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戦後史の正体 の商品レビュー

4.3

220件のお客様レビュー

  1. 5つ

    90

  2. 4つ

    68

  3. 3つ

    27

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  5. 1つ

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2012/10/05

胸のすく思いで読み終えました。本書を通じ、日本の抱える最大の問題について、多くの日本人に知っていただきたいと思います。

Posted byブクログ

2012/10/02

留意しなければならない点は「この主張(本)が誰の後ろ盾の元にどんな思惑で出版されたか」であると考える。 真実を知りたいと思うが故に、この本を読んで迷い道に足を踏み入れる可能性は大である事も重要だ。 「思想」を学んでこなかった我々はこの手の著作を読む時に、検討しなければならない...

留意しなければならない点は「この主張(本)が誰の後ろ盾の元にどんな思惑で出版されたか」であると考える。 真実を知りたいと思うが故に、この本を読んで迷い道に足を踏み入れる可能性は大である事も重要だ。 「思想」を学んでこなかった我々はこの手の著作を読む時に、検討しなければならないのは正にそう云った点ではないだろうか?

Posted byブクログ

2012/10/01

アメリカってそんなに日本に干渉してたんだ。政治の手詰まり感は、これが根っこにあるからで、いつかは脱却しなくてはならない… 小林よしのりの「マナーとしての反米」って、結構言い得てる。

Posted byブクログ

2012/10/01

「戦後再発見」双書①~日本の戦後の外交を見ると,対米追随派と自主派に分けられ,自主派は①占領軍の指示で追放されたり②検察が起訴しマスコミが大々的に報道し政治生命が断たれたり③政権内の重要人物を切ることを求められ結果的に内閣が崩壊させられ④米国が支持していないことを協調し党内の反対...

「戦後再発見」双書①~日本の戦後の外交を見ると,対米追随派と自主派に分けられ,自主派は①占領軍の指示で追放されたり②検察が起訴しマスコミが大々的に報道し政治生命が断たれたり③政権内の重要人物を切ることを求められ結果的に内閣が崩壊させられ④米国が支持していないことを協調し党内の反対勢力の勢いを強められ⑤選挙で敗北⑥大衆を動員し政権崩壊を招くかして早々に政権を奪われている。自主派は,重光葵・石橋湛山・芦田均・岸信介・鳩山一郎・佐藤栄作・田中角栄・福田赳夫・宮沢喜一・細川護煕・鳩山由紀夫・・・異色な人としては小沢一郎。②の例としては,芦田均は昭和電工事件,田中角栄・ロッキード,竹下登・リクルート,橋本龍太郎・日歯連事件,小沢一郎・西松建設+陸山会。⑥の例が岸信介。対米追随派は吉田茂・池田勇人・三木武夫・中曽根康弘・小泉純一郎の他,海部俊樹・小渕恵三・森喜朗・安倍晋三・麻生太郎・菅直人・野田佳彦。自主派から追随派に移行させるシステムとしては,地検特捜部と報道。一部抵抗派もいて,鈴木善幸・竹下登・橋本龍太郎・福田康夫だ~なるほどねえ・・・そういう見方ができるね。終戦間際は非軍事化と生産の破壊,冷戦開始で再軍備と経済復興,冷戦終結後は経済上の敵とアメリカの大きな流れはある。この①は売れているらしいが,②本当は憲法より大切な日米地位協定入門(前泊博盛)や③安保村の論理(豊下楢彦)は売れるだろうか

Posted byブクログ

2012/09/30

決して嫌いになったわけではありませんが、米国の味方が一気に変わりました。政治、経済、日々のニュースなどなど、この本に書かれていることを知っているのと知らないでいるのとでは、見る目が全く違ってきます。 とにかく凄い。

Posted byブクログ

2012/09/30

 TPPやめた方がいいな、というのが読後に最初に感じたことでした、また鳩山由紀夫、細川護煕ら期待していた首相が何故半端な形で辞めたのか納得しました。大本営発表で知らされることと真実との違い、もちろんこの本が100%正しいかどうかは分かりません、しかしこれからの報道に対し常に疑いの...

 TPPやめた方がいいな、というのが読後に最初に感じたことでした、また鳩山由紀夫、細川護煕ら期待していた首相が何故半端な形で辞めたのか納得しました。大本営発表で知らされることと真実との違い、もちろんこの本が100%正しいかどうかは分かりません、しかしこれからの報道に対し常に疑いの目を向けるようになるでしょう。しかしよくこの本が出版できたなと思う次第、皆に読んでもらいたいです。 そうそう、岸信介の印象が180度変わりました。

Posted byブクログ

2012/09/30

戦後の歴史と日米の関係(アメリカの日本にたいする圧力とその 日本側の対応の歴史)が詳細に書かれた本。 戦後の歴史という意味でも、かなり有用な本だと思います。 これを読むと、ある程度割り引く必要があるかとは思いますが ある意味日本の敵性国家は、アメリカだとおもいます。 日本の政争と...

