てふてふ荘へようこそ の商品レビュー
オンボロアパートの破格な理由は、まさかの理由で、ふざけた感じなお話になるかと思ったらきちんと人間ドラマでした。 部屋毎にドラマがありますが、すすむごとに段々話がダークになっていく、、、。そして、秘密も少しずつ明かされて。 私はおっちゃんと、美魔女風の同居人(?)のいた話がお気に入...
オンボロアパートの破格な理由は、まさかの理由で、ふざけた感じなお話になるかと思ったらきちんと人間ドラマでした。 部屋毎にドラマがありますが、すすむごとに段々話がダークになっていく、、、。そして、秘密も少しずつ明かされて。 私はおっちゃんと、美魔女風の同居人(?)のいた話がお気に入りです。 ドラマ化されていたようなのですが、 大家さんの声、聴いてみたかったな。と思いました。
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高台にある木造アパート『てふてふ荘』、2K、家賃格安、敷金礼金管理費なし。その破格の条件には、驚愕の理由が! そして、全員わけありの「住人」が繰り広げる、胸が熱くなるストーリー。ネガティブな思いを抱えていた人も、「憑き物が落ちた」ように歩み出すのでした。 大家さんの正体と『てふて...
高台にある木造アパート『てふてふ荘』、2K、家賃格安、敷金礼金管理費なし。その破格の条件には、驚愕の理由が! そして、全員わけありの「住人」が繰り広げる、胸が熱くなるストーリー。ネガティブな思いを抱えていた人も、「憑き物が落ちた」ように歩み出すのでした。 大家さんの正体と『てふてふ荘』のラストはちょっと意外に感じました。「れんげ荘」や「木暮荘」的な落ちを予想していたので。
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ずーと長い間積読だった本。 ようやく手にとって読みました。 が、読み進み始めて何処かで知っているような、見たことがあるような気がして検索してみたら、10年以上前にドラマになっていたではありませんか。 それで、ようやく自分の既視感に納得が出来ました。 このドラマ、見ていました。好き...
ずーと長い間積読だった本。 ようやく手にとって読みました。 が、読み進み始めて何処かで知っているような、見たことがあるような気がして検索してみたら、10年以上前にドラマになっていたではありませんか。 それで、ようやく自分の既視感に納得が出来ました。 このドラマ、見ていました。好きだったんですよね。面白かったし。 てふてふ荘 家賃、月一万三千円 間取り、2K 敷金·礼金、無し 管理費、無し トイレ、風呂、玄関が共同 そんな古いアパートが舞台の物語。 面白かったし、じんわりと優しい気持ちにさせてもらいました。 ちょっと特殊な大家と住人も素敵でした。
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乾ルカさんの本なので読んでみました。 とある訳ありマンションの入居者たちのお話しで、全体的にほんわかするよいお話でした。 仕方のないことですが、ラスト、皆さんそれぞれ新しい一歩を踏み出す希望あふれる前向きになれるものなんでしょうけども、私は寂しがりなので、私には星3。でも、元気をもらえる本の一つだと思います。 ドラマにもなっていたようですね(2012年に!)ドラマも見れるものなら少し見たいかな。
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高橋真一 一号室の住人。極度の緊張症で就職活動では本来の力の半分も出せず。大学卒業後、短期のアルバイトや日雇い労働で暮らしている。破格の家賃に惹かれ「てふてふ荘」に入居する。小学五年生の時の初恋相手、中学一年生の同級生、高校二年の時に思いを寄せた彼女、大学四年の冬に公務員試験予備校で共に合格しようと励ましてくれた女子大生の四人が女の子が皆亡くなっていることがトラウマになっている。幽霊であるさやかのことを好きになる。 大家 「てふてふ荘」の大家。四十代後半。