オタクの息子に悩んでます の商品レビュー
悩み相談に真摯に向き合う筆者の奮闘を読むに連れ、自分が相談を持ち掛けられた時に、少しでも学びが活かせたらなぁと、思いながら。 “悩みを仕分けする。” 答えではなく、悩み、苦しみを軽くする言葉を掛ける。” 上から目線にならず、相談者の悩みを実感した上で、“味方”の立場からコメントす...
悩み相談に真摯に向き合う筆者の奮闘を読むに連れ、自分が相談を持ち掛けられた時に、少しでも学びが活かせたらなぁと、思いながら。 “悩みを仕分けする。” 答えではなく、悩み、苦しみを軽くする言葉を掛ける。” 上から目線にならず、相談者の悩みを実感した上で、“味方”の立場からコメントする。 まあ、ノウハウより、受け止める器なんだけど。
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朝日新聞に連載中のお悩み相談、「悩みのるつぼ」回答者の岡田斗司夫さんのその回答に至るまでのメソッド本。 いちいち全部面白い。マーカー塗りまくり、付箋つけまくりの本である。 岡田さんの悩みに対してのフレームワークと、その表現の巧みさが見事。 以下引用 ・「相手と同じ温度の風呂に入...
朝日新聞に連載中のお悩み相談、「悩みのるつぼ」回答者の岡田斗司夫さんのその回答に至るまでのメソッド本。 いちいち全部面白い。マーカー塗りまくり、付箋つけまくりの本である。 岡田さんの悩みに対してのフレームワークと、その表現の巧みさが見事。 以下引用 ・「相手と同じ温度の風呂に入る」これが必要です。 ・相談者が感じている苦痛、それがマイナス10だとすると、それを7にする。苦痛を「減らす」減らしてあげる。 ・幸せとは「不幸の回避」ではなく、「乗り越えるのが楽しい不幸」だと思います。
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朝日新聞お悩みコーナーで月に1回、著者の岡田斗司夫氏が回答している内容を、その回答に至るまでの思考法を踏まえて紹介する一冊。悩み自体も、その回答も、そこへ至る思考のプロセス全てが面白い、傑作。 また読んでいて岡田さんの頭の使い方、論の組み立て方が非常に勉強になる。 ■ポイント ...
朝日新聞お悩みコーナーで月に1回、著者の岡田斗司夫氏が回答している内容を、その回答に至るまでの思考法を踏まえて紹介する一冊。悩み自体も、その回答も、そこへ至る思考のプロセス全てが面白い、傑作。 また読んでいて岡田さんの頭の使い方、論の組み立て方が非常に勉強になる。 ■ポイント ・悩み分析で温度を仕分ける際のテクニック…書き写し、これで書き手の心境が読み取れる ・共感、同じ温度の風呂にはいる。 ・悩みは解決するだけでない、程度を軽くること、痛みを取り除くやりかたもある ・一軒の家に大人の女は二人といられない ・目の前の問に答えるよりもまず深く考える。深く考えて遠回りしてまた戻ってくる ・岡田斗司夫式思考ツール 分析、仕分け、潜行、アナロジー、メーター、ピラミッド、四分類、三価値、思考フレームの拡大、共感と立場、フォーカス ・書いたら一度寝かす、ほっとく
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新聞の悩み相談を徹底的にエンターテイメント化した結果、無茶無茶面白くなった。ある意味、深夜ラジオのノリに近い。 自分自身の立ち位置を分析して、何を目指すのか、どうすればみんなに面白く思ってもらえるのかを考え、自分の利益を最大化(連載が首にならずに続けられるか)することを戦略的に考...
新聞の悩み相談を徹底的にエンターテイメント化した結果、無茶無茶面白くなった。ある意味、深夜ラジオのノリに近い。 自分自身の立ち位置を分析して、何を目指すのか、どうすればみんなに面白く思ってもらえるのかを考え、自分の利益を最大化(連載が首にならずに続けられるか)することを戦略的に考えた結果だろう。 以下、著者の悩み相談の思考フレームをメモ。 ・分析する。傾聴する。 ・仕分ける。今すぐ答えるべき問題、1年以内に答えをだすべき問題、人類全員の問題に仕分ける。 ・潜行する。何故何故分析で真の問題を抽出する。 ・アナロジー、たとえ話を使う。 ・定量的な分析。ゴールが100だとすれば、今はいくつ? ・四象限、マトリックスで考える。 ・三つの価値基準のバランスで考える。二つだと対立する。第3の軸を打ち立てる。 ・思考フレームを拡大する。自分の所属しているゾーンの外を考える。 ・共感と愛。
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著者は「徹底的に役立つ回答」を目指し、「具体的な行動を提示」する。 選択肢を数種類提示し、相談者に選ばせる。 たとえその案の全てが実行不可能だったとしても、 こんがらがった頭の中を整理する事はできるだろう。 それだけでも少しは楽になれるんじゃないかな。 思考途中のメイキングも公開...
