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母性 の商品レビュー

3.5

305件のお客様レビュー

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    30

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2013/03/18

母性とは、母に求めたものを子に捧げること。  こんな感じかな。三代にわたる物語。湊作品らしく、数人の視点で展開するかなり悲惨なストーリー。しかし、最後の数ページで一気に花が咲く。アスファルトの割れ目に咲く小さな花のイメージかな。天使のような祖母と比べて義母一家や夫の悪さが目に...

母性とは、母に求めたものを子に捧げること。  こんな感じかな。三代にわたる物語。湊作品らしく、数人の視点で展開するかなり悲惨なストーリー。しかし、最後の数ページで一気に花が咲く。アスファルトの割れ目に咲く小さな花のイメージかな。天使のような祖母と比べて義母一家や夫の悪さが目につくけれど、久しぶりに後味がよい作品で満足だ。文章のテクニックに隠れてしまうけれど、同じテーマの作品が読みたいな。

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2013/02/14

なんか気持ち悪かった。特に母親の方。生理的に受け付けない感じ。 ほんの少しだけ読み手を驚かそうっていう気持ちが見えたから星ふたつ。

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2013/02/13

誰かが書いていたけど、まさにデジャヴですね。 あ、「おしん」にも、そんな雰囲気あったかもしれない。 おまけ 「親の恩は子で送る」って、よく聞いたことある。 その方が良いんじゃないの?  いまどき、子に恩返しを要求するなんて、ちょっとかわいそう。

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2013/02/10

母が子供に対する思い子が母に対する思い互いに通じ合っていればこの話のようにはならなかったことが家族がお互いのことを気にしながら過ごしていたせいなのだろうか?

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2013/02/08

タイトルに惹かれ読み始めると、想い描いていたものとはかけ離れていて少しガックリ。でも、読むほどに著者が「これを書きあげたら、作家を辞めてもいいと思いながら書いた」と云われる程、覚悟されて書かれたかと思うと重く感じた。 褒めて欲しい母親も他界して息子のみで娘を持たないせいだろうか?...

タイトルに惹かれ読み始めると、想い描いていたものとはかけ離れていて少しガックリ。でも、読むほどに著者が「これを書きあげたら、作家を辞めてもいいと思いながら書いた」と云われる程、覚悟されて書かれたかと思うと重く感じた。 褒めて欲しい母親も他界して息子のみで娘を持たないせいだろうか?深刻に考えた事ないが、裕福な家庭で褒め育てられた子供で大人になりきっていないからと直ぐに思ったのは間違いかもしれない。娘であり、母親でもある女性。色々考えさせられるな~。

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2013/02/04

閉鎖的な感情が怖くて、悲しい。ボーっと読んでると、誰の話だか分からなくなるくらい、入り込ませる筆致はさすが。湊さん、暗いなぁと思いつつ、新刊出るとやっぱり読みたくなるしw

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2013/01/29

悲しい 父親の内面がいまいち理解できなかったのと、その家族に苛々してしまった すれ違う母子が最終的に理解し合えたわけでもなく、途中教師のはなしも入れる意味がわからず なぜヒデはりっちゃんのところにいたかとかりっちゃんがなにを考えていたかとか、すべてを明らかにしてほしかった 読み直...

悲しい 父親の内面がいまいち理解できなかったのと、その家族に苛々してしまった すれ違う母子が最終的に理解し合えたわけでもなく、途中教師のはなしも入れる意味がわからず なぜヒデはりっちゃんのところにいたかとかりっちゃんがなにを考えていたかとか、すべてを明らかにしてほしかった 読み直したいとは思えない

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2013/01/26

 冒頭の、アパートから転落した女子生徒の記事がすでに伏線。この伏線に、私、まんまと引っかかりました。湊さんの作品は、毎回衝撃の度合いがハンパありません。  母は娘を、娘は母を、必死で愛し、守ろうとする。それがこんなに届かないなんて。伝わらないなんて。  母親が子供を愛し、子供も...

 冒頭の、アパートから転落した女子生徒の記事がすでに伏線。この伏線に、私、まんまと引っかかりました。湊さんの作品は、毎回衝撃の度合いがハンパありません。  母は娘を、娘は母を、必死で愛し、守ろうとする。それがこんなに届かないなんて。伝わらないなんて。  母親が子供を愛し、子供も母親を愛する。愛とか、それこそ母性とか、そういう言葉を意識するまでもなく、私はそれが当たり前のことだと思っていた。  私にはまだ娘はいないけれど、もし私に子供ができたら、私はその子を愛すのだろうと、そう当たり前のように思っていた。  けれど、この作品を読んだ今、私の中に「母性」というものが存在するのか、そう聞かれると、それは分からないと、答えるしかない。  だって、自分が愛した分だけ、相手からも愛が返ってくるのか、それが実感できないんだもの。愛しても、伝わらないかもしれない、そんな事があるなんて。そうなのか、母子の愛も、そんなもんなのか。  自分が愛した分だけ、相手からも愛が返ってくるのか、それも分からない。愛しても、伝わらないかもしれない。そんな、不安定な関係に縋っているのか、私たちは。  娘、清佳の記憶の一説が印象に残った。  「言っていればよかったのだ。父も、わたしも。母にどれほど感謝し、愛しているのかを」  愛を、感謝を、言葉で伝える。頭を撫でて相手を褒める。抱きしめる。言わなくてもわかっているだろう。しなくても伝わっているだろう。     ううん、そうじゃない。言わないとわからない。伝わらない。    母娘のフィクションとは思わずに、自分たちの家族にあてはめて考えながら読んで欲しい作品でした。  

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2013/01/24

母と娘の物語。これはあえて多くを語らず、先入観なしに読むのがいいと思います。あるいは悲劇的で、あるいは温かな物語。母として、娘としてのそれぞれの立場のすれ違いが悲しくもあります。 たしかに「母性」は誰にでもあるものじゃないと思うし、強制されるべきものでもないかも。こだわりすぎてし...

母と娘の物語。これはあえて多くを語らず、先入観なしに読むのがいいと思います。あるいは悲劇的で、あるいは温かな物語。母として、娘としてのそれぞれの立場のすれ違いが悲しくもあります。 たしかに「母性」は誰にでもあるものじゃないと思うし、強制されるべきものでもないかも。こだわりすぎてしまうのも、悲劇のもとなのかもしれません。

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2013/01/20

母とは。娘とは。 やはり違う人間なんだけど、それぞれの思いもあるんだけど。 湊さんが書く話は、どこかグリム童話っぽい怖さがあるなあ・・・・ そこが面白い。

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