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ヤッさん(Ⅰ) の商品レビュー

3.6

95件のお客様レビュー

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2022/06/20

おもしろい 人が描かれている 矜持ってものを持った 東京 銀座の ホームレスが主人公だ それが食の世界で生きている 奇想天外なストーリーと 楽しむ読者もいるとは思う 生々しておもしろいと 感じる読者もいるだろう テレビドラマにもなったそうなので 知ってる人もいるだろうが 食...

おもしろい 人が描かれている 矜持ってものを持った 東京 銀座の ホームレスが主人公だ それが食の世界で生きている 奇想天外なストーリーと 楽しむ読者もいるとは思う 生々しておもしろいと 感じる読者もいるだろう テレビドラマにもなったそうなので 知ってる人もいるだろうが 食の業界が舞台だけに しっかり この文をよく味わってみて欲しい 情報の中で生きていると感じている人も ひととの真剣な関わりの中で生きてみて ひととのつながりを理解して初めて 一人前の大人に成長してゆくのだという 骨組みがあるから とても心地よく読めた 特に 銀座 築地界隈で仕事をしている人には ニヤリとできるし たまらないだろう 6ッのエピソードは ホームレスのグルメ帳 ラブミー蕎麦 籠城レストラン 築地の乱 松の木コテージ ターレの行方 と 別れているが 通して読む楽しさを実感できた

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2021/07/04

長編シリーズ物が読みたくて読んだ。 まだ一作目なので、スイスイ読めた。 シリーズ物特有のマンネリ感が出なければいいのだが。 とりあえず二作目以降も読みたくなる話しだった。

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2021/06/27

原宏一『ヤッさん』(双葉文庫)を読みました。なんで買ったのかはよく覚えていません。今月はスーザン・ストレンジ『カジノ資本主義』がなかなか進まなくて冊数が伸びていないので浮気です。速い人なら半日くらいで読めるボリュームです。私は遅いので3日ほどかかりました。 内容は築地市場と銀座...

原宏一『ヤッさん』(双葉文庫)を読みました。なんで買ったのかはよく覚えていません。今月はスーザン・ストレンジ『カジノ資本主義』がなかなか進まなくて冊数が伸びていないので浮気です。速い人なら半日くらいで読めるボリュームです。私は遅いので3日ほどかかりました。 内容は築地市場と銀座界隈の飲食店をつなぐ食材仕入れコンサルトをやって、飲食店の賄い飯で食いつなぐことを生業としているホームレス「ヤッさん」の人情活劇です。 特に思い入れもなくオススメするところもない小説ですが、とにかく喉越しはいいですね。この小説、何が凄いかって人情話なのに心理描写や登場人物の表情所作の表現が恐ろしく少ないことです。このバランス感覚の文芸作品って初めて読むくらいの驚きでした。よく言えば少ない文字数でイメージを想起させてテンポよく話をドライブさせているんですが、悪く言うと非常に映像ドラマ的で小説を読んでる醍醐味は感じられません。あくまで私の感想ですが。 2012年の作品ですが、作中に築地移転の問題や暴力団がバックにある伊勢エビの密猟問題が取り上げられています。鈴木 智彦『サカナとヤクザ』が2018年ですから、ここは著者原宏一の慧眼と言ってよいでしょう。 伊原剛志主演でドラマ化されていますし、小説も4作シリーズが出ているようですので売れたみたいですね。

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2021/05/30

ホームレスなのにグルメな料理人という設定がユニーク。料理、成り上がり、勧善懲悪、恋愛と面白い要素満載。

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2021/04/15

もう何年も前に読んだ本。 2巻も読みたかったけれど、そのままになっている。 とにかく、面白い本だった。 ヤッさんはすごい!こんなホームレスは実在するかな? 毎日の食生活を、店から店、有名老舗 料理店へと走り廻り、試食して意見を言い店主には有り難がられ、試食することで毎日の食事も...

もう何年も前に読んだ本。 2巻も読みたかったけれど、そのままになっている。 とにかく、面白い本だった。 ヤッさんはすごい!こんなホームレスは実在するかな? 毎日の食生活を、店から店、有名老舗 料理店へと走り廻り、試食して意見を言い店主には有り難がられ、試食することで毎日の食事も、賄っている。舌が肥えているんだろうなぁと思う。 ある日、ヤッさんは、ホームレスに なりたてのタカオという青年を見つけ、「いい若者が!」とタカオにいろいろと 指導を始める。最初は、店から店へと 走り廻ることに、根を挙げていたタカオだったが、ヤッさんと一緒にいるうちに皆にも覚えられ、逞しくなっていく。 恋物語も顔を覗かせ、わくわくする場面もある。続卷、何巻か出ている。 又、読みたいのだが・・・・ そのままになっているのは、残念に思う。また、機会があればと思っている。

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2021/01/19

この人たちに会ったことあると思ったら、以前に読んだことがあった。 http://booklog.jp/item/1/4575236756

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2021/01/07

スイスイと物語の中に引き込まれていく ホームレスになった主人公がやっさんと会って変わっていく姿 そして人と人との繋がり おすすめの本です。

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2020/04/26

4月-12。3.5点。 築地市場に出入りする、誇り高きホームレス、ヤッさん。 若くしてホームレスになったタカオが、ヤッさんの弟子になる。 連作短編、ヤッさんの謎の過去が少しずつ明らかに。 面白い。ホロッとさせる。

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2019/11/13

ヤッさんという人間の背中をタカという弟子が見て成長する。 お手本となる人が、どんなに素敵な人か、それは、身分には関係なく、人間性なのだと改めて言われる。

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2019/05/25

18歳で上京し大学へ。 その後も東京て就職したが続かず、ホームレスになったタカオが段ボールで寝ていたら蹴飛ばされた。 それが、ホームレスの先輩のヤッさんとの出会いだった。 それをきっかけにヤッさんの弟子となり、ホームレス哲学と生きていく術を教えてもらい、立派な?ホームレスになるタ...

18歳で上京し大学へ。 その後も東京て就職したが続かず、ホームレスになったタカオが段ボールで寝ていたら蹴飛ばされた。 それが、ホームレスの先輩のヤッさんとの出会いだった。 それをきっかけにヤッさんの弟子となり、ホームレス哲学と生きていく術を教えてもらい、立派な?ホームレスになるタカオ。 しかし、ホームレスらしくないとはいえ、決して楽な生活ではなく、事件も色々と起こる。 ヤッさんや周りの人たちに助けられながら、それらをなんとか乗り越えていく。 実際の築地の移転問題等にも触れながら描かれえいるのが、また面白い。 お金ではなく、本当の人と人との繋がりを感じる作品。 2019.5.25

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