私とは何か の商品レビュー
「分人」という考え方をもっと早く知りたかった...!!というくらい目から鱗の考え方でした。実体験からの例えを多用して解説していたので、とてもわかりやすかったです。 どこか芦田愛菜さん(尊敬)の「裏切り理論」を思い起こさせる考え方だなぁと感じました。 「分人」を知ってしまったいま...
「分人」という考え方をもっと早く知りたかった...!!というくらい目から鱗の考え方でした。実体験からの例えを多用して解説していたので、とてもわかりやすかったです。 どこか芦田愛菜さん(尊敬)の「裏切り理論」を思い起こさせる考え方だなぁと感じました。 「分人」を知ってしまったいま、様々な人間関係の悩みを抱える人の物語をこれまで通り共感して楽しめるか心配になってきました...(それって「分人」で解決しない?とか思ってしまいそう) 適応障害で休職中に読んだため、すこし頭の中がスッキリしたような気がします。人間関係に悩んでいる方におすすめしたいです。
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個人から分人って何?と思って読んでいたが、要は、キャラを作るということね。 キャラは自分だけでできるものでなく、相手との関係性で出来ていくもの。 実感としてある。 親に対しての自分と、(それも成長過程で変わってくるが)友達との自分、尊敬する人に対して、また趣味仲間それぞれに居心地...
個人から分人って何?と思って読んでいたが、要は、キャラを作るということね。 キャラは自分だけでできるものでなく、相手との関係性で出来ていくもの。 実感としてある。 親に対しての自分と、(それも成長過程で変わってくるが)友達との自分、尊敬する人に対して、また趣味仲間それぞれに居心地良い関係が違う。どんな面の自分を出すか。それは決して人を偽っているわけではない。納得。
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著書で語られる分人という考え方は、ずっと頭の片隅にモヤモヤしていた自分自身のこと、対人関係による悩みにに気づきを与えてくれた。 個人は分けられない単位、しかしその個人には他者との関係で生まれる分人で構成されている。 中学、高校、大学の友人と関わる自分、職場の人と関わる自分、夫...
著書で語られる分人という考え方は、ずっと頭の片隅にモヤモヤしていた自分自身のこと、対人関係による悩みにに気づきを与えてくれた。 個人は分けられない単位、しかしその個人には他者との関係で生まれる分人で構成されている。 中学、高校、大学の友人と関わる自分、職場の人と関わる自分、夫と関わる自分、家族と関わる自分、どれもなんだか少しずつ違う。どれが本当の自分なのか?といった長年の疑問。そしてライフステージに変化する中で、心地よいと感じる交流関係が変わってきたことの違和感。(夫や現職の同僚と会話する時間が心地よい、古い友人とはあまり会いたいとは思わない、友人にとっては寂しい人、釣れない人と思われてないかみたいなモヤモヤ) そんな悩みは、分人の考え方で、頭のもやが晴れてすっきりした気分。交流関係によって異なる自分でいいし、その時々で付き合う人が変わることは自然なことだ。また、自分の大切な人にもまた、自分以外に見せる姿(分人)があることは否定せずに認めよう。 いまの自分がちょうど良いと感じる交流関係がもてればそれでいい。
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YouTuberの汐音さんから知って読んでみた。 「分人」という単位、考え方は初めて聞いたけど、ちゃんと納得がいって、隅々まで考え込まれているのが凄いと思った。 自分が、他人のおかげで作り上げられている、生かされているという意識は、常に持っておきたい。
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すごく心に残った本。 人間には、多面性がある。 ある人の前で見せる私は、こちらの人の前で見せる私とは違う。 それは、当然のこと。だけど、今まで気が付かなかった。 夫が私以外と接する時に見せる面があまり好きではなかったが、それも彼だと受け入れてみたいと思った。
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分人という考え方を今後私の中にも 馴染ませていきたいと強く感じた。 何もかもに100%を使ってしまいがちな私にとって、私の中の分人はどう頑張っても足して1にしかならないと思うと、 人生のどの場面を大切にするか見えてきたように思う。 これからは、あ、苦しいぞ、とおもったら、 分...
分人という考え方を今後私の中にも 馴染ませていきたいと強く感じた。 何もかもに100%を使ってしまいがちな私にとって、私の中の分人はどう頑張っても足して1にしかならないと思うと、 人生のどの場面を大切にするか見えてきたように思う。 これからは、あ、苦しいぞ、とおもったら、 分人バランスが崩れていると思って、 居心地のいい分人さんの割合を高めていこう。
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小難しいのかと思いきや、想像しやすいし、そりゃそうだよなと思える概念だった。 もっと早いうち(中高生とか)に知れたらと思わなくもないけど、知ったところで生活に還元できるかといえばそうでもないのかな。
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人間関係っていつも悩みますねっていう話を友人と雑談していたら「これよかったよ」と紹介された1冊。人間関係は相手との間にあるもので、その相手それぞれに自分の顔があるとする考え方はとてもしっくりくるものでした。「分人」という名前だけちょっとしっくりこないけど、考え方はこれを知っている...
人間関係っていつも悩みますねっていう話を友人と雑談していたら「これよかったよ」と紹介された1冊。人間関係は相手との間にあるもので、その相手それぞれに自分の顔があるとする考え方はとてもしっくりくるものでした。「分人」という名前だけちょっとしっくりこないけど、考え方はこれを知っていると確かに整理がしやすくなる。組織に対しての顔と個人に対しての顔という説明ができるのもわかりやすい。自分が気持ちよく過ごせる人たちに囲まれて過ごしていける居場所があるなら、それを大切に生きていけばいいですねと。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
平野啓一郎さんの小説を理解する一助として読んでみた。 自分をポジティブにとらえるために、こういう考え方は有用だと思う。 また、「こんなのほんとの自分じゃない」というようなことで、 悩みを抱えている人にとっては考え方を変えるヒントになるだろう。 いろんな私がいてもいい。それでいい。 ただ、分人とは「他者との相互作用で生じる」ものなので、 自分の好きな分人を生じさせるには、自分にとって良い他者が必要なんだな。 自分に関わってくる人がすべて良い他者ではないはずなので、そこをうまくクリアしたい。まあそこが難しいところなのかもしれないけれど。 自分をポジティブにしてくれるような良い他者を見つけられたらそれを大事にしたい。
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分人という考え方がとても納得できた。社会、友人、小説それぞれに対する私があってそれを集合したものが私。私を変えたかったら、関わる人、環境を変える必要が分人という考え方でより理解できた。自分の中の分人の比重大きさで、私ができる。
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