私にふさわしいホテル の商品レビュー
主人公のパワーがすごい! 良い意味で強烈。 次の展開が読めなくて持ってかれる。 登場人物全てが愛おしい。
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「どうせ盗むなら、売れっ子以外の本もちゃんと盗め!口惜しかったら自分が本当に欲しい本探して盗め!犯罪者のくせして、世の中のものさしに従ってんじゃねえよ!」(有森樹李) 中島加代子の「売れたい!賞が欲しい!」ってパワーがハンパない。佳代子も東十条先生も読み進めていく内にどんどん...
「どうせ盗むなら、売れっ子以外の本もちゃんと盗め!口惜しかったら自分が本当に欲しい本探して盗め!犯罪者のくせして、世の中のものさしに従ってんじゃねえよ!」(有森樹李) 中島加代子の「売れたい!賞が欲しい!」ってパワーがハンパない。佳代子も東十条先生も読み進めていく内にどんどん素敵なキャラクターになっていく。 また実際の作者さんたちが出てきて面白い。 作中、「どこかに「木」が入ると売れる。」と話があったけど柚木麻子さんも意識して付けたのかなとふと思った。
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加代子のパワーにぐいぐい引っ張られる。加代子強すぎ!演技力ありすぎ!口悪すぎ!執念深すぎ!怖っ!物語に現役の作家さんが登場するのも面白い。
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作家が描く、出版界のドロドロ下剋上の世界。 勝ち上がっていくためには手段を選ばない新人女性作家の加代子。 物語の展開が早く、コメディータッチでどんどん進んでいく。小説好きには堪らない、作家と編集者の関係や出版界のウラ事情が覗ける。有名作家が脇役として実名で登場するのも面白い。 が...
作家が描く、出版界のドロドロ下剋上の世界。 勝ち上がっていくためには手段を選ばない新人女性作家の加代子。 物語の展開が早く、コメディータッチでどんどん進んでいく。小説好きには堪らない、作家と編集者の関係や出版界のウラ事情が覗ける。有名作家が脇役として実名で登場するのも面白い。 が、逆にこれを読んだら夢が砕けちゃう人もいるかもねー(笑) 編集者側からでなく、作家からの目線でないと描けない出版業界ストーリーでした。 「もちろん、君を嫌う人もいるだろう。でも、本を愛する彼らこそが、君の居場所を作ってくれているんだよ。」 2018/02
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タイトルや表紙に騙され 序盤からの急展開にギョッ。 そうだったこの筆者はえげつない女描かせたら天下一品なんだった。 不思議な爽快感さえ感じさせる 虚実混交の文壇暴露小説。 【図書館・初読・2月16日読了】
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図書館で借りたもの。 若手女性作家があの手この手でのし上がっていく物語。 『スポットが当たらなかったら、スポットの前に飛び出せばいい。 そう、それが成功する最速のルール』 樹李と大御所作家・東十条の対決が笑える。 時には敵対し、時には共闘したりしていつの間にかよい友人に。 だ...
図書館で借りたもの。 若手女性作家があの手この手でのし上がっていく物語。 『スポットが当たらなかったら、スポットの前に飛び出せばいい。 そう、それが成功する最速のルール』 樹李と大御所作家・東十条の対決が笑える。 時には敵対し、時には共闘したりしていつの間にかよい友人に。 だんだんと樹李が変わっていく様子が怖かった。 敵にまわしたくないタイプ。 ほんわかした表紙のイラストとは違って、なかなか毒のある話だった。 本当の作家さんがたまに出てくるので(朝井リョウ、宮木あや子など)妙にリアル。
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第一話を読んで、コミカルな奮闘記なのか~と思っていたら加代子が成功していくにつれ作家の業?みたいなものも漂ってきて、ただ単に笑える話ではなかったです。若干の痛々しさがあるというか。 加代子の執念深さがすごいですね。作家という職業に対してだけでなく、人に対しても。ここまでないと作家...
第一話を読んで、コミカルな奮闘記なのか~と思っていたら加代子が成功していくにつれ作家の業?みたいなものも漂ってきて、ただ単に笑える話ではなかったです。若干の痛々しさがあるというか。 加代子の執念深さがすごいですね。作家という職業に対してだけでなく、人に対しても。ここまでないと作家なんてやれないのかな。 朝井リョウがちょろっと出てきたのには笑えました。加代子と老作家先生との関係性も良かったです。
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2017/12/30読了 怒りというか心のエネルギーで満ち溢れてる作品!こういう作品がとっても好き。小説家になるため野望を抱いた女の子の果て。 初めの頃は純粋な欲望に包まれていたのに、いつの間にか色んなものに影響を受けて、その野心を忘れて、また思い出して、忘れて。一人じゃその...
2017/12/30読了 怒りというか心のエネルギーで満ち溢れてる作品!こういう作品がとっても好き。小説家になるため野望を抱いた女の子の果て。 初めの頃は純粋な欲望に包まれていたのに、いつの間にか色んなものに影響を受けて、その野心を忘れて、また思い出して、忘れて。一人じゃそのまま作家にもなれず、なれても消えてたんだろうなぁ。 個人的に好きな要素はその怒りのようなエネルギーと、老年の文学大御所との友情、編集者との恋愛とも友情とも仕事関係とも言えないのにある意味それらよりも近いあの距離感。あー好き。
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文学賞の新人賞をとった不遇の新人作家加代子の奮闘記。 エンタメコメディ小説。 読みやすいけど、主人公が好きになれず、また設定も無理矢理な感じで面白くなかった。 ドタバタな感じが、今の私には合わなかった様です。 残念。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(2017/12/7読了) アラサー女子のサクセスストーリー。のし上がり方がかなり強烈、ありえないやり方ばかり。思えば柚木作品の女性たちって、かなり個性的だなぁ。 夢を叶えること=満ち足りた人生ではない。 周りの人たちに散々迷惑かけても憎めない主人公。特に男性たちからはかなり見守られてる。なぜ? もし、彼女が実在したら、私は関わりたくないけどね。 (内容) 「元アイドルと同時受賞」という、史上最悪のデビューを飾った新人作家・中島加代子。さらに「単行本出版を阻止される」「有名作家と大喧嘩する」「編集者に裏切られる」etc.絶体絶命のトラブルに次々と襲われる羽目に。しかし、あふれんばかりの野心と、奇想天外なアイデアで加代子は自分の道を切り拓いていく―。何があってもあきらめない不屈の主人公・加代子。これぞ、今こそ読みたい新世代の女子下剋上物語。 (目次) 第一話 私にふさわしいホテル 第二話 私にふさわしいデビュー 第三話 私にふさわしいワイン 第四話 私にふさわしい聖夜 第五話 私にふさわしいトロフィー 第六話 私にふさわしいダンス
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