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オタクの息子に悩んでます の商品レビュー

4.3

149件のお客様レビュー

  1. 5つ

    67

  2. 4つ

    44

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

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2021/05/09

読みやすさ★★★★★ 学べる★★★★★ 紹介したい★★★★★ 一気読み★★★ 読み返したい★★★★ 他人の悩みに対してここまで真剣に取り組む人がかつて居ただろうか。 いわゆる「大先生」の喝を入れるばかりが目的の相談コラムとは訳が違う。 相談者の心情を名探偵の如く推理・分析し、悩...

読みやすさ★★★★★ 学べる★★★★★ 紹介したい★★★★★ 一気読み★★★ 読み返したい★★★★ 他人の悩みに対してここまで真剣に取り組む人がかつて居ただろうか。 いわゆる「大先生」の喝を入れるばかりが目的の相談コラムとは訳が違う。 相談者の心情を名探偵の如く推理・分析し、悩みの本質を捉え、ときには本人が言い出しづらい隠された真の悩みを導き出す。 そして、あくまで相談者に寄り添い、届くように伝えることを熟考する。 その考え方や手順が惜しみ無く紹介されているが、凡人にはおそらく真似できないだろう。凡人は正解を焦るのだ。 2021年現在、悩みのるつぼは楽しめなくなったから卒業されたとのこと。YouTubeでも悩みのるつぼネタが公開されているので興味ある方はぜひ。本書にないことも言っておられましたよ。 ちなみにひろゆきは岡田斗司夫氏の本を全て読んでおり、かなり影響を受けているとか。最近悩み相談やってますがぶった斬りタイプですよね...

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2020/11/14

岡田さんの人生相談の回答集。 ・問題の本質の探し当て方 ・するどさだけでなく愛を持って返事していること ・何よりも回答者自身も楽しんでいること 面白いですし、思考回路がなかなか勉強になります。

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2019/01/06

他人の悩みを聴く、相談にのる、という行為の概念を根本から覆されました。 今までの人生、他人に相談されてアドバイスする場面は多々ありましたが、いかに自分が「本気で応える」ことをしてなかったのか、「手近な回答」を助言して自己満足に陥っていたのか、痛切に思い知らされた。 大げさでなくそ...

他人の悩みを聴く、相談にのる、という行為の概念を根本から覆されました。 今までの人生、他人に相談されてアドバイスする場面は多々ありましたが、いかに自分が「本気で応える」ことをしてなかったのか、「手近な回答」を助言して自己満足に陥っていたのか、痛切に思い知らされた。 大げさでなくそれくらいの衝撃と感動を与えてくれる一冊でした。 まずは「相手と同じ温度の風呂に入る」こと。 悩みを抱えている人は、自分自身が本当は何に悩んでいるかが分からなくなっている。 相手に「共感」し、相手の「立場」に立ち、深く「潜行」して考えることで、相手の本当の悩みに到達する。 そして悩みを解決可能なものと不可能なもの、解決する必要が無いものに「仕分け」て、具体的で実現可能な解決方法に「フォーカス」する。 ここまでならたぶん真似できるし、これだけで「悩みを聴く」態度は著しく改善されるはず。 そして、凄いところは、そのアドバイスの伝え方。 絶妙な「アナロジー」を駆使し、「四分類」ですっと頭に入るような判りやすさを実現し、「メーター」「ピラミッド」により相談者の気持ちを軽くする。 このあたりは岡田さんの独自性が発揮されていて、なかなか真似できないなという感じですが参考にはしたい。 そして何より感動したのは、悩み相談は「相談→回答」ではなく「相談から始まる対話」であるという考え方。 相談に答えることで、相談主だけでなく、自分自身の「心のしこり」を溶かし楽になることができる、と。 そう、他人の相談に感謝されるような回答ができるのであれば、自分自身の悩みにもうまく向き合うことができるんですよね。 岡田さんが悩み相談を「天職」と言い切るのがとてもよく分かる。 バイブルに出遭った気分です。

Posted byブクログ

2018/10/28

・「いつまでもデブと思うなよ」が大ヒットした岡田斗司夫の本。朝日新聞の悩み相談の回答者である彼が、回答を出すまでの思考の道すじを解説している。 ・タイトルを見た時は「世の中にはこんな不可思議な相談があるものよなあ」という、例えば「プロ野球珍プレイ好プレイ集」というようなコンセプ...

