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江神二郎の洞察 の商品レビュー

3.9

111件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    36

  3. 3つ

    27

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2013/07/25

「瑠璃荘事件」 「ハードロック・ラバーズ・オンリー」 「やけた線路上の死体」 「桜川のオフィーリア」 「四分間では短すぎる」 「開かずの間の怪」 「二十世紀的誘拐」 「除夜を歩く」 「蕩尽に関する一考察」 アリスの入部からマリアの入部まで。 月光ゲームの前後あたりの話。 桜川...

「瑠璃荘事件」 「ハードロック・ラバーズ・オンリー」 「やけた線路上の死体」 「桜川のオフィーリア」 「四分間では短すぎる」 「開かずの間の怪」 「二十世紀的誘拐」 「除夜を歩く」 「蕩尽に関する一考察」 アリスの入部からマリアの入部まで。 月光ゲームの前後あたりの話。 桜川のオフィーリアと四分間では短すぎるが好き。

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2014/07/24

「学生アリス&江神部長シリーズ」初の短編集です。 【やけた線路の上の死体】はアリバイ崩しの本格ものですが、その他の短編は日常の謎や推理遊びがテーマとなっています。シリーズ長編のような本格推理を期待すると肩すかしを喰らうと思います。 また、キャラクターで読ませている部分もあるので、...

「学生アリス&江神部長シリーズ」初の短編集です。 【やけた線路の上の死体】はアリバイ崩しの本格ものですが、その他の短編は日常の謎や推理遊びがテーマとなっています。シリーズ長編のような本格推理を期待すると肩すかしを喰らうと思います。 また、キャラクターで読ませている部分もあるので、出来れば前4作を先に読むことをお薦めします。

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2013/07/04

江神さんには火村さんとはまた違った魅力があるなー。大学という環境と、昭和と平成の間という時代と、京都という土地と、どれも得られないからこそ余計に惹かれる。あとはミス研ならではのミステリー談義がとても楽しいです。筆者の脳内をダイレクトに覗けるようで。

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2013/06/22

瑠璃荘事件 / 「メフィスト」2000年9月号 望月の下宿でおきたノート盗難事件の謎を解く。 ハードロック・ラバーズ・オンリー / 「小説新潮」1996年7月号 アリスが街中で知り合いを見かけ、声をかけるが相手は無視して通り過ぎてしまった。その理由は? やけた線路の上の死体 ...

瑠璃荘事件 / 「メフィスト」2000年9月号 望月の下宿でおきたノート盗難事件の謎を解く。 ハードロック・ラバーズ・オンリー / 「小説新潮」1996年7月号 アリスが街中で知り合いを見かけ、声をかけるが相手は無視して通り過ぎてしまった。その理由は? やけた線路の上の死体 / 『無人踏切』1986年 望月の和歌山の実家にEMCメンバーが訪れる。そこで見聞した殺人事件の謎を解く。著者のデビュー短編。 桜川のオフィーリア / 「ミステリーズ!vol13」2005年10月 EMCの創部メンバー・石黒が過去に経験した同級生の死亡事故。その時に撮られた写真の謎を解く。 四分間では短すぎる / 「小説新潮」2010年9月号 アリスがたまたま利用した公衆電話で耳にした、左隣の男が口にした言葉。その意味をEMCメンバーが推理する。 開かずの間の怪 / 「野性時代」1994年1月号 織田が持ち込んだ怪談、廃病院の開かずの間に出る幽霊の謎に江神・望月・アリスの3人が挑む。 二十世紀的誘拐 / 1994年8月号 望月と織田が師事する教授宅で起こった絵画盗難事件の謎を解く。 除夜を歩く / 書き下ろし 2012.7 大晦日の夜、望月が書いた推理小説をアリスが推理しつつ、江神とのミステリ談義に花を咲かせる。 蕩尽に関する一考察 / 「ミステリーズ!vol01」2003年6月 織田たちが贔屓にしている古本屋の親爺さんが、最近羽振りよく金を使い始めた理由をEMCメンバー探る。この事件が元で、マリアがEMCに入部する。

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2013/06/02

マリアが合流するまでの1年間を描いた短編集。相変わらず、独りよがりの推理が多く、もうアリスは限界かなぁ。

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2013/05/08

江神二郎シリーズの短編集。 まだマリア入部前で最後に入部するキッカケの出来事が描かれている。 「除夜を歩く」が一番面白かった。ミステリについて語り合う内容がマニアックで良い。 他の作品も小粒感はあるものの十分に面白いが、長編の方が似合うと思う。

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2013/04/24

江神センパイが好きすぎるので☆は5つ。 マリアが入部してくるまでの短編が時系列に並んでいて嬉しい限り 単行本になったら絶対買う!! 江神センパイの優しい物静かな雰囲気が大好きです

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2013/04/19

火村シリーズは短編の方が好きだ。江神さんシリーズはどっちかというと長編の方が好きか。火村シリーズと江神さんシリーズは後者の方が好きかなぁ。この学生が故の「やわらかい」雰囲気が好き。 長編「月光ゲーム」前後の時間を埋める本作、彼らの日常が描かれとても楽しく面白かった。 飲み会のくだ...

