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光圀伝 の商品レビュー

4.4

383件のお客様レビュー

  1. 5つ

    171

  2. 4つ

    131

  3. 3つ

    39

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2025/12/17

第3回山田風太郎賞 第1回静岡書店大賞第2位 水戸光圀です。 あの温和なお爺ちゃん姿のイメージしかなかったけど、若い頃はガタイがよく、血気盛んな歌舞伎者として描かれている。 光圀の伝記のようなこの物語のテーマは「義」なのだと思うけど、大義のために覚悟をもつという感覚がわからない...

第3回山田風太郎賞 第1回静岡書店大賞第2位 水戸光圀です。 あの温和なお爺ちゃん姿のイメージしかなかったけど、若い頃はガタイがよく、血気盛んな歌舞伎者として描かれている。 光圀の伝記のようなこの物語のテーマは「義」なのだと思うけど、大義のために覚悟をもつという感覚がわからないので、すごい時代だなと思っても泣けるほどの感情移入はできなかった。 大平の世だから戦国時代に比べて盛り上がりには欠けるし、とにかく「そんな時〜が病んだ」と周囲の人が病死していくエピソードが多い。 時代背景に即して出来事を順に追っていくので、歴史上の有名人がたくさん登場するのは嬉しい。 けどやはり出番は短め。 史実だから仕方ないけど、友や家族と過ごす時間が短くどの人もある程度で死別してしまうので、物足りなく感じた。 学問と詩歌と義に生きた光圀の生涯を知れたのはおもしろかった。 しかし、光圀の義は子どもたちにとってはいい迷惑なのでは、、、?

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2025/08/17

光圀と言えば水戸黄門。諸国漫遊に悪者成敗を子供の頃にTVで見ていたのが、大人になって史実は異なると知ってビックリしたところからこのお話。 フィクションではあるものの、歴史に出てくる人達や史実も重なり、面白かったです。 光圀の生き様、出会いや別れ…とても濃くて熱のある内容でした。

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2025/07/04

かなりの分量。読み進めると、次第に周りの人間の死去ばかりになり、その都度、主人公が凹んでしまうのが、何となくウザかったが、総合的な判断としては、はるかに水準を超える力作だった。 何より、登場人物すべてと言って良いほど、皆キャラクターがしっかりしている。これは凄かった。特に奥さんの...

かなりの分量。読み進めると、次第に周りの人間の死去ばかりになり、その都度、主人公が凹んでしまうのが、何となくウザかったが、総合的な判断としては、はるかに水準を超える力作だった。 何より、登場人物すべてと言って良いほど、皆キャラクターがしっかりしている。これは凄かった。特に奥さんの人物像が秀逸。 長いけど、良い作品だった。

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2025/04/07

図書館にて借りる、第141弾。 751ページの大作。 重い。ブロックのようだ。 持ち歩くには適さない。 片手で持つには辛い。 しかし、重くて片手で持つのが辛くとも読まずにはいられない。 面白いのだ。 人の生死、大義、親子の在り方等を光圀の生涯を通して描かれる。 光圀、熱い。 ...

図書館にて借りる、第141弾。 751ページの大作。 重い。ブロックのようだ。 持ち歩くには適さない。 片手で持つには辛い。 しかし、重くて片手で持つのが辛くとも読まずにはいられない。 面白いのだ。 人の生死、大義、親子の在り方等を光圀の生涯を通して描かれる。 光圀、熱い。 本書は厚く、熱い。 良い。

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2025/02/15

光圀の生き様にはただただ圧巻です。 水戸黄門というと、夕方テレビに出てくるあの優しいご老人といったイメージでしたが、幼少の時から暴れん坊で、徳川家きっての歌舞伎者。文学に目覚めると「詩歌で天下を取る」といった志を掲げ、己の信念を曲げずに義を貫き通す。今までの人物像と全く違うもので...

光圀の生き様にはただただ圧巻です。 水戸黄門というと、夕方テレビに出てくるあの優しいご老人といったイメージでしたが、幼少の時から暴れん坊で、徳川家きっての歌舞伎者。文学に目覚めると「詩歌で天下を取る」といった志を掲げ、己の信念を曲げずに義を貫き通す。今までの人物像と全く違うものでした。そして光圀の豪快っぷりは読んでいて実に痛快。例えるならまさに猛々しい虎の様。 また、他の登場人物も魅力的で、兵法者の宮本武蔵、兄の頼重、妻の泰姫、盟友の読耕斎、等々。光圀の人生に大きく関わった人達との出逢いと別れがとても切なく儚いものでした。 特に泰姫の言葉が胸を打つ。「今日からは、あなた様お独りではありません」、「わたくしが、お傍におります」、「ご安心、ご安心」。。読み進めていくうちにどうしても溢れる涙を抑えることが出来ませんでした。 読み応え満点。この本に出会えて良かった。自分の中の大切な小説の一つになりました。