戦後の歴史と日米の関係(アメリカの日本にたいする圧力とその 日本側の対応の歴史)が詳細に書かれた本。 戦後の歴史という意味でも、かなり有用な本だと思います。 これを読むと、ある程度割り引く必要があるかとは思いますが ある意味日本の敵性国家は、アメリカだとおもいます。 日本の政争とアメリカの関係。アメリカの横暴。 マスコミのアメリカの追従。世論の無知 世論やマスコミで大きく叩かれた、鳩山や福田(子) 岸・田中角栄・小沢・竹下の各歴代の総理がアメリカと 戦ってきたこと。むかしの占領時代やその後の冷戦 時代のほうが、アメリカに対して気概をもった 対策を持った人物が多くいたこと。 やっぱりアメリカって恐ろしい国だと思います。 また、そこにやっぱり人種差別があるのではと思ってしまいます。 今後の政権やこれからの選挙などで、対米方針の考え方 について誰がどちらなのかを見極めたいと思います。

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2012/09/30

タイトルは固いですが、高校生にも読めるようにということでかなり読みやすく書かれています。初めて知ることがたくさんありました。アメリカの圧力と日本の歴代政権のやり取りをメインに実際の談話や議事録をもとに解説しています。ウィキリークスで明らかになった機密文書によって出てくる事実も。6...

タイトルは固いですが、高校生にも読めるようにということでかなり読みやすく書かれています。初めて知ることがたくさんありました。アメリカの圧力と日本の歴代政権のやり取りをメインに実際の談話や議事録をもとに解説しています。ウィキリークスで明らかになった機密文書によって出てくる事実も。60年安保の意外なというか認識がひっくり返るような水面下の状況なども出てきます。沖縄の基地の問題の根底にある安保、行政協定、地位協定の流れも読むと少しわかります。しかしアメリカの自国の利益追求の圧力は凄まじい。引用や口語訳などで意訳があるところもありますが、資料元が巻末に列挙されているので気になる人は原文を参照すれば良いと思います。選択した事実(だれでもそうだとおもいます。)をもとにした筆者の見解にはは異論があるのも然りですが、実際のやり取りの情報は読む価値あると思います。

Posted byブクログ

2012/09/29

日本の戦後史を、『米国の圧力』を軸に読み解く良書。戦後の首相を『対米追随』と『自主路線』に分け、それぞれが米国とどう関わってきたかを、敗戦直後から現政権に至るまで時系列的に解説する。 『日米安保』『日米同盟』『不沈空母』・・・昔から漠然と疑問に思ってきたこれらの、日本の米国に対す...

日本の戦後史を、『米国の圧力』を軸に読み解く良書。戦後の首相を『対米追随』と『自主路線』に分け、それぞれが米国とどう関わってきたかを、敗戦直後から現政権に至るまで時系列的に解説する。 『日米安保』『日米同盟』『不沈空母』・・・昔から漠然と疑問に思ってきたこれらの、日本の米国に対する姿勢が、何によってもたらされてきたかが明らかになる。 脱原発、領土問題、基地問題など、3.11後の今、山積する問題の根っこは対米関係にある。陰謀論などではなく、そうした動きがあったことを認めて、初めて戦後の日本史が納得できるものになる。必読の書。

Posted byブクログ

2012/09/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

元外務相、国際情報局長である著者によって明かされる戦後日本史。よくみられる「アメリカ陰謀論」とは一線を画す、リアルな現場からのリポート。戦勝国アメリカの圧力に対して日本の政治家はどう対処したのか。その歴史は悲しいほどに一方的に負け続けているようです。アメリカに従属した者は生き存え、そうでない者は徹底的にパージされる。スキャンダルで政権を追われたものから果ては謎の死を遂げた者まで。アングロサクソンが植民地支配を通じて磨き上げたそのノウハウを遺憾なく発揮するその手腕には驚くほかありません。もっとも日本はアメリカの威を借りて経済成長をした一面も否定できません。残念ながら「豊かになりすぎた奴隷」である我が国は、そろそろ支払いを求められているようです。アメリカがTPPなどを通じて日本が溜め込んだ富を吐き出させる気になったとき、果たして抗える政治家はいるのでしょうか。それともまた歴史の闇に消されていくのでしょうか…。

Posted byブクログ