外見的にはどうという特徴のない、いたって平凡な男だったが、声は柔和で心地よく、一言一句はっきりと発音する。不動産業を営みながらビリヤードの講師をしていた。 白崎さやか 一号室に住む地縛霊。肩よりちょっと短めのボブカットで、顔形をランク向けするのであれば中の上。交際男性に絞殺された。 井田美月 二号室の住人。三十歳ほどの小太りな女性。地元資本のスーパーの鮮魚係を務める。子どものころから丸く、細い一重の目、分厚い唇、鼻だけは少しいかつく、男っぽい。スーパーの借り上げの独身者用アパートを追い出され、「てふてふ荘」へ行き着いく。ラッキーナンバーというか、「二」という数字に縁がある。勤務先のスーパーに研修に来た正社員の二瓶昭夫に好意を抱く。 遠藤富治 二号室の幽霊。初老の男性。幽霊なのに、お酒に関係するものなら触れ、飲むこともできる。六十四歳の冬の夜、泥酔状態で帰宅途中に転倒し、頭を氷の路面にしたたかに打ちくけ死亡した。死亡当時に着ていた青のアノラック姿をしている。 長久保啓介 三号室の住人。八年間の刑期を務め上げた、詐欺師の前科者。四十代男性。再就職にこぎつけないのは、ツキのない早智子のせいでもあると思っている。服役中に三年間同じ房で暮らした男と再会し、手っ取り早く稼げる方法として大麻栽培を持ちかけられた。 石黒早智子 三号室の幽霊。赤のウェットスーツが全身を包んでいる。背も高く、スタイルは申し分ない。長い髪は後ろで一つにまとめられ、額をすっきりと出し。輪郭もあらわ。世間一般の基準からすれば、十二分に『美人』と評して問題ないレベルにある。生前はタレントとして活動。CM出演した『こぶ茶牛乳ラーメン』は異物混入ですぐに商販売休止、ポスターに起用されたT銀行は破綻、出演したドラマは短縮打ち切りなど、数々の不名誉な実績を残した。『ザ・潜入霊場』という心霊番組のロケで事故死する。 平原明憲 かつての四号室の住人で、「てふてふ荘」の最初の入居者。高橋とは大学に入学してから一年と少し共に学んだ同期だった。二年生の五月に急性骨髄性白血病で入院することになり、大学は休学を経て退学、アパートも入院時に退去した。大学に復学し、パイロットになるため航空大学を受験する。 湊谷薫 四号室の幽霊。もともと人を入れたがらない子。性格も悪いし生意気。極寒のオーラを出す。くっきりとした二重まぶたに、切れ長の目をした色白の美少年。学生服を着ている。アパートの空気を冷やすのが得意。好き嫌いが激しく、平原以後は四号室に同居者はいない。検察官を目指していたが親の病院で違法診療がばれ、十五歳の誕生日に一家心中で真冬の海に沈んだ。 槇真由美 五号室の住人。『ザ・潜入霊場』で事故死した兄が成仏していないと言われた。両親と共に訪れた居酒屋の店主に「現場に百日休まずに花を供えなければ・・・」と言われ、母の願いで兄の死亡現場に百日欠かさず花を供えるため、近くのてふてふ荘へ期間限定で入居する。兄の槇裕太郎の知人である米倉にアパートを紹介してもらう。霊感は皆無。部屋にいる兄も他の部屋の幽霊の姿も見えない。 槇裕太郎 五号室の幽霊。看護師。真由美の兄。バイクに乗っていた時に事故を起こし死亡したため、ライダースーツ姿。生前、幽霊を信じない真由美に対して、もし自分が先に死んで幽霊になったら真由美のところに行ってやると約束した。 米倉道則 六号室の住人。売れないイラストレーター。入居時は翔太の存在に驚いたが、お互い適切な距離を保って生活していこうと提案し、いないものとして生活している。 山崎翔太 六号室の幽霊。十一歳。市民プールで溺死。八畳の隅で膝を抱え黙って米倉を睨んでいる。アパート内の水を操ることができ、入浴中や就寝中の米倉を事あるごとに襲う。
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訳ありアパートの群像劇 以下、公式のあらすじ ----------------------- このアパート、なにやら秘密があります。 敷金礼金なし、家賃はわずか月一万三千円、最初の1ヶ月は家賃をいただきません。破格の条件に隠された理由とは……特異な事情を抱えた住人たちが出会っ...
