母性 の商品レビュー
今回もあの独特の読後感がたまらなかったです。 親子の複雑な心理が湊かなえさん独自の世界観で描かれていて、とっても面白かったです(^∇^)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
母性は元々あるものか、経験によって備わるものか。 母に愛されたいと願う娘と愛能う限り育ててきたという、二人。 愛、能うとはどういことか、受け継がれるものなのか。娘は自殺はするが助かった。祖母が自分を救うために自らの命を絶ったことを知ってしまったからだ。 家族ってなんなんだろうと思う。幸せってなんだろうと思う。
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私は母の分身なのだから。母の願いだったから。私は愛能う限り、娘を大切に育ててきました。そしてその日、起こったこと-。暗闇の中で求めていた無償の愛、温もり。「それ」をめぐる母の記録と娘の記憶、あるいは探索の物語。 相変わらず独白体で書かれた作品。一気に読ませる力はあるとは思うけど...
私は母の分身なのだから。母の願いだったから。私は愛能う限り、娘を大切に育ててきました。そしてその日、起こったこと-。暗闇の中で求めていた無償の愛、温もり。「それ」をめぐる母の記録と娘の記憶、あるいは探索の物語。 相変わらず独白体で書かれた作品。一気に読ませる力はあるとは思うけど、内容は観念的で、残念ながら全く面白くなかった(少なくとも私は興味を惹かれなかった)。 (D)
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バンコクへのフライト中、ひさびさにがっつり2時間読書しました。 積ん読中だった湊かなえの新作。サイン本を衝動買い。 湊かなえといえば後味の悪さ、ですが、本作は最初からどんより、 気分が悪くなっていく感じ。でもどんどん読み進めてしまうのが、 湊かなえ故か…。この母親の気持ちも共感...
バンコクへのフライト中、ひさびさにがっつり2時間読書しました。 積ん読中だった湊かなえの新作。サイン本を衝動買い。 湊かなえといえば後味の悪さ、ですが、本作は最初からどんより、 気分が悪くなっていく感じ。でもどんどん読み進めてしまうのが、 湊かなえ故か…。この母親の気持ちも共感できないでもない。 教訓。 人間誰しも認められたい。 言葉にしなきゃ、伝わらない。
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子を慈しむ母、その子もやがて母となり、2人の母の母性のお話。面白くないわけではないんですが、最後まで身構えてたら肩すかしを喰らった感じ。もう一ひねり欲しかったなぁ。
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苦しい。いろんな役割を与えられて人は生きている。母・子・父・妻・夫。 その人自身はあくまでもその人自身なのに。役割によって、立場も変わってしまう。それにしても湊さん、ずいぶんすごい作品を世に出しましたね。
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湊かなえらしいと言えばらしい。 母性は女に備わっているものなのか、備わるものなのか。生憎自分には分からないけれど、あれほど母と言う存在に依存することが怖ろしく感じられた。母性と愛と狂気はまさに紙一重なのかもしれない。 途中まではリルケの詩も良い具合に挟まっていた。しかし後半、...
湊かなえらしいと言えばらしい。 母性は女に備わっているものなのか、備わるものなのか。生憎自分には分からないけれど、あれほど母と言う存在に依存することが怖ろしく感じられた。母性と愛と狂気はまさに紙一重なのかもしれない。 途中まではリルケの詩も良い具合に挟まっていた。しかし後半、ラストに関しては"告白"からの脱却を狙ってるんだろうなと思った。そこに囚われずに後味の悪いラストでもそれはそれで良かったのではないかと思う。
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湊かなえさんらしい作品。 それぞれの回想を交互に描くことによって浮かび上がる母と子の見事なまでのすれ違い。 この後味の悪さがやっぱり湊かなえってカンジがします。 好き嫌いを超越した不思議な魅力だと思います。
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母の気持ちと娘の気持ち、それぞれのすれちがったきもち。 おそらくすごく内容が濃いんやろうけど、うちには理解出来なくて残念。 でもさすが湊かなえって感じの一冊!
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これが書けたら、作家を辞めてもいい。その思いを込めて書き上げました。ーーー湊かなえ 湊かなえさんの作品は初期の作品を数作読んでいるものの、どこか浅い気がして敬遠していたのだけど、帯に書かれたこのセリフを信じて購入。 感想としては、語り尽くされたテーマだからこそ、もっと経験やテク...
これが書けたら、作家を辞めてもいい。その思いを込めて書き上げました。ーーー湊かなえ 湊かなえさんの作品は初期の作品を数作読んでいるものの、どこか浅い気がして敬遠していたのだけど、帯に書かれたこのセリフを信じて購入。 感想としては、語り尽くされたテーマだからこそ、もっと経験やテクニック(?)が必要だったのかなと。 初期よりは作品に深みがますようになっていると感じるものの、後半になるにつれ話がふわっとなっている気がした。 あと、個人的にはラストがイマイチ。 ああしたくなる気持ちもわかるけど、どうもありがちな展開に感じてしまった……。
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