戦後史の正体 の商品レビュー
著者が言うように、高校生でも読める戦後史の本。 高校の授業では戦後史はないがしろにされていたからなあ~。 アメリカ追随派ではなく、独立路線の政治家が圧力を受けてしまう。 一部を除いてマスコミで語られることは少ないが、まさにそうだと思う。 民主党政権の最初のつまずきは、ア...
著者が言うように、高校生でも読める戦後史の本。 高校の授業では戦後史はないがしろにされていたからなあ~。 アメリカ追随派ではなく、独立路線の政治家が圧力を受けてしまう。 一部を除いてマスコミで語られることは少ないが、まさにそうだと思う。 民主党政権の最初のつまずきは、アメリカを敵に回したことと、官僚をないがしろにしたことかと。
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もしやそうではないかなーと漠然と思っていたことを淡々と歴史を知る人物の著書によって説いている書。 親米と独自路線。分かりやすい軸だ。
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歴史は一つの大きなテーマを軸に学ぶとわかりやすい。この本は日本の戦後史をアメリカとの関係性から整理した本。勉強になった。 ただし、もろもろの事件をアメリカの陰謀説のみで納得するのは要注意。したり顔でまわりに語ると嫌われる。米国以外の国との関係や国内経済、自民党のお家事情などが有機...
歴史は一つの大きなテーマを軸に学ぶとわかりやすい。この本は日本の戦後史をアメリカとの関係性から整理した本。勉強になった。 ただし、もろもろの事件をアメリカの陰謀説のみで納得するのは要注意。したり顔でまわりに語ると嫌われる。米国以外の国との関係や国内経済、自民党のお家事情などが有機的に絡み合った結果が、各首相の退陣劇や安保条約の締結につながるんだろうから、物事の原因はそう単純化できない、てのが僕のポリシーだから。それでも、いまだにGHQから続くアメリカからの圧力が、日本に加えられていることは意識しなければならない。アメリカのポチだとか傀儡政権なんて一言で単純化するのは嫌いだけれど、進行するTPP議論もアメリカのメリットデメリットを考慮しなければいけないと思うと悲しい。
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なぜ日本がこんなにアメリカ重視になったかを、いろいろな史実を通じて解説した本。なるほどと思う一方、ちょっと偏っている様な気もしたり、納得できる部分もあったり。
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TPPについて、漠然と賛成していたり、特に反対する理由もないと思っている人、すぐに読むべき。戦後日本がどれだけ米国に追随を迫られてきたのか、どんな歴史を経て米国追随を疑問にも思わなくなるほど骨抜きにされてきたのか、よく分かるよ!ま、この本を読んだ上で「グローバル社会なんだからそうなっていくのも仕方ないんじゃないの?」と思うんならそれでもいいけど。 でも私は米国追随はごめんです。日本には日本人にしか感じられないよさがあるのだから、何でもかんでも米国のいいなりになってグローバル化する必要もない。今の社会の枠組みの中で、質素でもいい、飢えない程度に生きていければいい。そんな生き方の多様性も許されなくなっちゃう時代なのかな…。 「クリントン大統領からも、ヒラリー夫人からも、中国の首脳とは知的会話が出来るが、日本の首脳とはまったくできないという嘆きが伝わってきていました。 」という談話が、まぁ恐ろしい話だけど、こんなに腑に落ちるのはなぜだろう。。。今の官僚やえらい人はそこにたどり着くまではすごい勉強してるだろうから、えらくなっちゃったあとは「自分は誰よりも頭がいい」と勘違いして、そのあと勉強しなくなるんだろうな~。それって今の学校制度や偏差値社会や評価社会の弊害、そのものじゃないんだろうか…?
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まったくこれまで唱えられてきた解釈とは異なる視点。でもここで大事なのはメディアリテラシーであって、個々の見解・知識をたばねてどういう一個人の歴史観を肉付けするかが問われるのだと思う。ある種の極論の匂いを感じつつ自分の歴史認識の幅を持たせるという意味でこの本書の価値があると思う。
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在日米軍基地の見直し、中国との関係改善、米国債の売却、を目指した首相は任期が長く続かない、 日本の経済が脅威だったためプラザ合意でBIS規制によって円高にし、BIS規制で銀行の競争力を弱めた。 福田康夫元首相はアフガンへの自衛隊派遣、アフガン軍への200億ドルの貢献、米け政府住宅...
