てふてふ荘へようこそ の商品レビュー
心温まる秀作。各部屋ごとのストーリーが「てふてふ荘」につながっていて、大きなストーリーになるところも良かった。
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各部屋の地縛霊とのやり取り。最後はそう来たかと思わせる組み合わせ。そして大家さんの昇天。寮のような人と人とのつながりの濃さがある。なぜ撞球の的玉が明かされ、伏線回収がなされる。 TVクルーのくだりは爆笑もの。
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- ネタバレ
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おんぼろアパートに住む住人たちと大家、それぞれの部屋をめぐる話。3号室の話が印象に残るけど、どれも読みやすくて入りやすい話ばかりだった。またこの作者の話を読んでみたい。
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家賃:月一万三千円 間取り:2K 敷金・礼金:なし 管理費:なしの木造建築おんぼろアパート「てふてふ荘」 「このアパートには各室にそれぞれ地縛霊がいるんです」とさらりと言ってのける大家。 明らかに常軌を逸した環境と住人たちだが、幽霊たちと関わっていくうちに、重く閉ざされ...
家賃:月一万三千円 間取り:2K 敷金・礼金:なし 管理費:なしの木造建築おんぼろアパート「てふてふ荘」 「このアパートには各室にそれぞれ地縛霊がいるんです」とさらりと言ってのける大家。 明らかに常軌を逸した環境と住人たちだが、幽霊たちと関わっていくうちに、重く閉ざされた心を解きほぐしてくれるような、切なくてほっこりするような物語だった。 ここの住人たち(幽霊を含めて)がみんな人情味溢れていて、後味も決して悪くない。 成仏されない幽霊たちが、もしかして私の後ろにもいるのだろうか。 不思議な世界を堪能できたし、それと同時に、人と触れ合うことの大切さにも気づかされた。 「てふてふ荘」と大家さんの謎についても、エピローグで綺麗に締めくくられていて、大家さんの優しさに胸が熱くなります。
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涙、涙。 私自身も兄を亡くしているからか、五号室のお話は涙が止まらなかった。 みんな成仏出来て良かったね。 大家さん、お疲れ様でした。 「変えてくれた存在が無くなっても、変わった事実は消えない」 本当にそうだね。 死んだ後の事は分からないけれど、魂は生きている人の心の中で生き続け...
涙、涙。 私自身も兄を亡くしているからか、五号室のお話は涙が止まらなかった。 みんな成仏出来て良かったね。 大家さん、お疲れ様でした。 「変えてくれた存在が無くなっても、変わった事実は消えない」 本当にそうだね。 死んだ後の事は分からないけれど、魂は生きている人の心の中で生き続けていくんだよね。 うん。頑張ろう。
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じつに面白かったです。 怖いお話ではぜんぜんありません。 でも、読み終えたあとに寂しさがこみあげてきます。 どうして寂しいのでしょうね。 さやかちゃんは明るくてかわいいなあ。 失うものは何か。永遠とは何か。 永遠、とはいいように思えてかなり辛いことだ、ということも教えてくれます。...
じつに面白かったです。 怖いお話ではぜんぜんありません。 でも、読み終えたあとに寂しさがこみあげてきます。 どうして寂しいのでしょうね。 さやかちゃんは明るくてかわいいなあ。 失うものは何か。永遠とは何か。 永遠、とはいいように思えてかなり辛いことだ、ということも教えてくれます。 桜の花も限りがあるから、美しい... 女性もね。
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地縛霊となって部屋に居ついた幽霊たちとクセの強い住人たちのお話。ウルウルしながら読む。構成、キーワード、関連付けも面白かった。
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堀川アサコさんの幻想シリーズ系 こっちのほうが好きかも こういう系の話は ほっこりエンドに書くのが 後味良くて読みやすい
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条件はわりとよく、大家さんもいい人そうなアパート。 それなのに家賃が破格に安い理由にはワケがあった…。 各部屋に個性豊かな地縛霊が住む「てふてふ荘」に入居した人々の話。 とても暖かくなる本でした。この作家さん初めて読みましたが、おすすめです。
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重い刑事物のあとは、こんなハートフルな小説を読みたかった! どこかに繋がりのある幽霊たちとの共同生活。大家さんの罪が最後心配だったけど… ほっこり小説でした。
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