ソロモンの偽証(第1部) 事件

宮部みゆき【著】

• 内容紹介: 学校の校庭で遺体で発見された男子中学生。自殺か、それとも…。目撃者を名乗る匿名の告発状が、やがて主役に躍り出る。新たな殺人計画、マスコミの過剰報道、そして犠牲者が一人、また一人…。宮部が贈る史上最強のミステリー
• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2012/08/24
• JAN: 9784103750109

商品レビュー

2025/01/09

中学生ならでは(？)の感情がぐるぐると動いていていい。3部もある物の1冊目だから退屈かと思ったが、暇することなく読み終わった

2024/12/21

宮部みゆきさん著｢ソロモンの偽証｣
著者の作家生活30周年の集大成として書かれた作品との事。約12年前の作品になる。
本作品は超絶長編小説であり三部作で構成されている作品で本作品はその序章にあたる。

三部作全てを読み終えてから総合的に一括して感想は書きたいと思っているが、もう既に自分の中での評価はピカイチだと感じている。
第一部、サブタイトルが｢事件｣と銘打たれているだけに本作品では起きた事件や付随する関連性の強い事柄が描かれている。
作者の特徴だと感じられるが事象や感情が事細かく描写されている為、圧倒的な文量を伴いながら物語は深く広く進行している。
第一部を読了時ではその数々の事象の克服終結は何もできておらず、感情においては真実という高い壁に苛まれているという状態でまだ誰も何も打破できていない。

第二部以降で生徒達の生徒達による生徒達の為の学校内裁判が行われていくであろうが…はたしてどうなるのだろうか？
リンカーン大統領の有名なゲティスバーグ演説みたいだけれど、まさしく真実を知るという自由と平等性を強く連想させられる事だろう。

この先も楽しんで読んでいきたい。

2024/10/14

すごいボリュームだったけどまだ第1部…！いろんなことが起きて相関図で整理しながら読みました。三宅さん、垣内さん、大出家にはすごく嫌な気持ちにさせられました…あと遅刻常習犯のまり子にもうんざり。いい子だった松子が亡くなった辺りは読んでいて苦しかったです。これからどうなっていくんだろう。柏木くんの死の真相気になります。