訳ありアパートの群像劇 以下、公式のあらすじ ----------------------- このアパート、なにやら秘密があります。 敷金礼金なし、家賃はわずか月一万三千円、最初の1ヶ月は家賃をいただきません。破格の条件に隠された理由とは……特異な事情を抱えた住人たちが出会った奇跡。切なくもあったかい、おんぼろアパート物語。 ----------------------- 一号室から六号室までの住人と大家さんの物語 ・好きになった人が死ぬ男 ・化粧っ気のない女性の恋 ・詐欺で服役していた前科者の更生 ・病気になって引っ越した元住人 ・交通事故で亡くなった兄に100日感花を手向ける結婚前の娘 ・子供の頃に転校がちだった画家 そして大家さん 五号室で霊感がまったくない人が登場したあたりで、マジかってなった ってか、普通に買い物にも行くし、近所の人も普通に接してたようですしね だとしたら、このアパートはどんな扱いだったんでしょうねぇ? 不動産会社が管理してたのは確かだけど、元々の所有者がいたのか? それとも不動産会社がオーナーなのか? いずれにしてもこの状況が成り立っていた経緯がわからぬ でもまぁそんな事を気にするのは野暮ってもんですね
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乾ルカさんを読んだことがない人に一冊薦めるなら間違いなくこの作品。「プロメテウスの涙」「蜜姫村」も面白いけど、怖いのが苦手な人にはハードル高そうなので…。 10年ちょっと前にNHKでドラマ化されていたそうで(知らなかった…)、出演者のお顔を思い浮かべながら読むと没頭できた。 二号室 遠藤さんの「〜〜だよぅ」という話し方、おじさんなのになぜかかわいく見える。おじさんなのに。 三号室 石黒さん 生前タレントだった女性だけど、関わった仕事が次々ダメになりつくづく運がない。同居する長久保さんとの掛け合いが、長年連れ添った夫婦のようで楽しい。長久保さんが道を外れそうになったときは真剣に怒るし、資格取得の勉強中には一緒に勉強して伴走してくれる人。 (以下、石黒さんの出演作) 「こぶ茶牛乳ラーメン」CMの昆布の役→異物混入で製造中止(いやいや、どんなラーメンかよ。味の想像がつかんわ) 長久保さんの(あいつ、あの昆布だったのか)という口から出ないツッコミも最高。笑 「T銀行」のポスター→破綻 映画「君の愛に☆KANPAI」→観客動員がなく、配給会社が潰れる寸前 「ラッキーパンチは当たると痛い」→月9初の二回短縮打ち切りドラマ その他「朝まで五時間」「午前零時の牛丼特盛り」「俺の股の下をくぐれ!」など…細かい設定に乾先生の遊びを感じて面白かった。 五号室 事故で亡くなった兄の百日参りをするため、短期で入居した真由美さん。 この本の中では、ある意味逆に特異体質の人。最後に兄の存在を感じて目的を成就したシーンでは、通勤中のバスの車内なのに泣きそうになった。 このエピソードから、大家さんが何者かも徐々にわかりはじめる。大家さんも最後まで住民を思いやれるとても素敵な人。 読後、心が温まるような爽やかな気分になれた。
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美月さんのお話、一緒に大泣きしてしまいました… 最後、取り壊されると思っていなかったので、少し残念でしたけど、みんなが新しい人生に向かえてよかったです。
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てふてふ荘…という名前に魅かれて手に取りました。 全6室ある家賃1万3000円の古いアパート。このアパートの各部屋に住み始めた翌朝、そこにもう一人の住人が現れます…。 先に住み着いている住人とあとからの入居者との交流が温かく、かつ大家さんの人柄にもほっこり。。。 第1~7章が...
てふてふ荘…という名前に魅かれて手に取りました。 全6室ある家賃1万3000円の古いアパート。このアパートの各部屋に住み始めた翌朝、そこにもう一人の住人が現れます…。 先に住み着いている住人とあとからの入居者との交流が温かく、かつ大家さんの人柄にもほっこり。。。 第1~7章が1号室~6号室、そしてみんなが集まる集会室になっていて、各部屋の住人たちの短編のようになっていて、段々、話がつながっていきます。 こういった、はじめは別々の話なのに、そのうち段々つながりが出てきて最後には…という話、好きです。
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てふてふ荘。各部屋幽霊つき格安アパート。大家さんも幽霊。主人公に課せられた課題は、全6室の幽霊を無事成仏させられるか。幽霊がでるのにホラーではない。心温まる話で読み易い。アパート名も謎解きの鍵。
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