会いからEMCに入部する。江神、望月、織田とおなじみの面々が遭遇した奇妙な出来事の数々。望月の下宿でのノート盗難事件を描く「瑠璃荘事件」をはじめ、アリスと江神の大晦日の一夜を活写する「除夜を歩く」など、全九編収録。昭和から平成への転換期を背景に、アリスの入学からマリアの入部までの一年を瑞々しく描いた、ファン必携のシリーズ初短編集。 +++ アリスの大学入学から、マリアの推理小説研究会入部までの一年の短編集であるが、大学生としてはどうか判らないが、推理研究会的にはとても濃い一年である。江上さんに焦点があてられているので、彼の人となりや名探偵ぶりはよく判るのだが、相変わらず謎の部分が多く、そこを知りたかったのに、と物足りなく思わなくもない。この洞察力・推理力の素晴らしさは、彼の謎に何か関係しているのだろうか。いつか解き明かしてくれるんですよね、有栖川さん?とお訊ねしたくなる一冊である。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
発売日当日にゲットしましたが、やっと読了しました^^ 長編だと続きが気になると一気に読んでしまう のですが、短編だとなんだかんだと一ヶ月 かけてチマチマと読んでしまった。 あとがきで、「やけた線路の上の死体」が 有栖川先生のデビュー作だったのですね〜! 最初、自分のその時の気分で、短編をパラパラと しかもちょっと気分乗らなくなったら 違う話を並行して読んだりしてたのですけど あ、これは時系列順だ!と気付き、 途中から順番に読み始めました。 88年、昭和が平成に変わろうとしている 師走…当時小学2年位だった自分は 世論にとんと疎かったので… 人々はこんな感じだったんだ、 学生達もこんな風に感じていたんだなと 逆に新鮮(不適切な表現ではありますが) でありました。 昭和天皇が病気だということは理解していましたが…。 アリスはちょうど自分と12歳違うので 酉年なんだなあ〜とか、親近感が^^ 江神さんは、ず〜っと上ですね^^; 最初に読んだのが、女王国の城で、江神さんにお姫様だっこされた 女の子…そして王子様だと思ってしまった過程、 この時代だと私もその位の年齢なんですよね〜 重ね合わせてしまったのは言うまでもなく…! そのときから、江神ストです♡ ← 江神さんシリーズ=学生アリスシリーズは 2011年に読みました。 作家アリスシリーズは、高校時代にハマっていた のですが、学生アリスは未読だったのですよね。。 約10年ぶり位に出戻りということに^^; そしてこの、メンバーの掛け合いも面白く、 こんな仲間とか先輩がいれば良いなあと 夢もありつつ(*^o^*) やりとりに吹き出すこともしばしば^^ そんなこんなで、今回は長く書いてしまった。 最終5巻ともう一つの短編も楽しみであります…!
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学生アリスの短編集。収録されている短編のうち『桜川のオフィーリア』だけ掲載時の記憶があるけど、後はもう新作に近い印象。たとえそれが80年代に書かれたものだとしても(苦笑)。 作家アリスシリーズと比較すると学生アリスの方が純粋にロジックを楽しめるので、ワタシはこちらの方がお気に入...
学生アリスの短編集。収録されている短編のうち『桜川のオフィーリア』だけ掲載時の記憶があるけど、後はもう新作に近い印象。たとえそれが80年代に書かれたものだとしても(苦笑)。 作家アリスシリーズと比較すると学生アリスの方が純粋にロジックを楽しめるので、ワタシはこちらの方がお気に入り。27年越しでまとめられた短編集なので読み終わってしまうのがもったいなく感じられ、結果的に3日もかけてしまった。ああ、終わっちゃった。仕方ない、学生アリスの長編を読み返すことにしよう。
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【収録作品】瑠璃荘事件/ハードロック・ラバーズ・オンリー/やけた線路の上の死体/桜川のオフィーリア/四分間では短すぎる/開かずの間の怪/二十世紀的誘拐/除夜を歩く/蕩尽に関する一考察
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念願の短編集。念願のやけた線路の上の死体が読めた。久しぶりに本格を読んだな、という感じ。短編だけどどれも読み応えあり。 2012/11/25
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学生アリスシリーズの短編集。 アリスが推理小説研に入部してからマリアが入部するまでの1年間に起きた話を時系列で並べてある。 学生の日常なので奇妙な出来事系の話が多く、青春小説的な甘さに少々照れるものの、登場人物たちの(そして作者の)ミステリ愛が微笑ましく楽しい。 ベストは「九マイ...
学生アリスシリーズの短編集。 アリスが推理小説研に入部してからマリアが入部するまでの1年間に起きた話を時系列で並べてある。 学生の日常なので奇妙な出来事系の話が多く、青春小説的な甘さに少々照れるものの、登場人物たちの(そして作者の)ミステリ愛が微笑ましく楽しい。 ベストは「九マイルは遠すぎる」へのオマージュ「四分間では短すぎる」。 あとがきによるとこのシリーズは長編5作で終わりらしいので、残りあと1作か。待ち遠しいような終わるのが惜しいような。
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