戦後史の正体 の商品レビュー
戦後以降の日米関係を元外交官の視点と、事実や証拠を添えて読み解いてる本です。高校生向けでもわかるように書いた、ということなので内容はわかりやすいです。(が、文体が僕には微妙にマッチしなく、スッと頭に入って来ず苦戦しながら読みました…) れいによって不勉強な自分は、戦後の政府に「...
戦後以降の日米関係を元外交官の視点と、事実や証拠を添えて読み解いてる本です。高校生向けでもわかるように書いた、ということなので内容はわかりやすいです。(が、文体が僕には微妙にマッチしなく、スッと頭に入って来ず苦戦しながら読みました…) れいによって不勉強な自分は、戦後の政府に「自主路線」「追従路線」があった、かつては米国にはっきりと物を言えた政治家や外交官がいた、なんてことは知らず、そうだったのかぁ…の連発。 ここ数ヶ月読んだ本で米国の圧力についてはなんとなく知ってはいたものの、なんとなく知っていたことは氷山の一角だったようです。個人的には自主路線で行って欲しい思っているし、今後はそういう政治家を応援したいなぁ。 それから検察の前身は実質GHQが作った組織、という点もびっくりですね。マスコミ含めて米国から色んな触手が日本を侵食しているようで、目に見えないだけで実際は占領されてる感じで、TPPによってそれがより強固になるのでしょうね。。。
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小泉首相時代、日本は安全保障面だけでなく、経済面でも対米従属が大きく進みました。私には、外交・安全保障面では完全に米国に追従しながらも、海外での派兵だけはせず、内政面では何とか米国の介入を防いで比較的的平等な社会を築いてきた自民党政権の意義が、ここで完全に失われたのだと思えます。
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やや視点が偏っている部分もある。冷静に受ける必要がある。しかし、過去の首相のあり方と日米関係について、考える視点を得られるのは確か。今後の政治を考える上で、参考にできる。
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『東京プリズン』とともに話題の本だったので読んでみた。米の一国至上主義はなぁとずっと思ってたけど、日本政治の黒幕だった!?解決困難な領土問題は、米に意図的に仕組まれた!?「望むだけの軍隊を、望む場所に、望む期間だけ残留させる権利を確保する、それが米国の目標(ダレス)」一つの視点と...
『東京プリズン』とともに話題の本だったので読んでみた。米の一国至上主義はなぁとずっと思ってたけど、日本政治の黒幕だった!?解決困難な領土問題は、米に意図的に仕組まれた!?「望むだけの軍隊を、望む場所に、望む期間だけ残留させる権利を確保する、それが米国の目標(ダレス)」一つの視点として心に留め、TPPも自分なりに考えていかなきゃ。そして、米とひとくくりに言い切るものでもないのだろう。「もっとも弱い立場の者が道徳的、経済的、軍事的な力によって守られたわれわれと同等の自信をもって、話しあいのテーブルにつかなければなりません。(アイゼンハワー)」
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戦後史を『対米追従路線』と『自主路線』の外交の対立軸で検証した本。 『高校生でも分かるように』という主旨で、かなり分かりやすかった。 この外交路線の観点からみると今までとは全然違うイメージになる首相がいたり、『自主路線』の首相はマスコミから叩かれ短命に終わるとか、『歴史に学ぶ...
戦後史を『対米追従路線』と『自主路線』の外交の対立軸で検証した本。 『高校生でも分かるように』という主旨で、かなり分かりやすかった。 この外交路線の観点からみると今までとは全然違うイメージになる首相がいたり、『自主路線』の首相はマスコミから叩かれ短命に終わるとか、『歴史に学ぶ』とはこういうことかと非常に勉強になった。 たくさんの人に読んで欲しい本です。
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日本の戦後史というか首相を軸とした政治史。学校の教科書では書かれない、外交官ならではの切り口で興味深い本だ。孫崎氏の意見をそのまま受け入れるかはさておき、世の中の事象、特にマスコミやネットなどの二次情報を単純に受け入れて良いものか、改めて考えさせられる一冊。尖閣諸島、竹島、北方領...
