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ソロモンの偽証(第1部) の商品レビュー

4.1

478件のお客様レビュー

  1. 5つ

    151

  2. 4つ

    188

  3. 3つ

    79

  4. 2つ

    4

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    3

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2017/11/06

物語の語り手が何人もいて、しかもそれぞれの人間関係や家族関係、その時その時の心情などを細かく書いてありました。しかもかなりリアルに。その中でも、一人の少年がある計画と対峙した時の様子には、鳥肌が立ちました。こんなの想像の世界だけで書けるものなのかと、驚きました。ただ、負の感情が多...

物語の語り手が何人もいて、しかもそれぞれの人間関係や家族関係、その時その時の心情などを細かく書いてありました。しかもかなりリアルに。その中でも、一人の少年がある計画と対峙した時の様子には、鳥肌が立ちました。こんなの想像の世界だけで書けるものなのかと、驚きました。ただ、負の感情が多く、しかもそれもリアル過ぎて途中でしんどくなります。続けて第Ⅱ部はきついので、間に違う種類の本を読んで、気分転換してから、またこの世界に戻って来ようと思ってます。

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2017/10/25

やっぱり我慢できずに購入。宮部さんだから、1990年代の時代設計だから書けるし。そうなのか?本当にそうなのか?と自分に疑問をぶつけちいく。

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2017/09/10

人間の恐ろしさ。これが人間の世界。清濁併せ呑むとはこのこと。ロジックは人間社会を解決しないんだな、やはり。

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2017/07/15

時代設定をバブル末期にしたのは何か意図が?例えば中学生達に携帯スマホネットを使わせたくないとか。大出俊次親子に威張らせるのにちょうどいい時期とか。 津崎校長の選択は間違いではなかったと思うけど。現実にも学校で問題が起きると、無関係な第三者の私たちはどうしても校長を批判的な目で見て...

時代設定をバブル末期にしたのは何か意図が?例えば中学生達に携帯スマホネットを使わせたくないとか。大出俊次親子に威張らせるのにちょうどいい時期とか。 津崎校長の選択は間違いではなかったと思うけど。現実にも学校で問題が起きると、無関係な第三者の私たちはどうしても校長を批判的な目で見てしまう。 大出俊次は中学生なんだよね。それもそんなに頭が良いとは思えない。藤野涼子、柏木卓也は元より、三宅樹理よりも多分頭は回らない。そんな子が、人を殺した後、警察の鑑識を欺けるほどの自殺に見せかける細工ができるか?これが被害者と被疑者がぎゃくだったら、あり得るかもだけど。 本作が映画化された時、樹理役の子は勇気あると思った。女の子なら、涼子か章子あたりをやりたいと思うけど。

Posted byブクログ

2017/05/07

【あらすじ】 クリスマスの朝、中学校の敷地内で同校生徒の柏木卓也の遺体が発見された。現場に不審な点はなく、屋上からの投身自殺として処理される。 三学期初日、告発状が校長と同級生・涼子に届く。卓也の死は大出を核とする不良生徒3名によるものとの密告だった。内容を虚偽と判断した警察...

【あらすじ】 クリスマスの朝、中学校の敷地内で同校生徒の柏木卓也の遺体が発見された。現場に不審な点はなく、屋上からの投身自殺として処理される。 三学期初日、告発状が校長と同級生・涼子に届く。卓也の死は大出を核とする不良生徒3名によるものとの密告だった。内容を虚偽と判断した警察の助言の元、学校側は差出人の女生徒を特定するものの、生徒たちへの悪影響を憂い、部外者の悪戯として沈静化を図る。しかしその計画は、ある恣意的な報道により一変する。 【感想】 三部構成かつ各部の分量は700頁を超す大長篇。本書は第Ⅲ部の学内裁判で取り扱う事件の経過を、様々な視点で綴っている。 第一印象は読むのが大変そう、分量に見合う内容なのかと考えて躊躇した。第I部という事もあり、豊富な人物描写や背景説明、そして伏線が織り交ぜられている。本筋との関係が不明なまま回り道をさせられた気になった。しかし、涼子が学内裁判を計画する辺りから物語の色が変わって俄然面白くなる。お楽しみは第Ⅱ部を読んでね、という事らしい。 告発状の経緯や付随事件の真相は読者に開示されるため、涼子から見ると少々フェアじゃない気もするが、予想を超える展開があるとの前踏れと期待したい。

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2017/03/05

さすが、宮部みゆき。 登場人物の人数が半端ない。 でもきちんと把握できてしまうほど それぞれに物語がついてくる。 すごいなぁ。 きちんとその先に営みがみえてくるもんな。 なんていうのかなぁ、歪んだ悪意? そうゆうのを描くのがうまいなぁ。 ただの悪意じゃないのよね、さらに歪んでる...

さすが、宮部みゆき。 登場人物の人数が半端ない。 でもきちんと把握できてしまうほど それぞれに物語がついてくる。 すごいなぁ。 きちんとその先に営みがみえてくるもんな。 なんていうのかなぁ、歪んだ悪意? そうゆうのを描くのがうまいなぁ。 ただの悪意じゃないのよね、さらに歪んでる。 この先どんな結末に向かっていくのか 読むのが楽しみ。 読んでてしんどくもあるけどね。 悪意に当てられるっていうかさ。 ついでに本が分厚過ぎて腕が痛い。

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2017/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

健一はいい友だちを持ったな。行夫がいてくれて本当に良かった。なかなか物語が展開しないと思っていたら、突然立て続けに事件が起こって驚いた。松子の優しさが悲しい。こんなに優しい子じゃなければ、死なずに済んだのかな。森内先生もかわいそう。

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2017/01/02

クラスメイトの死から始まったそれぞれの関係者の様々な想いや思惑.丁寧に書かれて圧倒的な長さだが、ぐいぐい引き込まれる.

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2016/10/20

うーん、長い!丁寧に書き込まれていて、人物像は手に取るように伝わってきますが、その分長いです。嫌な奴が後から後から出てきます。 この後どうなっていくのか・・・最後まで読み通せるのか・・

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2016/10/18

宮部作品は、長くても続きが気になって後ちょっと後ちょっと思いながら、読み切ってしまいます。中学生が主体ですが、なかなか読み応えがありおもしろかったです。映画版も見ましたが、やっぱり原作の方がおもしろかったです。

Posted byブクログ