・「いつまでもデブと思うなよ」が大ヒットした岡田斗司夫の本。朝日新聞の悩み相談の回答者である彼が、回答を出すまでの思考の道すじを解説している。 ・タイトルを見た時は「世の中にはこんな不可思議な相談があるものよなあ」という、例えば「プロ野球珍プレイ好プレイ集」というようなコンセプトとかと思っていた。実際は全くそんなことはなくて、岡田さんが真摯にプロとして相談者に向かい合った軌跡を著したものだった。 ・「悩み」というのは無限ループのように、同じところでぐるぐる回って(回して)いることが多い。そこで彼が提示するのが  悩みの書き出し(ジャグリング禁止)→分析(仕分け)→理由の解明→解決手段→追い込み(環境の強制)  というフロー。なお「追い込み」というのは「株式会社・自分」という考え方からきている。自分の中にはたくさんの人格と言うか社員がいて、その上位にいる「社長」格の統合的自分にできるのは、それを行動に移さざるを得ない環境に自らを「追い込む」ということ。 ・岡田さんが相談者への回答を出すために使ったフレームワークは次の通り。  1.分析  2,仕分け  3.潜行(深く、なぜ?なぜ?と潜っていって、底にタッチ)  4.アナロジー(喩えてみる)  5.メーター(今、100◯◯だから40◯◯まで減らそう)  6.ピラミッド(自分の相対位置、ピラミッドのどこに位置しているのか)  7.四分類(とりあえず4つに分類する)  8.三価値(二極対立プラス1、とりあえず「今日」の解決のために)  9.思考フレームの拡大(twitterしている社員説教するべき部下なのではなく、同じネットの一員、という例)  10.共感と立場(上から目線じゃなく、相手と同じ温度の湯に入る)  11.フォーカス(可能な行動に絞って結論) ・やはり最初は「書き出し」から始まるんだな。「その科学が成功を決める」という本でも、まずは書きだしてみることの有効性が書かれていた。書きだして分析して仕分けして、というのはGTDにも通じるアプローチ。 ・実際の回答時に、これをどう適用したかというのも解説されており、分かりやすい。だからと言って、著者がサラッと書いているこれらの適用を、自分でも簡単にできるかと言えば、決してそうではないんだけど。加えて、例えば「どうしても共感できない時は、もらった相談内容をそのまま書いてトレースしてみる」など、独自の工夫が凝らされていることも見逃せない。いかに自分を使うか。「株式会社自分」の社長は、やっぱり会社の動かし方を知ってなきゃ。 ・あれあれ?中2の女の子相談のメイキング読んでてちょっと涙ぐんでしまった。ちょうどかけてたBGMがColdplayのParadiseだったからかも知れないけど、岡田さんの意外な(?)誠実さに打たれたからか。 ・「まず、原稿をちゃんと完成させる。それからしばらく置く。できれば3日ほど置く」というのは、今、こうやって読書記録を書いてる自分も同感。読了後に一気呵成に感想を書いても、その後、発酵と言うか熟成が進み、新たに気づいたり、違う観点が生じてきたり、ということが結構ある。これは外山滋比古さんの「思考の整理学」でも書かれていたことと通じるものがあると思うんだけど、そちらを読んだ頃にはあまりピンと来なかった。最近になって実感できるようになってきた。 ・意外と気になった言葉、「プロとは『納得できなくても締め切りを、約束を守ること』だ。」(P276)

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2018/10/12

朝日新聞に連載されているという人生相談「悩みのるつぼ」をベースにして、岡田氏がそれにどう回答しているのかを明らかにしたもの。講演の書籍化のようだ。 人生相談の類はあまり読んだことがないので(先日サイバラさんの本を読んだぐらい)、それだけでも面白かったのだが、本書では、その回答に...

