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コンセプトのつくりかた の商品レビュー

3.9

93件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    26

  3. 3つ

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  4. 2つ

    4

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2024/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本のここがオススメ (もしあなたが既知の良さを求めるなら、コンセプトを作る必要はない) 「まだ世界に現れていないもの、まだ良さが理解されていないもの、誰もそれに気づいていない良さを持つ製品やサービスを作りたい!と願うからこそ、コンセプトが必要になります」

Posted byブクログ

2024/01/09

物語仕立てでおもしろかった。さすが元任天堂のプランナー。読んでコンセプトについて学びながら、さもRPGを進めている感覚で楽しい。 コンセプトで1番大切なことは、 「世界を良くする」というコンセプトのコンセプト。 未知の良さを発見し、新しい大地を切り拓くことこそが、コンセプトワー...

物語仕立てでおもしろかった。さすが元任天堂のプランナー。読んでコンセプトについて学びながら、さもRPGを進めている感覚で楽しい。 コンセプトで1番大切なことは、 「世界を良くする」というコンセプトのコンセプト。 未知の良さを発見し、新しい大地を切り拓くことこそが、コンセプトワーカーの使命。 世界を良くすれば、自分自身がしあわせに生きられる。 コンセプトを考えるときに「良い」という言葉を使ってはいけないというポイントは、なるほどと納得した。また、コンセプトを伝えるときは、母国語の文字で構成される20文字程度の言葉を使う。 <「良さ」について> ・既知の良さ ユーザーも作り手も、その良さ自体や良い理由を直感的に理解できるが、実現するには無限のリソースが必要になる。 ・未知の良さ ユーザーはその良さ自体がうまく表現できず、他メーカーも追従できない。実現するには「リソース以外の何か」が必要になる。 <ものづくりの4つの原理> ❶「すきになる」=生きるあなた →ビジョンを生み出し、共有するための原動力となる ❷「かわる」=コンセプトワークするあなた →未知の良さを志し、ビジョンとアイテムを探し続ける ❸「わかる」=プレゼンするあなた →ビジョンとアイテムを組み合わせた物語を紡ぎ出し、仲間の心に火をつける ❹「できる」=プロジェクトを行うあなた →コンセプトを守りつつ、数々の試練を乗り越え「良いもの」をアウトプットする

Posted byブクログ

2023/11/21

コンセプトの作り方というか、生き方を説かれているような気にすらなる壮大さ…!思ってたより規模が大きい本(笑) 概念の話だけでなく、具体的なコンセプトワークの様子も書かれているのでとっても良書。 物語調も入っていてサクサク読めるし、コンセプトワークが完成したときにはちょっと泣きそう...

コンセプトの作り方というか、生き方を説かれているような気にすらなる壮大さ…!思ってたより規模が大きい本(笑) 概念の話だけでなく、具体的なコンセプトワークの様子も書かれているのでとっても良書。 物語調も入っていてサクサク読めるし、コンセプトワークが完成したときにはちょっと泣きそうになってたw

Posted byブクログ

2023/10/17

感想 不満から生み出す。あれが多すぎる。これが少ない。面白さと有用さ。色んな人に話を聞くことで意外なアイディアが登場する。基礎を固める。

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2023/09/09

あたらしいものをつくる冒険、ゲームに準えられていてわくわく。 最後のあとがきのがグッときた。ここで書かれていた自身の中の葛藤の話がもっと知りたい。

Posted byブクログ

2023/01/08

コンセプトに関する本。企画をする上でのコンセプトの大切さがよく分かる。作者は「Wii」の企画開発者であり、それ絡みのエピソードは面白く感動した。 内容としては、第1部の「コンセプトとは何か」が一番参考になった。コンセプトは、世界をよくする方法であり、それによって自身が幸せになる...

コンセプトに関する本。企画をする上でのコンセプトの大切さがよく分かる。作者は「Wii」の企画開発者であり、それ絡みのエピソードは面白く感動した。 内容としては、第1部の「コンセプトとは何か」が一番参考になった。コンセプトは、世界をよくする方法であり、それによって自身が幸せになる方法である。「○○(アイテム)を使って△△したい(ビジョン)」といった短い言葉で表現される。 第2部の「コンセプトをつくる具体的プロセス」では、KJ法が取り扱われていた。議論のファシリテートについては、最近読んだ本「問いかけの作法」に通じる内容だった。「ずらし」の質問は自身のストックに入れておきたい。

Posted byブクログ

2023/01/07

コンセプトのコンセプトは「世界をよくすること」 最終的に生み出すコンセプトが次の三つを満たしていること。 1.覚えやすい 2.伝わりやすい 3.変わらない コンセプトは短いほどよい。 20文字以内 簡単に「悪い」と否定されてしまうビジョンほど、実は「未知の良さ」を含んでいる...

コンセプトのコンセプトは「世界をよくすること」 最終的に生み出すコンセプトが次の三つを満たしていること。 1.覚えやすい 2.伝わりやすい 3.変わらない コンセプトは短いほどよい。 20文字以内 簡単に「悪い」と否定されてしまうビジョンほど、実は「未知の良さ」を含んでいる可能性が高い。 コンセプトワーク1 ライバル社を羨ましく思う点、自社の劣っている点、業界への悪口を書き出す

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2022/02/27

■コンセプトとは ・コンセプトは、ものづくりの一部 ・コンセプトは、世界を良くする方法 ・コンセプトは、あなたがしあわせに生きられる方法 ・コンセプトは、母国語の文字20字程度の言葉 ・コンセプトは、未知の良さに形を与えたもの ・コンセプトは、ビジョンの集合体から生み出される ・...

