鈴の神さま の商品レビュー
自分も田舎のゆったりとした時間の中に身を置いている感覚になれる一冊。 冬弥と安那の掛け合いがすごくいい。ほっこりとさせられます。
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鈴守の神様、安那どの、まさに日本各地の神社仏閣におわす護り神。自然と人間の傍らに住まい、人々を救済している。その存在が日本の風土に溶け込み、さりげないところが、にくいです。高野村と同じような場所が日本からなくならないように願うばかり。癒しの一冊です。
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※このレビューにはネタバレを含みます
時代を超えたファンタジー・ストーリーだ。 四国山中の町外れ、私有地のお山のてっぺんにある小さな神社に、見える人にしか見えない鈴の神さまがいるという設定。 5編の時を越えた物語に登場するのは、鈴の神さまである安那こと沙耶。見た目は小学生低学年の子供にしか見えないが、時代がかった着物姿で歳を重ねている。 それぞれの物語に登場する沙耶は、出会う人は違っても同じような振る舞い。見える人に強烈な思い出を残して消えていく。 最初の作品「鈴の神さま 1996春」と最後の作品「十四年目の夏休み 2010夏」には同じ主人公・冬弥が登場。 ヴァイオリンとピアノを弾く少年だった冬弥と沙耶との最初の出会い、そして14年後の再会がなかなか感動的で、ほのぼのとした味わい。
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小さな男の子の姿をした鈴の神さまと、人々のふれあいを描くファンタジー。 ふんわりとした表紙のイラストと相まって、温かな話に心がほっこり。 何より鈴の神さまである沙耶(大の甘党)の、愛くるしいこと。 無邪気で素直な心を持った沙耶の一挙一動が微笑ましい。 「あと一匙、食べさせてたも...
小さな男の子の姿をした鈴の神さまと、人々のふれあいを描くファンタジー。 ふんわりとした表紙のイラストと相まって、温かな話に心がほっこり。 何より鈴の神さまである沙耶(大の甘党)の、愛くるしいこと。 無邪気で素直な心を持った沙耶の一挙一動が微笑ましい。 「あと一匙、食べさせてたも・・・」なんて涙目で懇願された日には、アイスだろうが饅頭だろうが何でも食べさせてあげたくなってしまう。 終わり方も◎ 心が和む優しく可愛らしい物語。
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四国の小さな町、高野町。そこにある祖父の家に、春休みを使用して遊びに来た中学生の冬弥は、5歳くらいの男の子・沙耶と出会う。彼は鈴守と言う、鈴の神様だった。ほのぼの和風ファンタジー。 表題作の他、時代を変えていろいろな人々が沙耶に関わります。 どの登場人物もいきいきと、そして大変...
四国の小さな町、高野町。そこにある祖父の家に、春休みを使用して遊びに来た中学生の冬弥は、5歳くらいの男の子・沙耶と出会う。彼は鈴守と言う、鈴の神様だった。ほのぼの和風ファンタジー。 表題作の他、時代を変えていろいろな人々が沙耶に関わります。 どの登場人物もいきいきと、そして大変魅力的に書かれてますが、ダントツにこの沙耶が可愛くて可愛くて…。 鈴を守る以外、何もしない、出来ない神様と言う設定も面白かった。冬弥を筆頭に、生活や自分の置かれた状況に疲れた登場人物たちは、沙耶と出会い、関わっていくうちに気持ちはもちろん、事態もころころっと好転します。読後感がとってもいい本でした。
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面白かったです。 人物描写が素晴らしかった。 神様と言うか幼児の主人公がとても生き生きしていて、私の大好きな本になりました、珍しく二回よみなおしました。 特に、もう一匙と言うフレーズが私の頭を離れません。 また、神様の存在についても、何もしない神様というのも有りではないかと、感化...
面白かったです。 人物描写が素晴らしかった。 神様と言うか幼児の主人公がとても生き生きしていて、私の大好きな本になりました、珍しく二回よみなおしました。 特に、もう一匙と言うフレーズが私の頭を離れません。 また、神様の存在についても、何もしない神様というのも有りではないかと、感化されそうです。 更に現在同じ作家の本を調査中。
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