てふてふ荘へようこそ の商品レビュー
最初はあまりに突飛な設定だったので馴染めなかったが、読み進むうちにじんわりしてきた。 5号室のお兄さんの部屋に来た妹の話に泣かされました。 大家さんの話はもう一つかな? でもいいお話し。
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てふてふ荘に住む各部屋の住人と、 その部屋に憑いている幽霊たちのエピソード。 ホラーではなくて、のんびり穏やかな雰囲気。 でもどの話にも"別れ"があって、切ない。 ひとつずつ増えていくビリヤードの球。 大家さんの秘密。
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のんびりふんわりした話が読みたいな、と思って買ったのですが、初めの話から予想外の切なさでした。二号室と四号室が好きでした。二号室はなんというか、はじめての恋に舞い上がってしまう美月の痛さがつらくて、でもそれを包んでくれる遠藤さんがいい。四号室は、薫が海を見ていて、平原も病室から海を見ていて、だから苦しみながらも立ち向かえた、っていうのがすごくいいな、と思えて。どちらの話もふたりの気持ちが本当に通じ合っている瞬間が感じられて、それがすごくよかったです。
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『てふてふ荘』というアパートを舞台にした、連作短編集。ホラーになるのでしょうか。しかし、作者の優しい目線によって、温かい物語になっています。楽しく読みました。
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格安の木造アパート・てふてふ荘。格安にはそれなりの理由がある。その設定がとても面白く、また切ない。ここでの生活、奇妙な経験が住人みんなを成長させている。
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2015.3.29読了。 何年か前に、ドラマの予告を見て「面白そうだな…小説にないかな…」と思って探したらあったので読むことに。 てふてふ荘にある六部屋にはそれぞれ地縛霊が住み着いていて、それを知らずに契約した住人は驚きながらもその幽霊と共存していきます。 いつかは成仏したい...
2015.3.29読了。 何年か前に、ドラマの予告を見て「面白そうだな…小説にないかな…」と思って探したらあったので読むことに。 てふてふ荘にある六部屋にはそれぞれ地縛霊が住み着いていて、それを知らずに契約した住人は驚きながらもその幽霊と共存していきます。 いつかは成仏したい、させたいと願いながら。 成仏する…させるためには…… 私の心にずどーんと響きました。 中でも二号室と五号室。 二号室では、おっちゃんの言葉にずどーん。 五号室では、私もカエルの目で天国の大切な人は近くにいてくれてるのかもしれない…と、ずどーん。 読んでよかった。今年の終わりによかった本のBestを決める時にもこの本をすぐに思い出せる自分でいたいと本当に思います。
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目次 一号室 白崎さやか 高橋真一 二号室 遠藤富治 井田美月 三号室 石黒早智子 長久保啓介 四号室 湊谷薫 平原明憲 五号室 槇裕太郎 槇真由美 六号室 山崎翔太 米倉道則 集会室 大家 加藤和夫 エピローグ 謎がだいぶ明かされてからも、前の話とリンクしていたり、同時期の出来事だったりして、読み返したくなる話でした。 NHK BSプレミアムでドラマ化された作品だったのですね、実写化したらとついつい考えながら読んでいましたが、大家さんのイメージ中村俊介じゃなかったわー。どんなタイプの美声かと考えてたのに、美形と美声は必ずしも一致しないよねーと思ってしまいます。 もうちょい年配の大家さんがよかったなー。でもみられるならDVDとかでもみたい気がします。
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ぽかぽか はらはら わくわく どきどき そんな 感情が たくさん わいてきました。 乾さんの 本のなかでも 大好きな本の一つ。
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面白かった。1号室から6号室の六つの部屋の住人と管理人さん、計7つのお話。登場人物のほぼ全員が心に重いものを抱えているという共通点がありつつ、それぞれ特徴的なキャラクターと状況設定になっていて、読んでいて飽きない。次はどんな住人のどんなストーリーなのか読み進むのが楽しかった。
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ピース又吉さんきっかけで読むことに。 まさか新幹線の中で涙ぐむとは思わなかった。 すてきな言葉がたくさん。 元気と勇気ととにかくプラスの気持ちをいっぱいもらえる本。 「本気でやってる努力なら、馬鹿馬鹿しいなんてことは絶対ないわ」
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