私にふさわしいホテル の商品レビュー
文壇界を舞台にした抱腹絶倒痛快コメディ。とにかく単純に「面白い!」。文壇界の描き方も解り易くとても良い。軽く読む派も深読み派もみんな満足できる名作だ。
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フォロワーさんの感想を読んで 読みたい!と図書館で借りた 凄いなーこんな事までする?? と思いながらも引き込まれて グイグイ読めた 最後の最後まで まだやり返すのかい?と 執念深い?いやいやー エネルギッシュな主人公の中島加代子 最初は嫌な感じの大御所 東十条宗典氏だった...
フォロワーさんの感想を読んで 読みたい!と図書館で借りた 凄いなーこんな事までする?? と思いながらも引き込まれて グイグイ読めた 最後の最後まで まだやり返すのかい?と 執念深い?いやいやー エネルギッシュな主人公の中島加代子 最初は嫌な感じの大御所 東十条宗典氏だったけれど 2人がタッグを組み、サンタとトナカイになったり(≧∀≦) だんだん憎めないかわいいおじさんに なった! 嫌な感じもなく 愉快に楽しく読み終えた
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作品紹介より 「元アイドルと同時受賞」という、史上最悪のデビューを飾った新人作家・中島加代子。さらに 「単行本出版を阻止される」「有名作家と大喧嘩する」「編集者に裏切られる」etc.絶体絶命のトラブルに次々と襲われる羽目に。しかし、あふれんばかりの野心と、奇想天外なアイデアで加...
作品紹介より 「元アイドルと同時受賞」という、史上最悪のデビューを飾った新人作家・中島加代子。さらに 「単行本出版を阻止される」「有名作家と大喧嘩する」「編集者に裏切られる」etc.絶体絶命のトラブルに次々と襲われる羽目に。しかし、あふれんばかりの野心と、奇想天外なアイデアで加代子は自分の道を切り拓いていく-。何があってもあきらめない不屈の主人公・加代子。これぞ、今こそ読みたい新世代の女子下剋上物語。 ======================= のん主演で映画化されると知り、その前に原作を読みたくて手に取った。 自分の欲しいものを自分の手で掴んで行く主人公 中島加代子、または相田大樹、または有森樹李、大学時代のサークルの先輩で編集者の遠藤と、大御所作家の東十条宗典は加代子に巻き込まれながら変化して行く。 なるほど、スピード感があり映像化に向いていると思った。 加代子の純粋で不気味な執念をのんなら面白おかしく演じてくれるのでは。 体重増加や見た目の変化もしてくれるかな? 現実ではありえないから面白い。痛快だった。
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正月休み初日はダラダラとw ってな事で柚木麻子の『私にふさわしいホテル』 売れない小説家の相田大樹こと中島加代子は、有名小説家達が執筆の為に贔屓に利用している老舗の山の上ホテルで自腹で3日間の執筆するのが、ここ3年の楽しみの一つ。 しかし何年経っても一向に本の掲載や出...
正月休み初日はダラダラとw ってな事で柚木麻子の『私にふさわしいホテル』 売れない小説家の相田大樹こと中島加代子は、有名小説家達が執筆の為に贔屓に利用している老舗の山の上ホテルで自腹で3日間の執筆するのが、ここ3年の楽しみの一つ。 しかし何年経っても一向に本の掲載や出版に至らずモヤモヤしている所へ……w 引込み思案だった加代子は実は恐ろしい程の強い信念があり、誰に頼るでも無く自分の信念と行動で出版、著名人への道を切り開いて行くw やり方は非常に汚い所も有るけど、その行動力には美しさと言うか清々しささえ感じられる♪ こんなに強い人に成りたいもんだw 2016年56冊目
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題名からは想像できないスカッとするお話でした。読み進めていくうちに主人公や他の登場人物が魅力的に感じていき最終的にはこの人苦手だなぁと感じていた方が好きになっていました。本好きな方や生き生きとした主人公の話が読みたい方にお勧めしたい一冊です。
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異性愛者の男女の関係性は、肉体関係または恋愛関係だけではない。色々な可能性がある。心からつながることができるそう思えた。ドタバタコメディーでサクッと読めた。
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痛快!と思いながら読んでいたけど、それだけじゃなかった。 主人公が自分の人生を取り戻すまでのお話。 そこに大御所東十条さんと担当編集者の遠藤先輩の視点と3つの視点で物語が進んでいく。 絡み合ってもつれ合って良いコンビになって解散して…いやいや面白い!としか言いようがない。
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最初は荒唐無稽すぎて、いやいや流石にありえないでしょー…と思いましたが、読み進めるうちにどんどん面白くなって、主人公の行動から目が離せなく、次はどんなことをやるのかワクワクしてしまっていました。マンガにしたら面白そうなコメディーでした!
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最初は実在の作家さんが出てくるし、これはエッセイかと思いきや、はじけたコメディっぽい小説だった。「私にふさわしい○○」の○○の中に私だったら何て入れようかと呑気な気分で読み始めたら、加代子大暴れ。でも「私にふさわしい○○」と思うことは大事なこと。生きる力になる。
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主人公、中島加代子がとにかく素晴らしい。 小説家を目指している彼女は、良く言えば機転がきく、悪く言えば悪知恵が働く。ピンチをチャンスに変える力は感服する。学生時代演劇サークルに所属していたという事で、演技、アドリブ、はったりでピンチを毎回切り抜ける。小説家になりたいと言っているけ...
主人公、中島加代子がとにかく素晴らしい。 小説家を目指している彼女は、良く言えば機転がきく、悪く言えば悪知恵が働く。ピンチをチャンスに変える力は感服する。学生時代演劇サークルに所属していたという事で、演技、アドリブ、はったりでピンチを毎回切り抜ける。小説家になりたいと言っているけど、どう考えても舞台女優になるべき。彼女は不運続きで可哀想と思うけど、そんな同情は彼女には必要なし。とにかく彼女のハングリー精神は素晴らしい。 私が読んでて好きだったのが、落ち目の大物作家、東十条宗典とのバトル。大物作家VS新人作家がとても面白い。新人が大物に食ってかかっていいのか?大物が新人のやる事なんか無視してドンと構えてればいいのに…。今回はどんなバトルがあるんだろうか?連作短編集なんだけど毎回そんな事を思いながら読んでた。歪みあってるけど、なんだかんだでこの二人は仲がいいんだと思う。最後の話『私にふさわしいダンス』でダンスをするシーンはなかなか良い。 以前、柚木麻子さんの作品『本屋さんのダイアナ』を読んだ事がある。二人の女子が色んな問題に直面しながら運命を切り開いていく内容で、読了後はジーンとして癒された覚えがある。今回読んだ『私にふさわしいホテル』は読了後はジーンとする事はなかった。でも気分爽快になり、ある意味癒された。主人公、中島加代子から元気を貰えた。
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