日本の戦後史というか首相を軸とした政治史。学校の教科書では書かれない、外交官ならではの切り口で興味深い本だ。孫崎氏の意見をそのまま受け入れるかはさておき、世の中の事象、特にマスコミやネットなどの二次情報を単純に受け入れて良いものか、改めて考えさせられる一冊。尖閣諸島、竹島、北方領土問題。TPPや原発問題。我々日本人はもっと真剣に考える必要があるのではないか?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
よくマスコミ(テレビ、新聞)を信じてはいけないというがすべてがすべて悪ではなく、この本に書かれていることも100%信じられるものではないでしょう。 しかし、今いろいろなところで挙げられている歴史認識の過程はマスコミの裏に隠れたアメリカにつくられたということをはっきりと記したことには意義があるのかもしれない。 大切なのは排除、否定論ではなくいかに日本の国益に有利に取り込んでいくかということなのではないだろうか。そうすれば単にあれが悪いこれが悪いという論争が幼稚だということも見抜けるだろうと思う。 一番知りたいのは小泉首相以降の日本の対米追従のあり方であり洗脳に近い国民世論の統制がいかに行われたかだったがそこに関しては駆け足的に終わってしまっている。 改めてそこのみ焦点をあててまとめてもらいたい。 引用 自主派 重光葵 石橋湛山 芦田均 岸信介 鳩山一郎 佐藤栄作 田中角栄 福田赳夫 宮澤喜一 細川護熙 鳩山由紀夫 対米追随派 吉田茂 池田隼人 三木武夫 中曽根康弘 小泉純一郎 海部俊樹 小渕恵三 森喜朗 阿部晋三 麻生太郎 菅直人 野田佳彦 一部抵抗派 鈴木善幸 竹下登 橋本竜太郎 福田康夫
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日本人は必ず読んだほうがよい本。マスコミを信じちゃいけない。日本の中・高・大学の日本史・世界史の授業は、こういうことを教えられないのであれば全く価値がないと思う。
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戦後史をアメリカとの関係から読み返す書物。 著者の言うアメリカの手引きがどれほどのものかは 僕が評定できるようなものではないが、 アメリカと距離をおいた政権が短命に終わってきた、 ということは事実として確認できる。 このようなやり口は国家間における生権力の実験とも言える。 が、...
戦後史をアメリカとの関係から読み返す書物。 著者の言うアメリカの手引きがどれほどのものかは 僕が評定できるようなものではないが、 アメリカと距離をおいた政権が短命に終わってきた、 ということは事実として確認できる。 このようなやり口は国家間における生権力の実験とも言える。 が、本当にそれだけだろうか? 著者は繰り返し、アメリカは一枚岩ではないと言う。 それは故に、我々が自主路線を訴えうる相手が アメリカにもいるということだが、従属へのプレッシャーの源は 果たして何者から表れているのか。それが空恐ろしい。
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アメリカっていやな国だとは思っていたけど、上手に日本をコントロールするなあ。日本はこれからどうなるんだろうかと心配になるけど、政治家の中にも頑張っていた人がいるのを知って少し希望も見える。そういう人はたいていマスコミからはたたかれているから、こういう話は、マスコミではとりあげ...
アメリカっていやな国だとは思っていたけど、上手に日本をコントロールするなあ。日本はこれからどうなるんだろうかと心配になるけど、政治家の中にも頑張っていた人がいるのを知って少し希望も見える。そういう人はたいていマスコミからはたたかれているから、こういう話は、マスコミではとりあげられないんだろう。 私の子どもの頃の雑誌には、アメリカは自由の国あこがれの国懐の広い国としてえがかれていた。そうやってアメリカに対するあこがれが刷り込まれたんだろうなあと思う。大人になってイラクのあたりからやっとアメリカおかしいんじゃないの?と思うようになったんだからちょっと勉強不足でした。
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