著者は「徹底的に役立つ回答」を目指し、「具体的な行動を提示」する。 選択肢を数種類提示し、相談者に選ばせる。 たとえその案の全てが実行不可能だったとしても、 こんがらがった頭の中を整理する事はできるだろう。 それだけでも少しは楽になれるんじゃないかな。 思考途中のメイキングも公開され、 最終的な回答にたどり着くまでのご苦労がよく分かった。 先日読んだ車谷長吉さん(読み物としてはすごく面白いが、悩み相談にあらず)とは対照的な回答だった。
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人生相談の本が謎解き小説のようにスリリングだった。個人的に最も興味深かったのは、名探偵の分析ツールがパッケージ化された部分ではなく、最後のメイキングの部分だ。「善人とは弱いこと、弱いから矛先が身内に向かう」は名言だと思う。日本に家族殺が多いのは、やはり善人が多いからだろう。
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朝日新聞の土曜版にある悩み相談コーナー「悩みのるつぼ」を担当する岡田氏が、実際に回答した相談をあげ、その解答に至るまでの考え方、彼の思考ツールについて解説したものである。 あ~「悩みのるつぼ」ね、時々読むなあ、あれね、となんとなく読み始めたのだが、回答を導き出すまでが思いのほか...
朝日新聞の土曜版にある悩み相談コーナー「悩みのるつぼ」を担当する岡田氏が、実際に回答した相談をあげ、その解答に至るまでの考え方、彼の思考ツールについて解説したものである。 あ~「悩みのるつぼ」ね、時々読むなあ、あれね、となんとなく読み始めたのだが、回答を導き出すまでが思いのほか論理的でびっくりしたのがまず第一。 そっか、悩み相談なんて、やたらなこと言えないし、畑違いなことも相談されたりして困るだろうに、読むと結構、ほほ~と思うことが書いてあったりするんだからすごいよね、なんて傍観者的に感心していたのだけど、実は回答者はこんな風に回答を導きだしていたのか。 思考の導き方という点では、とても参考になったし、自分自身も何か迷ったり悩んだりするときは、こんな風に視点を変えたり客観的になったりすればいいんだ、というヒントを得られてよかったのだけれど、悩み相談を読むだけの第三者としては、じゃあこの回答を受けて相談した相談者は実際どうだったのか、ということが知りたくなる。 それに応えられているケースは一件だけ。実際の相談なのだから相手がある話で、それでどうだったかはいくらこっちが知りたいと思っても、相談者が知らせてきてくれなければどうすることもできないわけで…。まあ、そうなんだけどね。 つまらないところで消化不良の、野次馬根性の私であった。
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朝日新聞の相談コラムの書籍化。岡田氏の回答よりも、相談内容のほうが衝撃的だった。 これまで、「相談と呼ばれるもの」のほとんどは「既に本人の中では答えが決まっている状態」だと思っていたのだけれど、本書に掲載されている相談は相応に複雑で、まさに「悩んだ状態」の人ばかりだ。「これが本...
朝日新聞の相談コラムの書籍化。岡田氏の回答よりも、相談内容のほうが衝撃的だった。 これまで、「相談と呼ばれるもの」のほとんどは「既に本人の中では答えが決まっている状態」だと思っていたのだけれど、本書に掲載されている相談は相応に複雑で、まさに「悩んだ状態」の人ばかりだ。「これが本当の悩みか!」というのを知ることができる1冊である。この本に掲載されている悩みに比べれば、ほとんどの悩みは悩みのうちに入らないだろう。 このような悩みにまで発展(複雑化&増幅)した要因として多くに共通しているのは「こんな状態になるまで放っておいた」ことではないかと思う。 また、「モテない」ことに悩んでいる人もいれば「二股をしている」ことに悩んでいる人もいるし、「結婚できないこと」に悩んでいる人もいれば「夫婦」「子供」で悩んでいる人もいる。逆に「親」について悩んでいる人もいる。 「もしこうだったら悩まずにすむのに!」というのは幻想だろう。悩みがなくなることはない。 唯一できることは、「まだ大丈夫だろう」と思って放置せずに、「まだ大丈夫なうちに」解決しておくことだと思う。
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タイトルに「私のことですか?!」と思って借りましたが、筆者が新聞の悩み相談でどう回答を導き出すか、その方法を語ったものでした。実際の自分の悩みにも応用できるかな。どの回答例もそういう切り口があるか!と鮮やかで読んでいて気持ちよかったです。
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買うときに店員さんがクスっと笑った本。ちょっと恥ずかしくなりましたが気にしない! 最初は結構面白く読んでいたのですが、後半になるとだんだんそこまで深読みするのか!?と思考回路がついていけず感想としてはうーん…という感じ。 人の悩みに回答するって奥が深いんですね。
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