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2024/06/27

爽快感もあり、しみじみ感じ入ることもあり。とにかく面白い水戸光圀の一生。ボリュームたっぷりだけど、面白くてあっという間。

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2024/04/27

大日本史の編纂、水戸徳川家を築いた、いろいろあったがあまり知らなかった人物像が、ここにあった。 兄を差し置いて水戸の当主に就任した光圀。 そのことで、兄への義を守ろうとする。 幼少期のやんちゃさ、負けず嫌い、行動派、そこら辺は水戸黄門作成時の原形としてあるのかも?とか勝手に思った...

大日本史の編纂、水戸徳川家を築いた、いろいろあったがあまり知らなかった人物像が、ここにあった。 兄を差し置いて水戸の当主に就任した光圀。 そのことで、兄への義を守ろうとする。 幼少期のやんちゃさ、負けず嫌い、行動派、そこら辺は水戸黄門作成時の原形としてあるのかも?とか勝手に思った。 84冊目読了。

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2024/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感想 光圀の己の存在意義から、友や妻、師など数々の死別を経て、史書編纂を成し遂げた思いが身に染みる。 遂に、左近とは何もなかったのだろうか?心で支え合っていたからこそなのか。 最後の死者の列に加わったという表現が印象的。 良い作品だった。700ページを超える大作だが、スルッと読めた。 あらすじ 水戸光圀の一生。物語は光圀が67歳で家老を殺害するところから始まる。謎は明かされないまま、幼少期へ。第三子の自分が兄を差し置いて、嫡男となった疑問について、天然痘にかかったことをキッカケに考える。 無事に快癒した光圀は大きくなり、江戸で傾奇者としてふらふらしている時に、仲間に囃し立てられ、無宿人を斬り殺してしまう。その時に、宮本武蔵と沢庵と出会い、モノの見方に変化が生じる。 光圀もこれを機に、勉学を始める。ある居酒屋で坊主を論破して調子に乗っていたが、林羅山の息子の読耕斎に論破され、彼に勝つためにさらに猛勉強する。 詩で天下を取る、という目標を掲げて精進する。 京の冷泉為景とも親交を深める。叔父の義直が危篤になり、自分の出生の秘密と嫡男になった理由を聞かされる。光圀は嫡男ではない自分が義に従う行動をするためには、自分の子を成さず、兄から養子を取り、血を戻すことで義を貫こうとするが、京の近衛家より嫁取りの話が持ち上がる。 光圀は義の話を婚姻の日に妻となった泰姫に話し、姫の持ち前の素直さで全てが受け入れられる。光圀は妻を同志を手に入れたかのような心持ちになり、安らかに時を過ごす。 江戸大火と林家の史書の焼失を経て、光圀は史書編纂の決意をする。その後、泰姫や読耕斎との死別により、編纂事業への思いを強くする。 やがて両親を亡くし、藩主になるに当たって、兄の子供を養子にして義を成すことを成し遂げる。その後、明国の朱舜水を師として招き入れ、様々な改革事業に着手する。 光国から光圀へ改名。 最後は、自分の秘蔵っ子の紋太夫の野望を阻止するため葬り去る。

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2023/12/09

二代目水戸藩主、水戸光圀の生涯を描いた超大作。 辞書のような分厚い書籍だが、時間を掛けてでも読む価値のある一作だと思う。 舞台は、戦国の世が終わり太平の世となった江戸初期。 「学問」を極め、自分の義を求めて、それを見出し貫き通す彼の一生が綴られている。 彼が義を見出すことを支...

二代目水戸藩主、水戸光圀の生涯を描いた超大作。 辞書のような分厚い書籍だが、時間を掛けてでも読む価値のある一作だと思う。 舞台は、戦国の世が終わり太平の世となった江戸初期。 「学問」を極め、自分の義を求めて、それを見出し貫き通す彼の一生が綴られている。 彼が義を見出すことを支える登場人物たちも個性豊かで、同じ志を持つ人との出会いや別れがストーリーに彩りを添えている。

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2023/10/31

今の子どもたちは知らないかもしれませんが、水戸黄門です。諸国漫遊はしません。スケさんやカクさん、ましてや弥七も飛猿もお銀も登場しません。ただ、光圀の武士としての矜持、文治政治の志は熱く伝わります。誰に刃を突き立てたのか?最後はグッときました。

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