1,800円以上の注文で送料無料

ツナグ の商品レビュー

4

1587件のお客様レビュー

  1. 5つ

    452

  2. 4つ

    650

  3. 3つ

    312

  4. 2つ

    43

  5. 1つ

    5

レビューを投稿

2012/10/20

親友の心得 この章が、一番印象深いとレビューする人が多いようだ。相手に対する自分の気持ちに自信を持ちたい。親友ならば、裏切るより、裏切られる方がましだ。御園が、最後に伝えたかった思いの切なさが、心をえぐる。相手を信じられるのなら、とことん信じてやらなければと、思った。 待ち人の...

親友の心得 この章が、一番印象深いとレビューする人が多いようだ。相手に対する自分の気持ちに自信を持ちたい。親友ならば、裏切るより、裏切られる方がましだ。御園が、最後に伝えたかった思いの切なさが、心をえぐる。相手を信じられるのなら、とことん信じてやらなければと、思った。 待ち人の心得 7年も待ち続けた女性の死を知り、使者によって再開する。怒り、悲しみ、愛おしさ、不安など、複雑な思いが交錯する。キャラクターが男女ともに、純粋でいい人の設定で、悲しみと愛おしさが、心に滲みる。 使者の心得 最終話まではある程度、話の展開が読めたが、最終話で思いもよらない急展開があった。使者が関わったこれまでのストーリーを使者側から見ることで、舞台裏を見る感覚で面白かった。ストーリーの構成が絶妙で辻村さんの才能を感じた一冊だった。続けて、直木賞をとった自信の最高傑作という「ぼくのメジャースプーン」を買ってしまいました。

Posted byブクログ

2012/10/16

短編ではないけど、1エピソードづつ大事に大事に読みました。 嵐と御園のエピソードがすごく印象深いです、私まで部屋に引き返したくなりました… "生き返り"や"死"にまつわる話はとても難しいと思います。でも、独特のテイストでおもしろく書けててす...

短編ではないけど、1エピソードづつ大事に大事に読みました。 嵐と御園のエピソードがすごく印象深いです、私まで部屋に引き返したくなりました… "生き返り"や"死"にまつわる話はとても難しいと思います。でも、独特のテイストでおもしろく書けててすごい! 辻村さんやっぱり好きです!(^^)

Posted byブクログ

2012/10/15

映画化されてるので、先に読んでからと思って購入。 一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者(ツナグ)」・・・重いテーマなのかなと思ってたけど、重くも軽くもなく、すんなり世界に入っていけました。「自分だったら・・・」と考えちゃいますね。映画気になります。早く観に行かな...

映画化されてるので、先に読んでからと思って購入。 一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者(ツナグ)」・・・重いテーマなのかなと思ってたけど、重くも軽くもなく、すんなり世界に入っていけました。「自分だったら・・・」と考えちゃいますね。映画気になります。早く観に行かないと。

Posted byブクログ

2012/10/15

『死』をテーマにした作品を読んで『後悔しない生き方』を考えた。人との関わりかたも後悔しないようなものに変えようと思う。

Posted byブクログ

2012/10/15

相変わらず辻村さんは女のどろっとした、嫌な部分をかくのが好きだな〜うまいんだけど嫌だな〜、と読んで思った。 短篇の連作のような形式で、他の話がさほど後味悪くないせいか、なお嵐ちゃんの話が引き立ってしまう。 いやぁ、やっぱり嫌だわ。年頃の女の子二人があんな展開になってしまうのは、自...

相変わらず辻村さんは女のどろっとした、嫌な部分をかくのが好きだな〜うまいんだけど嫌だな〜、と読んで思った。 短篇の連作のような形式で、他の話がさほど後味悪くないせいか、なお嵐ちゃんの話が引き立ってしまう。 いやぁ、やっぱり嫌だわ。年頃の女の子二人があんな展開になってしまうのは、自業自得もあるが……何も知らないアユミくんの口を通して一種の報復をするのが、なんだか凄く嫌だった。 全体として見れば淡々としているものの温かめの本だと思うんだけどネー。あまり読み返さないかもしれない。

Posted byブクログ

2012/10/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一生に一度だけ死者と引き合わすことが出来る「使者(つなぐ)」。 死んでしまった知人や友人、肉親に会いたいと願う4人が死者との面会で繰り広げるドラマが、オムニバス形式で語られている。 生者も死者も会う権利を行使できるのが1度きりという条件が、会うところに至るまでの心の葛藤を生み出し、切なくも悲しい物語を演出している。 そして、このオムニバス形式の最後に、「使者(つなぐ)」の主人公家族に伝わる重要な使命・歴史に触れており、「使者(つなぐ)」とういう非科学的な能力に合理性を与えている。 通常ならばありえない「使者(つなぐ)」の導入、一生に1回、一晩限り。 これらの設定だけでも感動的な物語を作り出す地盤は十分にできている。実際それぞれの物語はよくできてはいるが、その反面「使者(つなぐ)」のシステムが理路整然としすぎており、不可思議な能力でありながら妙にデジタル的な雰囲気を醸し出しているのが残念。 もうすこし不思議な事は曖昧模糊のままにしておいても良かったのではないかと思う。

Posted byブクログ

2012/10/14

最後の一章で、いろいろとつじつまがあってくる感じが 辻村さんらしくて、読み終わった後 すっきりって感じです。

Posted byブクログ

2012/10/14

あの世とこの世の人を会わせてくれるという「使者」、それにまつわる短編集。 この手の話の場合、使者という非現実の存在は、単に話の設定上存在するのであって、その使者自身の内面を深く語られることは少ないと思うのだが、この作品では使者自身の持つエピソード、どうして使者になったのかも語ら...

あの世とこの世の人を会わせてくれるという「使者」、それにまつわる短編集。 この手の話の場合、使者という非現実の存在は、単に話の設定上存在するのであって、その使者自身の内面を深く語られることは少ないと思うのだが、この作品では使者自身の持つエピソード、どうして使者になったのかも語られている。 読んで思ったのは、「悔いが残らないように」という言葉は日頃よく言われているが、やはりよく言われるだけあってとても大切な事なのだ、ということ。あの世に行ってしまってから後悔ができるのかどうか分からないが、今出来ることで「やりたい事」や「しなくてはならない事」は残さずやっていきたいものだ。

Posted byブクログ

2012/10/14

特に盛り上がりはなく、たんたんとふんわりと温かい話。死者と会えるなら誰と会うか考えたし、後悔しない人との付き合いも考えた。

Posted byブクログ

2012/10/14

読みやすく、一気に読んだ。 御園と嵐の章が印象的で要にもなっているのかなと思う。 全部がハッピーエンドではなく、一生後悔を背負い込むことになってしまうことにリアリティーを感じた。

Posted byブクログ