■コンセプトとは ・コンセプトは、ものづくりの一部 ・コンセプトは、世界を良くする方法 ・コンセプトは、あなたがしあわせに生きられる方法 ・コンセプトは、母国語の文字20字程度の言葉 ・コンセプトは、未知の良さに形を与えたもの ・コンセプトは、ビジョンの集合体から生み出される ・コンセプトは、アイテムの集合体によって伝えられる ・コンセプトは、何を用いて、何をしたいか →まとめ コンセプトは、ものづくりによって世界を良くする方法であり、あなたがしあわせに生きられる方法。 数字を除く母国語の文字20字程度の言葉で表される。 素直な想いである「ビジョン」とコンセプト実現のための手段「アイテム」からなり、 未知の良さを形にするために「何を用いて、何をしたいか」をまとめたものである。 ■コンセプトワーク5つのステップ 1.「すきになるあなた」が、悪口を言う →ライバルを羨ましく思う点、自社の劣っている点、業界への悪口を吐き出す 2.「かわるあなた」が、ズラす質問を投げかける →強烈な負のオーラをまとっている(そこからさらに分岐して、多くの新しい悪口を生み出せそうな)悪口をピックアップしてズラす質問を投げかけることで付箋を増やす ※「ズラす」質問をする目的は、冒険の仲間たちが漏らした悪口に隠れている情報や想いを引き出し、悪口を最大化することです。仲間をエスコートしつつ、未知の良さに近づくためのヒントとなる悪口の付箋をたくさん集めましょう。 ※「ズラす」9つの質問集 ①逆に言うと、どうなる?さらに突き詰めていくと、どうなる? ②悪いことを「絶対に避けられないこと、それが真実だ」と仮定すると、どうなる? ③立場をズラしたら、どうなる?(友達なら?奥さんなら?同僚なら?行為を行う側/行われる側なら?) ④関係ない物事を、無理矢理つなげるとどうなる? ⑤悪いことについて「自分も悪いことをしている」と仮定すると、どうなる? ⑥本音としては、どう?/建前としては、どう? ⑦2つの悪いことを掛け合わせる(または、同時に引き起こす)と、どうなる? ⑧時期をズラしたら、どうなる?(来年なら?去年なら?朝と夜では同じ?死ぬ直前でも同じ?) ⑨ドラマ・小説・映画・アニメ・音楽に例えるなら、どうなる? 3.「わかるあなた」が、言葉の星座を作る →グループ化1~6の手順で付箋をグループ化する  ①似た要素・近い内容の付箋を集め、そのグループをくくるグループ名をつけて、A4の紙の上にまとめる  ②上限8枚ほどで、小さいグループに分ける  ③グループ化の過程で、そのグループに入りそうな新しい付箋を思いついたら、その場で付箋に書き込み、そのグループに入れる  ④どのグループに入れるべきか判断に迷う付箋がある場合は、無理にグループに入れず、そのまま置いておく  ⑤付箋の追加漏れがないかチェックしつつ、グループ化から外れた付箋は、何となく意味の近そうなグループの近くに置いておく  ⑥テーブル上に大きな空白がある場合、その空白地帯にこそ大きなヒントが潜んでいることを意識する。そして、空白の周辺に位置する付箋やグループを参考にしながら、新たな付箋を追加する 4.「できるあなた」のために、物語を作る →物語化1~6の手順を踏みながら〔仮の物語〕を更新し、まとめ上げる  ①正反対の意味を持つグループ・付箋の間に、進んでいきたい方向の矢印を引く  ②物語化1で引いた矢印すべての向きや動きを1つの大きな矢印にまとめ、始点と終点にSとGを置く  ③SからGまでのグループ名称を飛び石のようにたどりながら、〔仮の物語〕を作る  ④〔仮の物語〕を足がかりに、さらに付箋とグループを増やす  ⑤テーブルの上でまだ解釈できていない場所(〔仮の物語〕に乗っていない付箋や、付箋がない空白地帯)にも解釈を加える。問題解決のルートが複数ある場合は、それらすべてに矢印を引く  ⑥参加メンバー全員の同意を得られるまで物語化を続ける 5.4つの人格の「影」を乗り越える →影を乗り越える1~2の手順を踏み、物語を「20文字程度の言葉」にまとめ上げ、コンセプトを完成させる  ①物語に対する不安をヒアリングする  ②〔仮の物語〕を構成する矢印の近くに優先度の高い問題が隠されているということを意識しながら、アイテムの付箋を追加し、物語を補強する ■世界の5階層 〔法則〕〔過去〕〔社会の仕組み〕〔他人〕〔あなた〕

Posted byブクログ

2022/01/31

任天堂がWiiを開発するまでの話をもとに、商品開発に際していかにコンセプトを醸造すればよいのか、ということが順序立ててまとめられている。 家族に対しても言えるコンセプトか?という部分がなぜかとても心に残っている。

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2022/01/16

Wiiのコンセプトができるまでを実際のプロセスに沿って紹介されていたのでイメージしやすいし参考になることも多かったけれど、冗長と続くので途中読み飽きながら読み終えた。 コンセプト作りの根本となる下記の話は忘れがちなことなのでしっかりと心に刻んでおきたい。 世界に向けて良いもの...

Wiiのコンセプトができるまでを実際のプロセスに沿って紹介されていたのでイメージしやすいし参考になることも多かったけれど、冗長と続くので途中読み飽きながら読み終えた。 コンセプト作りの根本となる下記の話は忘れがちなことなのでしっかりと心に刻んでおきたい。 世界に向けて良いものを作る →世界に良い変化が起こる →世界から自分に良い報酬が届く →自分に良い変化が起こる →つまり、 コンセプトは世界を良くする方法 コンセプトは私が幸せに生きられる方法 コンセプトの根底で世界と私は一つに繋がっている。  

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