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ツナグ の商品レビュー

4

1579件のお客様レビュー

  1. 5つ

    450

  2. 4つ

    645

  3. 3つ

    311

  4. 2つ

    43

  5. 1つ

    5

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2012/09/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画館で予告編見て、『えーー、読んでないのに映画化!?』と思ってたので、文庫化されてほんと有難い(笑) 最初は使者に依頼をする人達から、そして使者達へとストーリーが移っていくのが良かったです。歩美のキャラクターも良い。 これだったら、映像化されてもいいものになるんじゃないかなと、珍しく素直に感じられました。ちょっと見てみたい。。

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2012/09/08

死がひとつのテーマになっているけど、ほっこりする感じ。アイドルの心得、待ち人の心得が自分的にはよかった。 会えない誰かに一度だけ会えるとしたら。会わないという選択肢も含めて考えてみたい。

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2012/09/08

この人の作品は初めて。どの登場人物もイメージが伝わりやすく、スッと入り込めた。最近ミステリーばかりを一気読みしていたので、久々に時間をかけてゆっくり読んだら、暖かみのある文章に癒されてホッとした。死者と生者を引き合わせる使者が本当にいたら。。信じられない。異空間の世界観こそ小説の...

この人の作品は初めて。どの登場人物もイメージが伝わりやすく、スッと入り込めた。最近ミステリーばかりを一気読みしていたので、久々に時間をかけてゆっくり読んだら、暖かみのある文章に癒されてホッとした。死者と生者を引き合わせる使者が本当にいたら。。信じられない。異空間の世界観こそ小説の醍醐味だと思う。他の作品も読みたくなった。

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2012/09/06

死者と生きている人の仲介人である使者。 親友の心得はいろんな意味で胸が痛くなった。 だけどやっぱりこの人が書く女性や女の子、又は人間の独特のエゴみたいなものがすごく好き。 私はお葬式や墓参りだって、本当は生きてる人の為にあるのだと思う。 残された人が逝ってしまった人を思うことで、...

死者と生きている人の仲介人である使者。 親友の心得はいろんな意味で胸が痛くなった。 だけどやっぱりこの人が書く女性や女の子、又は人間の独特のエゴみたいなものがすごく好き。 私はお葬式や墓参りだって、本当は生きてる人の為にあるのだと思う。 残された人が逝ってしまった人を思うことで、自分の気持ちに踏ん切りをつける。 自分がこれからも生きていくことを再確認する。 生きているということは勝手なことだ。 でもせめて勝手だと思いながら生きることは、そんなに悪いことじゃないと思う。

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2012/09/06

まずは直木賞おめでとう!受賞作を文庫で読めるようになるのはまだまだ先だろうけれど。 一つ一つのエピソードがきちんとした重みを持っているのに、再会のシーンは意外にさらりと終わってしまうその感じが逆に印象を強くしてる気がする。 日向キラリの話、すごいよかった。ただ、電車のなかで、乗...

まずは直木賞おめでとう!受賞作を文庫で読めるようになるのはまだまだ先だろうけれど。 一つ一つのエピソードがきちんとした重みを持っているのに、再会のシーンは意外にさらりと終わってしまうその感じが逆に印象を強くしてる気がする。 日向キラリの話、すごいよかった。ただ、電車のなかで、乗り継ぎとかを挟みながら読んでしまったのが後悔。場所と本に向かう姿勢をもっと考えて読めばもっと激しく揺らされただろうな、と。 ミステリー要素が薄れても、歩美のたどりついた真相とか、ざわっとするものがあって、やっぱりこの人の作品が好きだな、と思った。

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2012/09/06

雑誌yomyomに連載されていた時に読んで、いたく感動した1作。 つい数か月前にも、両親が亡くなって落ち込んでたうちの母に励ましの意味と慰めの意味を込めてプレゼントしたばかり。 文庫本になったのを知って、「やっぱり自分の手元にも置いておきたいなぁ」と思って購入。 俺はそうだ...

雑誌yomyomに連載されていた時に読んで、いたく感動した1作。 つい数か月前にも、両親が亡くなって落ち込んでたうちの母に励ましの意味と慰めの意味を込めてプレゼントしたばかり。 文庫本になったのを知って、「やっぱり自分の手元にも置いておきたいなぁ」と思って購入。 俺はそうだなぁ・・・。 戦死したという祖父の兄に会ってみたいかなぁ。 伝え聞く話がどれもあいまいで謎の多い人物だからw

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2012/09/04

いつの間にやらこのストーリーの世界に入っていけたなぁ。 文章の構成がとっても良かったしちょいちょい目頭があつぅなりました。 辻村さんの違う本も読んでみようと思う一冊でした。 ありがとうー。

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2012/09/03

あらたな作風の辻村作品と感じた。 子どもの頃、近いことは考えたことがあったが 辻村さんはこんなにうまくまとめて作品にしちゃうんですね。きっと辻村さんも死者との再開を叶えるというイメージは幼少の頃に思っていたものではないかな。 新たな辻村作風と出会った・・・そんな感じです。

Posted byブクログ

2013/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ゼロ・ハチ・ゼロ・ナナ」以来の辻村深月、読了。 映画がたいそう好評だったようだが、 いまいちその流れに乗り切れず、ちょっと時間が空いたこの時期に あえて原作を読んでみた。 正直途中まで、予想外に☆☆☆☆☆だったのだが、 最後の章で、一瞬朱川湊の「花まんま」のような(もしかしたら「かたみ歌」だったかもしれない、それともマホカルの「痺れる」だったろうか・・・記憶が定かではないので要確認だが、紫の鏡を使う場面に)既視感を覚え、 その後も引き戻されるも☆☆☆☆ 残念といえば残念だが、 とはいえ、わかっていながらけっこう泣けた。 もっともこちらはホラーではない。 こんな作品も書けるんだ・・・ 折りしも近くの劇場で、時間差でこの時期、間もなく公開されるので、 観てみようと思う。 原作と映像。やっぱりどちらも楽しめたら、それはそれで作品としてはこの上なく幸せなことだと思う。 忘れていたが、昨年末数少ない視聴ドラマの1つに「ゴーイング・マイホーム」があって、後半どこかでこの作品に似ているのかも(クーナ=妖精=があの世とこの世を結ぶ、みたいな件があったので)、と想像していたが、ふたを開ければ全く違うものだとわかった。 ドラマは一貫して「大切なものは、目には見せない」し、それがよかったと思う。 一方これはこれでアリな設定だと思うし。とりわけその技を伝授するあたり(使者の心得)は、やはり映像でどのように表現したのか、逆に確かめてみたくなった。

Posted byブクログ

2012/09/03

泣けます・・・。 これで泣けずしてどこで泣くのか・・・。 もうじき映画が公開されますが、絶対に映画館では観れません。 人前で泣くのが目に見えてますからね。 ストーリーとしては、最後に使者が疑問に思う「会いたいは生者のエゴなんじゃないのか?」という部分は無くてもよかった気がしま...

泣けます・・・。 これで泣けずしてどこで泣くのか・・・。 もうじき映画が公開されますが、絶対に映画館では観れません。 人前で泣くのが目に見えてますからね。 ストーリーとしては、最後に使者が疑問に思う「会いたいは生者のエゴなんじゃないのか?」という部分は無くてもよかった気がします。 死者も、生者も、一度きりのチャンスを使ってお互いの思いのたけを伝えられたらって事だけで・・・。 悲しくも、幸せなお話で終わって欲しかったなぁ。 でも、ここ最近読んだ中ではダントツに心に響きました!

Posted byブクログ