ヤッさん(Ⅰ) の商品レビュー
段ボール暮らしのタカオは見知らぬ中年男にたたき起こされた。「おめえ、それじゃ銀座でホームレスなんざ張っていけねえぞ」。訳もわからずついていくと、その男、通称ヤッさんは驚くべき食の達人で、築地市場と高級料理店を行き来して生活する、誇り高きホームレスだった。「旨い食いもんと人間が好き...
段ボール暮らしのタカオは見知らぬ中年男にたたき起こされた。「おめえ、それじゃ銀座でホームレスなんざ張っていけねえぞ」。訳もわからずついていくと、その男、通称ヤッさんは驚くべき食の達人で、築地市場と高級料理店を行き来して生活する、誇り高きホームレスだった。「旨い食いもんと人間が好きなこと」だけ確かな謎だらけのヤッさんは、時には料理人を叱り飛ばし、食の世界に起こるアツイ事件の解決に奔走する。やがて弟子入りしたタカオにも、成長を問われる試練が訪れるが…。
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ホームレスだけどきれいに生活している。ちょっとありえない話だが、そんな生活にあこがれるところがある。
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IT関連会社を辞めたあと、転がるように全てをなくし、ホームレスとなってしまったタカオ。 そんなタカオが出会ったのが”ヤッさん”。 ヤッさんもまたホームレスだった。 がー! ヤッさんはタカオが思うホームレスとは違った。 ヤッさんの信条。 ホームレスという名の自由人として都会の恩恵を受けて生きていられることに感謝はしても媚びへつらってはならない。 ヤッさんのホームレス哲学。 ホームレスは家も財産も仕事も持ってねえが、唯一、矜持だけは持たなきゃならねえ。 ホームレスにとって体は資本。 日々、体を鍛え、毎日洗った服を着て身だしなみを整える。 銀座を根城に、築地の仲買人たちと料理人との間を取り持つ。 持ちつ持たれつ、店には迷惑をかけず、存在を認めてもらう。 なんとも不思議なホームレス。 ヤッさんとヤッさんを師匠と慕うタカオが築地や店の危機に立ち向かう。 面白い一冊でした。
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世の中そう上手くいかないことはわかっている。 けれどこういう物語があるから私はもう少しここで生きてみようと思える。 上手くいくイメージしかできないくらいに心は爽快だ。
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ホームレスだが、築地市場や高級料理店に顔がきき、食のコンサルをしているヤッさんと弟子入りしたタカオを中心とした話。読み進めるとヤッさんの過去やタカオの恋愛話も出てきた。星2.5。読みやすい。ただ、どこかで読んだような設定。
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ドキドキしたし、面白かったし、ヤッさんみたいな人に出会いたい。だが『食』に興味ない私は食べ物に関してはなにも思わず笑 『ホームレス』のワードに惹かれたが主に『食』の、話しでした。現実離れしてる感がありましたね。だから都合の良い展開。でも面白かったからいいのかな…築地問題が取り上げられていた。自分の情報の薄さが…
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詩羽の男版の様な話 男臭くて世話焼きなやっさんの元で修行する主人公 食に関してはすぐに一人前になった感じがしてしまうけど 各エピソードは面白い
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ご飯、お酒。美味しいものが食べたくなる。 本を読んでるのに涎が… 美味しい小説です。でもな、何で蕎麦屋かなー
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気分爽快。オモロイ人でした。そんなホームレスがいるかは分からないが、男前の気持ちが良い人、読んでて楽しかった。 これ読んでると腹減るよな。 ってか、続編あるんかーい! いっぱいあるやないか。。
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ヤッサンの生き様に共感した。 特に、誰のおかげで生きていられるのか、その対象に敬意を払え。と言う言葉が一番印象に残った。 誰にお金をもらっているから生きられているのか、それはお客さんであるわけで、もっと敬意を払うべきである。あるいは感謝の気持ちを持って接するべきである。 加えて言...
ヤッサンの生き様に共感した。 特に、誰のおかげで生きていられるのか、その対象に敬意を払え。と言う言葉が一番印象に残った。 誰にお金をもらっているから生きられているのか、それはお客さんであるわけで、もっと敬意を払うべきである。あるいは感謝の気持ちを持って接するべきである。 加えて言うと、お客さんに喜んでもらうことが仕事であり、生きがいである。 そんなことを感じさせてくれる本であった。 また、その料理店のことは勝手口を見たらわかる。生ゴミや段ボールが多く片付いてなければ無駄なことをしているという何よりの証拠で。 それを反面教師にできるだけ綺麗に、食べ物を無駄にせずに生きたいと思いました。
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