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街場の文体論 の商品レビュー

4.4

118件のお客様レビュー

  1. 5つ

    54

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2013/03/19

内田さんの書くものが好きだっていう話をしたら、でもちょっと偏ってるよねと言われました。 確かに、他の人があんまり書かないようなことをたくさん書いてて(そういう部分が好きなわけですが)、独特な論理や修辞法を使われますよね。 けど、内田さんの言葉をそのまま使いますけど、内田さんの書...

内田さんの書くものが好きだっていう話をしたら、でもちょっと偏ってるよねと言われました。 確かに、他の人があんまり書かないようなことをたくさん書いてて(そういう部分が好きなわけですが)、独特な論理や修辞法を使われますよね。 けど、内田さんの言葉をそのまま使いますけど、内田さんの書くものからはそこで扱われているコンテンツや結論に関わらず、自分の学んで得たこと、考えたことをどうしても伝えたい、分かってもらいたいというメッセージ(メタ・メッセージですね)をひしひしと感じることができます。そういう姿勢を学びとることが内田さんの本から得られる大事な滋養の1つだと思うので、あんまり論旨や結論にこだわらないでこれからも読んでくださいね、と言いたかったんですけど、その場ではとても思いつけなかったのでここに書き留めておこうと思います。

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2013/02/03

内田先生の神戸女学院大における最後の講義に相応しい、まさに集大成とも言うべき講義録である。 今まで先生が何度か使われてきた言葉が実際どういう意味を持つものなのかということを、この講義録で初めて知ることができたものがいくつもあった。 内田先生の多くの本の中でも、まちがいなくベスト3...

内田先生の神戸女学院大における最後の講義に相応しい、まさに集大成とも言うべき講義録である。 今まで先生が何度か使われてきた言葉が実際どういう意味を持つものなのかということを、この講義録で初めて知ることができたものがいくつもあった。 内田先生の多くの本の中でも、まちがいなくベスト3に入る著作である。

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2013/01/26

自分にとっては第10講以降がとても響いた。もちろんその前も面白いけれども、第10講からはグイグイ引っ張られる感じで読み進んだ。

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2013/01/19

村上 春樹の物語の地下深い水脈の話とか、一神教の神の啓示の話とか、既に何回か読んだ話だけど新鮮。講義を受けて見たかったなぁ。

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2013/01/17

 内田先生,空中浮遊信じてるとか公言してるのか。結構ヤバイんじゃ…。オウムとか覚えてるよね?? 「クリエイティブ・ライティング」と題された最終講義14コマをまとめた本なんだけど,脱線が多くて文学の話はそんなにない気が。それもその半分くらいは村上春樹だしw  もちろん話はうまく...

 内田先生,空中浮遊信じてるとか公言してるのか。結構ヤバイんじゃ…。オウムとか覚えてるよね?? 「クリエイティブ・ライティング」と題された最終講義14コマをまとめた本なんだけど,脱線が多くて文学の話はそんなにない気が。それもその半分くらいは村上春樹だしw  もちろん話はうまくて,博学なのは間違いない。ただ,言ってることはただの懐古趣味だったり,精神論だったり。何と言うか,老害ぽいかも。11年前の『寝ながら学べる構造主義』は非常に良かったんだけどね…。  たぶん日々取り入れる情報を,自分の思い込みを強化するように取捨選択・修正歪曲してしまっているから,こうして首尾一貫した内田ワールドを流れるように繰り出せるんだろうな。

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2013/01/13

ウワーそうそう、そうなんだよね!へぇーそうかそうか…というようなテンションで読みました。 ぼんやりしていた何かがやさしい言葉でスルスル説明されるのが気持ちよかったです。

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2013/01/06

情意を尽くして伝えたいことが、自分にもあるんじゃないかと考えてみる。…読了後じわじわとくるなぁ。しばらくしたら読み返そう。

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2013/01/05

これまでの著作とネタがかぶるところもありましたが(トマトソースをトマスマンに読み違える話とか)、十分楽しめました。

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2012/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

このように心に直接響く言葉を届けるには、その言葉に載せる想いや熱意が大切だと思いました。後で本として読めることは素晴らしいことですが、出来るならこの講義の一聴衆でありたかったです。そして、言語!難解で面白い永遠の謎を非常に分かりやすく説明されて、思わず分かったような気になりました。

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2012/12/21

内田樹氏の最終講義15回分をまとめた本。ご本人もあとがきやブログ等でおっしゃっていますが、最後の講義ともあって非常にテンションが高く、話しているご自身が話しながら発見をしている、「こんなことを言うつもりではなかった」(良い意味で)と思うようなことを話し続けてしまっている、という感...

内田樹氏の最終講義15回分をまとめた本。ご本人もあとがきやブログ等でおっしゃっていますが、最後の講義ともあって非常にテンションが高く、話しているご自身が話しながら発見をしている、「こんなことを言うつもりではなかった」(良い意味で)と思うようなことを話し続けてしまっている、という感じが伝わってきます。 内容そのものは、これまでさまざまなご著書やブログなどで書かれていたことを新たなコンテクストの中で語りなおしている感じですが、これまで語られてきた社会や政治、経済に関する言説が、「いかに生成的な文体を生み出すか」というかたちでまとめられているとこに、非常に共感を覚えます。

Posted byブクログ