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光圀伝 の商品レビュー

4.4

379件のお客様レビュー

  1. 5つ

    170

  2. 4つ

    127

  3. 3つ

    40

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2012/12/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

徳川光圀の生涯を描いた作品。テレビの水戸黄門とは違い、本当の光圀の生涯に触れて面白かった。天地明察の安井算哲が出てきたりしてそのあたりも面白かった。ただ、個人的には天地明察のほうが面白かった。

Posted byブクログ

2012/12/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

☆4.5  光圀伝ってなんだろう。ファンタジー?とか思って借りてみたけど、まさか水戸光圀公のことだったとは。あの有名な水戸の黄門様じゃん。この紋所が目に入らぬかーっ!っていうセリフはなかったけど。 生い立ちから最期まで。途中、『天地明察』の安井算哲が出てきて、そういえば天地明察にも光圀は出てきたなぁって。そのほか、見たことある人たちがちらほら・・・・。  創作っていう目線で見たほうがいい話なのかな。史実に基づいたフィクションってとこなのかな。すっごくおもしろかった!

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2012/12/06

ドラマの水戸黄門の穏やかなイメージとは全く異なった光圀。それまで戦国を生きてきた武士達がその遺伝子を泰平の世で持て余し、光圀もまた 普通の青年同様 その激情を周囲に辺り散らしていた。 そんな青年が人と出会い義を全うしていく人生。 ドラマでのすけさんやかくさん、はちべい、 光圀が身...

ドラマの水戸黄門の穏やかなイメージとは全く異なった光圀。それまで戦国を生きてきた武士達がその遺伝子を泰平の世で持て余し、光圀もまた 普通の青年同様 その激情を周囲に辺り散らしていた。 そんな青年が人と出会い義を全うしていく人生。 ドラマでのすけさんやかくさん、はちべい、 光圀が身分を隠して市中に出没する、というようなエピソードの発端を知って、その演出も成る程と思う。 また、同著者の前回読んだ天地明察の渋川晴海側からでなく光圀側からの心情を読み知りるそんなささやかな面白さもあった。 泰平の世にでてくるべくしてでてきた偉人なのかもしれない。  人は生き、また次の世代も生きていく。´ー`)

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2012/12/06

長かった。 文章自体は面白いのだが、幼少期から死期まで順に書き連ねているので、どうしても間延びしてしまう。

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2012/12/05

高知大学OPAC⇒ http://opac.iic.kochi-u.ac.jp/webopac/ctlsrh.do?isbn_issn=9784041102749

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2013/04/27

光圀が水戸家大老の紋太夫を自らの手で殺めたのは,まさに正義と正義がぶつかればそこには殺戮が生まれるという皮肉だと感じました。 徳川宗家を補佐すべき水戸徳川家の二代目の光圀は,優秀な側近を育てるべく幼少の頃から紋太夫を見出し育てましたが,紋太夫の大義は既に大政奉還へと向かっていたと...

光圀が水戸家大老の紋太夫を自らの手で殺めたのは,まさに正義と正義がぶつかればそこには殺戮が生まれるという皮肉だと感じました。 徳川宗家を補佐すべき水戸徳川家の二代目の光圀は,優秀な側近を育てるべく幼少の頃から紋太夫を見出し育てましたが,紋太夫の大義は既に大政奉還へと向かっていたということでした。 しかし,歴史は更に皮肉なことに,水戸家の血を引く最後の将軍が紋太夫の大義を受け継ぐ歴史的役割を果たすことになるということです。 本書は,実は武闘派であった光圀の生涯を追うもので,「天地明察」の主人公渋川春海も少し登場したりして面白かったですが少し長いです。

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2012/12/03

読み応えがありました。医学の発達していない時代の人の命の儚さと、死との向き合い方。 この「大日本史」が幕末に日本を動かす書物になり、幕府滅亡へと導くとは、運命の皮肉を感じます。 とにかく面白かった。けれど難しかった。

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2012/12/03

わかりにくく偉大な業績を知らしめるには御伽噺にでもするしかない。水戸黄門とはそのようにしてできたものか。 個々の人物描写の魅力的なこと。決して映像化を媚びていないのに絵が浮かび上がる。 歴史小説の最初にこれを読んじゃったりしたら、もう他が読めなくなるな。

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2012/12/02

なぜ「あの男」を自らの手で殺めることになったのか―。老齢の光圀は、水戸・西山荘の書斎で、誰にも語ることのなかったその経緯を書き綴ることを決意する。父・頼房に想像を絶する「試練」を与えられた幼少期。血気盛んな“傾奇者”として暴れ回る中で、宮本武蔵と邂逅する青年期。やがて学問、詩歌の...

なぜ「あの男」を自らの手で殺めることになったのか―。老齢の光圀は、水戸・西山荘の書斎で、誰にも語ることのなかったその経緯を書き綴ることを決意する。父・頼房に想像を絶する「試練」を与えられた幼少期。血気盛んな“傾奇者”として暴れ回る中で、宮本武蔵と邂逅する青年期。やがて学問、詩歌の魅力に取り憑かれ、水戸藩主となった若き“虎”は「大日本史」編纂という空前絶後の大事業に乗り出す―。生き切る、とはこういうことだ。誰も見たこともない「水戸黄門」伝、開幕。

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2012/12/01

テレビなどで黄門様として知られる光圀とはかなり異なるイメージでしたが、なぜ自分が世子なのか苦しみ続けた若き時や詩歌への情熱、史書編纂へかける想い、また短くとも幸せだった妻との暮らし、良き友や師との出会いや別れなど光圀の喜びや悲しみをしみじみと感じました。

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