在日米軍基地の見直し、中国との関係改善、米国債の売却、を目指した首相は任期が長く続かない、 日本の経済が脅威だったためプラザ合意でBIS規制によって円高にし、BIS規制で銀行の競争力を弱めた。 福田康夫元首相はアフガンへの自衛隊派遣、アフガン軍への200億ドルの貢献、米け政府住宅金融機関に数兆円の社債を買う支援などを拒否するために辞任した可能性がある 鳩山由紀夫、小沢一郎アジア外交、基地移転などのせいでアメリカよりの政治家、マスコミに嫌われる。
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戦後日本の外交を動かしてきた最大の原動力は、米国から加えられる圧力と、それに対する「自主」路線と「追随」路線のせめぎ合いによる。 歴代の政治家を「自主」と「追随」に分類した切り口から日米関係を考察しています。 これが正体だとすれば、いや正体なのでしょうけど、政治家の見方がかわりま...
戦後日本の外交を動かしてきた最大の原動力は、米国から加えられる圧力と、それに対する「自主」路線と「追随」路線のせめぎ合いによる。 歴代の政治家を「自主」と「追随」に分類した切り口から日米関係を考察しています。 これが正体だとすれば、いや正体なのでしょうけど、政治家の見方がかわります。
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日本戦後史を「対米自主派」と「対米追随派」を軸にして読み解いている。単純化しすぎている帰来はあるが,読みやすく綺麗にまとまっている。 対米自主を推し進めるためには, マスコミ報道に誘導されないことが肝要。 あと,日本の歴史教育も現代・近代をもっと取り扱わないと 駄目だと思う。
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ここで語られるアメリカという国の二面性を見るうえで、ある一面においてはおそらく正しい。 彼が言うようにアメリカの掌でいいように使われているというのは誰もがうすうす感じているはずだ。そのアメリカに無条件・無批判に追従して日本外交の自主を放棄している連中に対してのアンチテーゼだ。 ...
ここで語られるアメリカという国の二面性を見るうえで、ある一面においてはおそらく正しい。 彼が言うようにアメリカの掌でいいように使われているというのは誰もがうすうす感じているはずだ。そのアメリカに無条件・無批判に追従して日本外交の自主を放棄している連中に対してのアンチテーゼだ。 Wikiリークスや当時のインタビュー、回想録などよく調べたもんだなと感心してしまう、その引用記事がどこまで事実が怪しいのだが、ここでは米国がいかに信用できない国であるかというのを一連のエピソードがかなり割かれている。そしてはある意味では日米関係を示すうえでおそらく真実なんだろう。 個人的に初めて知ったエピソードでいえば ・英語は公用語にすることや、円を廃止してドル紙幣にすることをGHQが命令するが重光が説得して阻止。 ・戦犯は当時の誰もが自分を外すように懇願してくる政財界の大物たち。 ・日米安保条約を結んだ場所の意味 などいろいろ考えさせられるところは多い。 ただ著者の普段の言動を見てると、この人ただ単にアメリカが嫌いで仕方ないってだけでしょってどうしても思ってしまう。 なので何でもかんでもアメリカが仕組んだ罠であると少々陰謀論に傾きすぎで、たとえば日米安保体制岸首相の崩壊もアメリカが仕組んだ罠であるとかさすがに無理があると言わざるを得ない。 前々々回、前々回、前回と総選挙を見ると、マスコミの世論誘導に踊らされがちな日本国民であるが、今は何でもかんでも中国批判アメリカ礼賛に向かっている流れだ。 しかしある程度はこういうカウンターを読んでみたほうが物事の見え方が大きく変わるだろう。著者のアメリカ嫌いを考えたとしても読む価値は決してないとは言えない。おススメ。
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