てふてふ荘へようこそ の商品レビュー
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家賃1万3千円のアパート「てふてふ荘」には秘密があって……。全部で6室。それぞれの部屋様々な事情と出会いが待っていた。 入居者は各部屋に住む幽霊たちと、二人暮らしが始まる。彼ら彼女らと暮らす内、面白くも心あたたまる変化が待っていた。ちょっぴり怖い?けれどほっこりする物語(^-^)
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評価は5. 内容(BOOKデーターベース) ある街の高台に佇む木造アパート「てふてふ荘」。敷金・礼金なし、2Kの間取りで家賃はわずか13,000円、しかも最初の1ヶ月は支払う必要なし…破格の条件に不審を抱きつつ1号室に入居したフリーターの高橋真一。翌朝目を覚ますと、見たことのない若い女の子が笑顔で座っていた。「これからよろしくね」。特異な事情を抱えた住人たちが出逢った、謎の“同居人”の秘密。切なくもほっこり心が温かくなる、おんぼろアパート物語。 ファンタジーなのに良かった・・・一気読みしてしまった。ファンタジーだからか、誰にでも起こりうる死への恐怖を少し緩めてくれるいい話だった。
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有り得ない?話ではあるんだけど・・・優しくて切なくて、うるっと来ちゃいました。何だか怪しい激安アパートの住人が、ちょっと前向きに自分自身を変えていく。「アレ達」の力を借りて(^^;;長久保と石黒サンの話が好きです。でも、せっかく心通じ合えたのに、お別れって切ないなぁ。設定上、へ?...
有り得ない?話ではあるんだけど・・・優しくて切なくて、うるっと来ちゃいました。何だか怪しい激安アパートの住人が、ちょっと前向きに自分自身を変えていく。「アレ達」の力を借りて(^^;;長久保と石黒サンの話が好きです。でも、せっかく心通じ合えたのに、お別れって切ないなぁ。設定上、へ?て読み始めたけど、違和感なく感動してしまいました。こんな良い「同居人」なら私も欲しいよ~。
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読み終わったあと、とても優しい気持ちになれる本でした。 人にはそれぞれ、ターニングポイントがあると思う。自分は人様に何か影響を与えたり、ましてや救える事なんてあるわけがない。だからこそ、心に鍵をかけて殻の中で生きていこう。そう思う瞬間が私の中でもあるのだけれど、やっぱり、人との繋...
読み終わったあと、とても優しい気持ちになれる本でした。 人にはそれぞれ、ターニングポイントがあると思う。自分は人様に何か影響を与えたり、ましてや救える事なんてあるわけがない。だからこそ、心に鍵をかけて殻の中で生きていこう。そう思う瞬間が私の中でもあるのだけれど、やっぱり、人との繋がりの中で救われる事が多くて、そして気づいたら、影響しあって助け合っている。この人のためにできる事をしたいと自然に思っている。真正面からぶつかれる事の有り難さを痛感する。 この物語では、てふてふ荘の不思議な住人たちと、真正面からぶつかり合って心が通い合って、そして救い合う、そんなほっこりの物語でした。始まりがあれば終わりもあるよなぁと、少し寂しく思ったり。 住むのは面倒くさいかなぁ…でも大家さんの素敵な声聞いてみたいなぁ…やっぱり住んでみたいなぁ。
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次の貸し出し予定までのつなぎに適当に本棚から選び出した本だったけど大当たり 自己啓発本のあとで軽い物語を読みたいなぁと思っていたところに軽くふっと和ませる6つの物語 そして6つをまとめる総仕上げとエピローグ 気が付けば一気に読み終わってた テフテフ荘とはうまく名付けたものだw
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家賃は格安、敷金礼金管理費なし、最初の月の家賃はただ。 そんなオイシイ条件の、昔ながらの佇まい「てふてふ荘」。 しかし安いには安いだけの理由がある…他所のアパートとは決定的に異なる、あるオプション付きだった。 悩みや事情を抱える6人の住人達。 読み始めはコメディタッチの物語だと思っていたのに、6人のそれぞれのエピソードに涙してしまった。 各人の重石を自ら取り去り、入居する前とは確実に変わることができた6人。 それぞれの道を笑顔で進めて良かった。 切ない想いの後に爽やかな気持ちになれた温かい物語だった。
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温かい印象の表紙が印象的で、読んでみたら地縛霊のお話だったが、温かい話だった。よく見ると表紙にも幽霊らしき絵が描かれていた。
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いろんな事が運命のように符合していく都合の良さはあるものの、心が動く感覚がある。 生きているものが必ず迎える死についての漠然とした不安や恐れが、なんとなく落ち着くのを感じる。そういう温かさを持った本だった。 特に「5号室」には不意打ちで泣かされた。家族なのに見えないなんて。でもこの話こそ私が救いを感じた話だった。 大家さんの話を読んでいくうちに地獄が思い浮かんだ。罪を犯した人間が落ちる地獄の罰を受けているようだ。地獄でなくそれが現世で行われているとしたら、と想像する。
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「訳アリ物件」と聞くとちょっとおどろおどろしい雰囲気を感じるけど、アパート丸ごと「訳アリ物件・各室幽霊がいます」となるともうなにがなんだか(笑)居住者と幽霊それぞれ事情を抱えていて、一緒に暮らすうちに心が触れ合って・・・。2号室の話は読んでるうちは悲しくてつらかったけど、でも最後はいい話でよかった。5号室の裕太郎さんはちょっと趣向が違っててこれはこれで面白いけど、裕太郎さんにももう少し出てきてほしかったな。でも管理人さんに一番びっくり、素敵な管理人さんでした。
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