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私にふさわしいホテル の商品レビュー

3.7

142件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    44

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2017/06/10

文学新人賞を受賞した加代子は、憧れの小説家になれるはずだったが、同時受賞した元アイドルに話題をかっさわれて二年半。バイトで稼いだお金で、文豪たちが缶詰になるホテルに泊まった。文学編集者の遠藤先輩が訪ねてきた。上の階で大御所小説家の東十条宗典が執筆中と訊いて… 最初は、楽しく...

文学新人賞を受賞した加代子は、憧れの小説家になれるはずだったが、同時受賞した元アイドルに話題をかっさわれて二年半。バイトで稼いだお金で、文豪たちが缶詰になるホテルに泊まった。文学編集者の遠藤先輩が訪ねてきた。上の階で大御所小説家の東十条宗典が執筆中と訊いて… 最初は、楽しく読んでたと思う。だけど、だんだん手段を、選ばない加代子になんだか嫌な気持ちになってきて、さいこのほうはダメだったなぁ。 無名の小説家って辛いかもしれないけど、こんなに手段じゃないと売れないの?みたいな。 悔しかった気持ちはよく分かるけど、ちょっと強引過ぎて無理。 2017.6.10 読了

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2017/03/28

売れる作家になることを目指して、がむしゃらなガッツと機転とハッタリと…で、のし上がっていく話。同じ頃から痛々しくて応援しきれなくなっていたのだけど、ラスト、遠藤ともども少し楽になったのが救いかな。

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2017/02/16

どんな困難も全力で体当たりしてく樹李が最高!!最初から最後までフルパワーで面白かった。 元気をもらうってこういうことか。

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2017/01/09

ホテルを舞台にした作家や編集者たちの物語、連作6話。柚木麻子さんの「私にふさわしいホテル」、2012.10発行です。「アッコちゃん」ほどには心が躍らないけど、ほどほどには面白かったですw。当然のことですが、主人公のキャラは小説の面白さを大きく左右しますね!

Posted byブクログ

2016/12/07

小説家を目指すアサラー女子の波乱万丈!?な成り上がり物語。 主人公の中島加代子こと有森樹李(もしくは相田大樹)と、大学の演劇部の先輩で、大手出版社の編集者の遠藤先輩と、ベテラン作家の東十条先生との関係がおもしろい。

Posted byブクログ

2016/10/28

初柚木さん。主人公もいいけど東十条がいい。これ、大丈夫だったんでしょうか(笑)。ぜひとも実写で観てみたい。無理かな? 主人公がじたばたもがいて、周りの人まで引きずり落としてしまう様が気の毒であり痛快でもあり。面白かった!!!

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2016/09/26

生き字引…でもカッコいい…でも笑える重鎮、、流石の東十条先生♪。パロりながら、実は深いキレきれ…作家の性と出版業界物語♪。

Posted byブクログ

2016/08/25

楽しくはあるのだけど、ちょっとやり過ぎの感があって引いてしまいました。 作家と編集者の関係はこちらからは伺い知ることが出来ず、なにか思いがあるのでしょうかね。 なにか内輪ネタを聞かされたような気持ちになりました。

Posted byブクログ

2016/08/14

物語について、誰よりも横から上から矯めつ眇めつ考え抜き知り尽くしているのが言うまでもなく作家という業深い人種なのだろうけれど、それが為にネタベタメタのループに自ら囲い込まれて「ちびくろサンボ」の虎のように口溶け良く蕩けるバターに程よくスパイスを効かせ親しみやすいパッケージに閉じ込...

物語について、誰よりも横から上から矯めつ眇めつ考え抜き知り尽くしているのが言うまでもなく作家という業深い人種なのだろうけれど、それが為にネタベタメタのループに自ら囲い込まれて「ちびくろサンボ」の虎のように口溶け良く蕩けるバターに程よくスパイスを効かせ親しみやすいパッケージに閉じ込めたお菓子のような作品を器用に書いてみせられるのだろう。そして自分のようにこの作品を「つまらない」と思う読者がいることもあらかじめ熟知し(ご丁寧につまらない理由まで本作に書き込まれている)、同時に「面白い」と思ってくれる読者層に支えられていることも良く解っていらっしゃるご様子。恐らく上記ループに閉じこもった己を解き放つ「風船の栓」のようなものを本作中で「イノセンス」と表現しているのだろうと思う自分は、柚木氏の「イノセンス」が前面に出た作品をこそもっと読みたい。

Posted byブクログ

2016/07/29

作家志望の中島加代子,大学のサークル仲間で編集者の遠藤,一応大御所作家の東十条宗典らが繰り広げる物語だが,加代子が相田大樹,有森樹季と名前を変えて賞を取って成長している過程での,ドタバタ悲喜劇が面白かった.「氷をめぐる物語」「おばあちゃんとリツイート」「魔女だと思えばいい」が加代...

作家志望の中島加代子,大学のサークル仲間で編集者の遠藤,一応大御所作家の東十条宗典らが繰り広げる物語だが,加代子が相田大樹,有森樹季と名前を変えて賞を取って成長している過程での,ドタバタ悲喜劇が面白かった.「氷をめぐる物語」「おばあちゃんとリツイート」「魔女だと思えばいい」が加代子の作品だが,実際の内容は出てこない.読んでみたいものだ.

Posted byブクログ