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ツナグ の商品レビュー

4

1579件のお客様レビュー

  1. 5つ

    450

  2. 4つ

    645

  3. 3つ

    311

  4. 2つ

    43

  5. 1つ

    5

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2012/10/01

40過ぎたらフィクション物を読めなくなると言った上司。 そんなことないです。 死者と会うことができる。 フィクションもいいとこですが、そんなの関係ねえ。 どんどん引き込まれていきます。 続編を期待するが、最後の章が「ツナグ」の種明かし。 ちょっと難しいか。

Posted byブクログ

2012/10/01

繋がるはずがない生者と死者を会わせる「ツナグ」に会ってみたい。私も会わせて欲しい人がいる…というのは半分嘘で、会って謝りたい気持ちと、責められるのが怖い気持ちと半々。自分の気持ちを整理するきっかけとなる本かもしれない。今まで逃げていたかもしれないから。

Posted byブクログ

2012/09/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

辻村深月、読んでみたいと思いながら中々手が出なかった。非常に安易なキッカケだが、映画の予告篇を見てその勢いでこの本を手に取った。死者に会うというありそうな小説だろうと思い、失敗したかなと思いながら章を読み進んだ。「アイドルの心得」、「長男の心得」と章を読み進んでみて、なんだ同じパターンで進むのか、少し面白みがないなぁと思い、「親友の心得」で変化を感じ、「待ち人の心得」で、やられたと思いました。「待ち人の心得」は特に心に沁みました。こういう使者の使い方もあるのかと思い、この後この物語はどう終わるのかと思ってしまう程でした。最後の章、「使者の心得」で、使者の側から其々の話を振り返る、そうするとこの物語が本当に一つの大きなテーマを持った小説である事がわかり感動。よい本でした。

Posted byブクログ

2012/09/30

辻村さんの 初読書 「鍵のない夢を見る」を 読んだとき あ~この作家さんの本は もうないなぁ~と思っていたけど 母から借りた この本は 大当たり! 死んだ人間と 生きた人間を会わせる使者(ツナグ)が 主人公の物語。 チープな設定...と またもや落胆しながら 読み始めたけど だ...

辻村さんの 初読書 「鍵のない夢を見る」を 読んだとき あ~この作家さんの本は もうないなぁ~と思っていたけど 母から借りた この本は 大当たり! 死んだ人間と 生きた人間を会わせる使者(ツナグ)が 主人公の物語。 チープな設定...と またもや落胆しながら 読み始めたけど だんだんのめりこんで 最後の章では 心温まる結末を迎え 他の作品も読んでみたい気持ちになりました。

Posted byブクログ

2012/09/30

映画の予告を見てずっと気になっていた作品だったので 本屋で見つけてすぐ買いました。 読みながらずっと、 「私だったら誰と会いたいだろう」 と考えていました。 親友の心得では胸が痛くなったけど、優しい雰囲気の 作品だと思います。

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2012/09/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ツナグによってたった一人の会いたかった死者と会う。 心が温まるから、『長男の心得』が好き。 『親友の心得』で人間のズルさに少しぞっとする。 『アイドルの心得』の時無機質に見えたツナグの彼は物語が進むにつれ、アユムくんという名前をもった瞬間、急に親近感が湧く。 『待ち人の心得』で少し感情の起伏を見せ、更に温度を増す。 『使者の心得』でおばあちゃんが好きな、好きなものにバイト代をつぎ込むような等身大の普通の高校生だということが分かる。 アユムくんが過去に負った傷も最後は癒してくれる。 やっぱり、最後には爽やかな気持ちにさせてくれる。

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2012/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

辻村深月さんが好きで、色々な著書を読んできましたが、「僕のメジャースプーン」に次いで、好きな作品。 レビューを見てると一番人気はやっぱり「親友の心得」。 ぞっとするような、心が痛くなるような、どこかしら共感できるような話。 自分より下だと思っていた親友に役をとられ、憎む気持ち。 ほんの出来心で、『あの子がけがをすれば・・』と思う気持ち。 自分のせいで親友が死んだのだと悔いる気持ち。 それでも、親友が真実をしらないのなら、告げなくていいやという後ろ向きな気持ち。 そして、本当は全てを知っている親友。 主人公が、「告げない」と決めた瞬間に、もう親友に戻るチャンスはなくなった。 「向き合わない」と決めた瞬間に、二度と向き合ってもらえなくなった。 なんだか、凄く、怖い話。 でも、個人的には「アイドルの心得」も凄く好き。 何もいいことがなくて、神様のような存在もいなくなって、 死ぬ前に最後に、神様にもう一度会いたい。 そんな思いと、その思いにこたえるアイドルに なんだかすごく、ぞくっとした。

Posted byブクログ

2012/09/29

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるとしたら誰に会うだろう。この一回きりのチケットを何時使うだろう。死ぬまで使う機会がなかったら、それが一番幸せな気がする。一回きりのチケットを使う判断をする場面に出会わずに済んだということだから。死んだ後、一回だけ生者との再会が許されるとし...

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるとしたら誰に会うだろう。この一回きりのチケットを何時使うだろう。死ぬまで使う機会がなかったら、それが一番幸せな気がする。一回きりのチケットを使う判断をする場面に出会わずに済んだということだから。死んだ後、一回だけ生者との再会が許されるとしたら・・・、これは死んでから考えよう。

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2012/09/28

ディテールは面白いが肝心の骨組みや主人公の魅力があまりに薄っぺらで内容に意味を見出せなかった。 映画館で予告編を見てから読んだので、終始主役を桃李くんで想像したが、彼の演じたシンケンジャーでの役どころのほうが遥かに人間の内面を抉っていて、こちらはどうにも浅い。 そういう比較のされ...

ディテールは面白いが肝心の骨組みや主人公の魅力があまりに薄っぺらで内容に意味を見出せなかった。 映画館で予告編を見てから読んだので、終始主役を桃李くんで想像したが、彼の演じたシンケンジャーでの役どころのほうが遥かに人間の内面を抉っていて、こちらはどうにも浅い。 そういう比較のされ方もどうかと思うのですみません(笑)

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2012/09/28

一生に一度、死者との再開を手助けしてくれる使者(ツナグ)。また、死者もたった一度しか生者と会うことができない…。その出会いも希望の持てる場合も後悔の残る場合もある。それでも私だったら誰と会うだろうと考えさせられました。映画化されるとのことなので、是非観たいと思います。

Posted byブクログ