往復書簡 の商品レビュー
流石は湊かなえさん、物語が手紙だけで進行する斬新な小説でストーリーもおもしろく、読み易くあっという間に読み終えてしまいました。読後もモヤモヤしなくてハッピーでスッキリします。
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湊かなえ作品なだけあって、素直には終わらせないストーリー展開。 ただ、手紙のやり取りという手法がやや読みにくかった。
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基本的にはどの作品も再読はしません。いちばん最初に読んだ状態がいちばんだと思っているからです。 でも、この本は再読したいというかしておきたい、かも。 よくもわるくも一度には入ってこなかった。たぶんわたしの読解力とかが著しく足りない。 ゾワゾワとして次のページを捲る手を急がせること...
基本的にはどの作品も再読はしません。いちばん最初に読んだ状態がいちばんだと思っているからです。 でも、この本は再読したいというかしておきたい、かも。 よくもわるくも一度には入ってこなかった。たぶんわたしの読解力とかが著しく足りない。 ゾワゾワとして次のページを捲る手を急がせることが出来るのは、さすが湊かなえさん。 こういう手紙形式の作品は初めて読んだわけだけど、女は女っぽい文章を書くし、男は男っぽいが散りばめられていて、違和感なく読めたのはすごいよね。 イヤミスの底は深い。もわんとするかたまりを残すのは湊かなえさんしかいない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白い。 人の手紙を読むと言う不思議な感覚で読み進めたけれど、少しずつ分かっていく真実に驚かさせれながら読んだ。 昔の恩師の為に何人も訪ねて回る教師の話は、なかなかお人好しだなとは思った。
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すぐに連絡が来るメールやラインじゃないからこその、すれ違いとか時差とか、本当に本人に手紙が届いてるのかとか。面白かった。
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何作か湊かなえさんの本を読んでからの往復書簡に、他の方も書いてるように読む前から身構える作風だとは思っていましたが、今回のお話はさほど毒素は感じず。 初めてこういった、書簡形式の本を読みましたが、手紙のやり取りだけなのに、まるでドラマを観ているのかと思う程、映像として頭に残るスト...
何作か湊かなえさんの本を読んでからの往復書簡に、他の方も書いてるように読む前から身構える作風だとは思っていましたが、今回のお話はさほど毒素は感じず。 初めてこういった、書簡形式の本を読みましたが、手紙のやり取りだけなのに、まるでドラマを観ているのかと思う程、映像として頭に残るストーリーでした。
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手紙だけしか載ってないのに、こんなにも状況を明確に想像できる小説があるだろうか。 湊先生の技量に圧倒されるとともに、登場人物たちの心情に自分の感情も深く沈み込んだ。 ヒヤっと怖くなる瞬間もあれば、ほんのり見える光にその先の未来を想像することもできる作品。
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湊さんというと読む前につい構えてしまうけれど、今回は優しい毒が含まれている物語ばかり三篇の短編集。 読後感はどれもかすかな希望の光が洩れこぼれていて、今までの湊さん作品の中でも好きな一冊です。手紙のやりとりが進むにつれ徐々に明らかになる真実。恐ろしい真実が隠されているのか、それと...
湊さんというと読む前につい構えてしまうけれど、今回は優しい毒が含まれている物語ばかり三篇の短編集。 読後感はどれもかすかな希望の光が洩れこぼれていて、今までの湊さん作品の中でも好きな一冊です。手紙のやりとりが進むにつれ徐々に明らかになる真実。恐ろしい真実が隠されているのか、それともただの杞憂なのか。誰が正しくて誰が嘘をついているのか。 人が心の中に抱えているものが違うだけで、こうも事実が変わっていってしまうのだというのを巧く描いていて感心してしまいます。 二作目の『二十年後の宿題』が切なくて特に好きです。
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さすが湊かなえさんといった作品でした。 手紙のやり取りという珍しい形式を持ちながら、自身の感性をうまく落とし込めていると感じました。 ストーリーに出てくる人々が壮絶な過去すぎて、自分の平凡な人生を卑下しそうになりました…
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おもしろかった! 手紙をもとに描かれる3編のミステリー 「十年後の卒業文集」 高校生時代の友人の結婚式。お礼の手紙から浮き上がってくる1人の同級生の事件と噂。手紙をやり取りするうちに浮き上がってくる本心と真相。 ひ~!湊かなえさんの底力を感じるミステリー 3度読みしてしまったわ...
おもしろかった! 手紙をもとに描かれる3編のミステリー 「十年後の卒業文集」 高校生時代の友人の結婚式。お礼の手紙から浮き上がってくる1人の同級生の事件と噂。手紙をやり取りするうちに浮き上がってくる本心と真相。 ひ~!湊かなえさんの底力を感じるミステリー 3度読みしてしまったわ~ 「二十年後の宿題」 入院中の恩師に頼まれて、「6人の教え子たちが今、幸せなのかどうか調べて欲しい」と頼まれた、元教え子で教師の大場くん。調べるうちにその6人はある事件に関わっていた子供たちということがわかり… 「十五年後の補習」 国際ボランティアとして海外に赴任することになった彼とその彼女の手紙のやりとり。何気ない手紙のやりとりから、彼女の無くしていた記憶が戻り…ある真実が少しずつ明らかになり…。 本当に最後の最後までドキドキする3作品。
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