火村シリーズは短編の方が好きだ。江神さんシリーズはどっちかというと長編の方が好きか。火村シリーズと江神さんシリーズは後者の方が好きかなぁ。この学生が故の「やわらかい」雰囲気が好き。 長編「月光ゲーム」前後の時間を埋める本作、彼らの日常が描かれとても楽しく面白かった。 飲み会のくだりでジュースなのは、やはりそうしないといけなかったのかな。 「瑠璃荘事件」は江神さんとの出会いが描かれており、非常に興味深い。 「開かずの間の怪」はミステリーとしては良かったけど、オチにややガッカリ。 書き下ろし「除夜を歩く」は、作中作の馬鹿馬鹿しいとこきおろされているが、トリック分からなかった。 基本的に、ハードカバーを回避して、文庫待ちのスタンスだけど、本作は買って良かったかな。

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2013/04/14

長老こと江神二郎はじめとした英都大学の推理小説研究会メンバーが活躍する、学生アリスシリーズの5作目となる短編集。 長編作品のような旅行中に起きる殺人事件ではなく、大学生活の中で起きる日常の謎を解き明かしていきます。 『月光ゲーム』の前後の時期のエピソードで、新メンバー有馬麻里亜が...

長老こと江神二郎はじめとした英都大学の推理小説研究会メンバーが活躍する、学生アリスシリーズの5作目となる短編集。 長編作品のような旅行中に起きる殺人事件ではなく、大学生活の中で起きる日常の謎を解き明かしていきます。 『月光ゲーム』の前後の時期のエピソードで、新メンバー有馬麻里亜が推理研究会に入部する話を含む、9話が収録され、ファンには必読の一冊です。

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2013/04/10

図書館より。 徹夜して読んでしまった。 ミステリとしては小粒なものばかりだが、そつのなさは相変わらず。 それよりも、江神シリーズを追いかけてきたひとにとっては感慨深い一冊なのではないだろうか。 今の時代からだいぶ隔たってしまったころなので、時折むかし懐かしい単語(公衆電話!下宿...

図書館より。 徹夜して読んでしまった。 ミステリとしては小粒なものばかりだが、そつのなさは相変わらず。 それよりも、江神シリーズを追いかけてきたひとにとっては感慨深い一冊なのではないだろうか。 今の時代からだいぶ隔たってしまったころなので、時折むかし懐かしい単語(公衆電話!下宿!銭湯!カセットテープ!)が出てくるのはご愛嬌。 京都になじみの薄い人が読んだら、ローカルすぎるだろ、というくらいにまで細かく地名や駅名が書いてあるところも、京都生まれのミステリなのだな、というかんじ。 大学周辺や、モチさん、信長の下宿のあたりの描写も克明で、よくD大周辺をうろついている身としては、ああ、あのへんか、となんとなく道や場所や環境が脳裏に浮かび、なかなかたのしかった。 「除夜を歩く」は、発刊当初ずいぶん一部で騒がれていたが、そんなに大騒ぎする内容かどうかは疑問視。 ただ、ずっと江神さんに近付きたくてウロウロしていたアリスくんが、ようやくここにきて、作者によって「そのチャンス」を得て、一生懸命先輩にくっついて歩いている様子が思い浮かび、かわいらしかった。けなげだ。 作中では、全編通して、「月光ゲーム」のもたらした陰が、アリスにさしかけられている。 事件そのものは「月光ゲーム」で収束しているけれど、その体験者であるアリスが、その体験を内面化・消化していく心の動きが、じつに半年間をかけて描かれている点に、作者のミステリ・探偵に対する考えの一端が見えているような気がした。 読者にとっては終わりでも、生き残った人間にとっては、裏表紙の向こうに事件が続いているのだな。 「開かずの間の怪」は、はじめて有栖川作品でホラーっぽいものを読んだ気がする(あ、、暗い家とかもそうだったかな。) このひとは、とても文章が上手いけれども、臨場感と恐怖感を際立たせる恩田陸のようなそそり方は不得手のようだ。畑が違うから比べても仕方ないか?

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