朝日新聞に連載されているという人生相談「悩みのるつぼ」をベースにして、岡田氏がそれにどう回答しているのかを明らかにしたもの。講演の書籍化のようだ。 人生相談の類はあまり読んだことがないので(先日サイバラさんの本を読んだぐらい)、それだけでも面白かったのだが、本書では、その回答に至った岡田氏の思考方法が詳しく述べられている。 その思考方法が体系化されていて参考になるのだが、そこに「愛」をまぶす、といった細やかな話も述べられている。人の相談に乗るときには、これがカギだと思う。 細かい話まで見ると、相談内容(というか状況)を誤解してる?という点もないではないが、相談内容自体、情報が網羅されている訳ではないので、仕方ない部分があるのだろう。 ちなみに、岡田先生、少し太ってしまったらしいです。 [more] (目次) 誰よりも面白い答えを 相手と同じ温度の風呂に入る 難問を解いた先に見えた、マイナスの世界 壮絶な悩みほど、解決の糸口はみつけやすい 愛がある答えとは 相談者に腹を立てた なぜ悩みはるつぼ化するのか 思考ツールを使ってみよう 思考ツール応用編 悩みのるつぼ・メイキング

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2018/10/09

この人頭いーと唸りながら一気読み。必ずしも問題解決しているわけではないが著者に相談すれば何かしら道が見えるのではっ?!と悩みを抱える人に思わせる力がある。人生相談ってものを軽く見てたが深い。

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2018/07/29

夢中になって読んでしまった。 思考過程の勉強と思って手に取ったものの、悩みを読むこと、そしてそれに対する岡田さんの切り返し。痛快です。そこには愛があるんですね。

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2018/04/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

背表紙タイトルだけでは、本の内容はわからないと思うが、内容は、投稿された悩みに対して、著者が理路整然+愛を持って答える、また、回答を書くまでの思考方法を記載してる。 たまたま手に取った本であったが、予想外の面白さであり、分厚いながらもスイスイと読め、各人の悩みに、自分ならどう答えるかうを考えながら、読みました。 各人の悩みは、自分や身近な人の悩みに当てはまるものがあり、いろんな方にもお勧めできる隠れた名著だと思いました。 私の中でアニメに詳しい「オタキング」、レコーディングダイエットでやせちゃったおじさんのイメージしかなかった岡田さんですが、悩みに回答できる知識や思考を持ったオタキングかっこよすぎです!

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2018/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

p.212  共感がない限り、あなたから出てきた言葉は、安全圏からの助言にすぎません。冷房の効いた部屋、暖房の効いた部屋から、上から目線で言ってるだけになってしまいます。  そんな言葉は、絶対に相手には届かない。

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2017/10/13

以前読んだ「父親が大嫌いです」という女子高生の悩みに対する岡田斗司夫さんの答えが秀逸すぎて、もう一度読みたくなり本を手にしました。 うーん。やっぱりすごい。 他にもいろいろな悩み相談のメイキング・オブ回答が書かれています。「父親が嫌い」もすごかったけれど、「夫が禁煙しない」ことで...

以前読んだ「父親が大嫌いです」という女子高生の悩みに対する岡田斗司夫さんの答えが秀逸すぎて、もう一度読みたくなり本を手にしました。 うーん。やっぱりすごい。 他にもいろいろな悩み相談のメイキング・オブ回答が書かれています。「父親が嫌い」もすごかったけれど、「夫が禁煙しない」ことで悩む妻への回答もすごい。 私もこれに習って、うちの夫は常に甘いものを食べているからコレステロール値が上がったまま動脈硬化になり虚血性疾患で死ぬ…と覚悟を決めました(笑)。 悩み相談を例にした、岡田斗司夫的思考のツールの紹介と分析ですが、回答自体が面白いので十分楽しく読めます。 どこかに自分のことを「愛人を持つ体質」と自虐ネタ的に書いてあった気が…。それそれ!やっぱり?ずっと気になってたんだよねー。という読者は多いでしょう。

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