鈴の神さま の商品レビュー
面白かった ピアノのコンクールにこんなに安易な考えで出られるの?みたいな違和感はちょっとあったけれども、軽い読み物にはぴったりな可愛い優しい物語。
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神様の時の流れと人の時の流れは違うが、人は子孫と言う水流を作り神と共に時間の河を流れていく。14年ぶりの約束は神様にも待ち遠しかったようだ。楽士が奏でる音楽と神が振り出す鈴の音が連翹の丘を吹きぬける。よい本でした。
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最初の話が「え、そんな展開!?」と驚いたのだけど、最後の話できちんと話が繋がり冬弥と安那が再び再会するシーンは不覚にも泣いてしまった。 「とうとう夏休みが来たのじゃな!?」なんて泣ける。 とにかく神さまの「安那」が可愛い。神様なのにポテチで蕁麻疹ができたりアイスでおなかを壊したり...
最初の話が「え、そんな展開!?」と驚いたのだけど、最後の話できちんと話が繋がり冬弥と安那が再び再会するシーンは不覚にも泣いてしまった。 「とうとう夏休みが来たのじゃな!?」なんて泣ける。 とにかく神さまの「安那」が可愛い。神様なのにポテチで蕁麻疹ができたりアイスでおなかを壊したり・・・。話し方も可愛らしく皆に愛されているのがとてもよくわかる。楓殿もまた神狐として良いキャラで素晴らしい。暖かく読んでいて心地の良い本だった。
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無垢な神さま。 子どもと大人の世界の見え方について考えてしまった。 それは一人の中で徐々に変化していくものであり、しかし振り返れば確実に自分の中に忘れ得ずあるものだ。
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鈴の神様の沙也が可愛い。口調や石好きとかおじゃるまるのお話との類似点がちょっとひっかかったけど。短編集かと思わせて最後に最初の冬弥のお話の続きになっていた。鈴の神様の沙也をもう少し出して欲しかったなぁ
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四国の山奥に鈴を守る小さな神様が居る。その神様をめぐる5つの短編集。それぞれのお話が少しずつリンクしてくるので読むのが楽しい。100歳以上だというのに風貌が5歳くらいの幼児で、昔の言葉を使うところがおじゃる丸を連想した。今度の夏休みは一緒に遊ぼうと言っていたのに行かなかったのを、...
四国の山奥に鈴を守る小さな神様が居る。その神様をめぐる5つの短編集。それぞれのお話が少しずつリンクしてくるので読むのが楽しい。100歳以上だというのに風貌が5歳くらいの幼児で、昔の言葉を使うところがおじゃる丸を連想した。今度の夏休みは一緒に遊ぼうと言っていたのに行かなかったのを、十数年経ってから遊びに来た時それを覚えていて「夏休みがきたのじゃな」というところがあります。ずっと約束破ってきたのに、本当に無邪気で清らかで。でも約束を覚えてくれたうれしさもあって、涙が流れました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
限られた人にだけ見える鈴の神様 ヤスナ(幼名さや)と世話役の楓。 着物を着た5、6歳くらいの無邪気なこども姿。 話口調も独特でなんかいいな。 5つの章立てで時間軸が交差。1945〜2010年。 とうやとヤスナのやりとりが一番好きだな。 あと祖父のナツさんも。 名前がたくさん出てきて 人物関係がどうつながっているのか気になって あとから相関図を書いてみつつ。 とうやの親族 名前に春、夏、冬がついて季節の名前なんだね。 ジッポの売れない俳優 次郎は最後に有名人になっていたことがわかったし。 ヤスナの大好きな和菓子屋・雛屋は美鈴さんがビー玉とコスモスに出てきて、月日を感じるし。 美鈴さんの孫のシホさんもちょこちょこ出てるね。とうやと年が近いし意気投合かしら。 みんなそれぞれ ヤスナとの不思議な出会いで、チャンスをつかんだり 遠い過去に思いをはせたり 未来にワクワクしたり。 絶対的に美しい音。 そんな しゃららんって 鈴の音が聞いてみたくなる本。
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談話室の「読んだあと幸せな気分になれる本」(http://booklog.jp/q/2536)の中で紹介されてた1冊。 表紙もタイトルもかわいいのに 読後感がとてもすっきりしていて、よかったです。 いい人ばかりしか出てこない、いい話。 それでもよかった。すきです。
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こういう話は好き。読後感もよかった。 けど、ちょっと弱いかな。 登場人物がみんな良い人ばかりだったせい?
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四国の村が舞台の鈴の神さまと神さまが見える人との心温まる5つの連作短編集。 ただただ良かった。空気感がたまらなく心地良い。 純真無垢で天真爛漫な安那様がひたすら可愛く、愛らしい。願い事を叶えてくれるわけではないけど、安那様と出会った人たちの心が解きほぐれていく様子に自分の心もほぐ...
四国の村が舞台の鈴の神さまと神さまが見える人との心温まる5つの連作短編集。 ただただ良かった。空気感がたまらなく心地良い。 純真無垢で天真爛漫な安那様がひたすら可愛く、愛らしい。願い事を叶えてくれるわけではないけど、安那様と出会った人たちの心が解きほぐれていく様子に自分の心もほぐれていくよう。 素敵な一冊でした。
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