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鈴の神さま の商品レビュー

4.2

68件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2019/02/03

四国の小さな田舎の村を舞台に、年代を超えた出来事を綴る短編連作。 四国の小さな村の山の上には鈴守の神様がいて、小さい子供や特定の人にだけ見える。 その神様との交流を、1945年、1988年、1996年、2010年のそれぞれの時代の出来事や世相とともに描かれているとても温かい話。 ...

四国の小さな田舎の村を舞台に、年代を超えた出来事を綴る短編連作。 四国の小さな村の山の上には鈴守の神様がいて、小さい子供や特定の人にだけ見える。 その神様との交流を、1945年、1988年、1996年、2010年のそれぞれの時代の出来事や世相とともに描かれているとても温かい話。 時代は変わって、人も成長し、色々なものが変わっていく中、神様だけは変わらない。 その時代のギャップや、知らないからこそのシンプルな考え方が心に響いて影響していくさまが面白い。 どの話も所々繋がってて面白い。

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2018/11/01

表紙のイメージ通り、可愛らしいファンタジー。 四国の田舎にいる『鈴守り』の神さま。 甘いものが好きで無邪気な神さま。 5つの話、それぞれの時代で神さまと出会う人たち。 全体的に温かく、優しい気持ちになれる。 鈴の神さま安那の脳内イメージは私の中で完全に、おじゃる丸。 八百万の神...

表紙のイメージ通り、可愛らしいファンタジー。 四国の田舎にいる『鈴守り』の神さま。 甘いものが好きで無邪気な神さま。 5つの話、それぞれの時代で神さまと出会う人たち。 全体的に温かく、優しい気持ちになれる。 鈴の神さま安那の脳内イメージは私の中で完全に、おじゃる丸。 八百万の神がいると言われる日本。 もしかしたらこんな可愛らしい神さまがどこかに居るかも知れない。

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2018/09/30

田舎町の山の上にある神社に住む、鈴の神様・安那様とお目付け役の楓殿。色んな時代の人たちが、この町で彼らに出会う。時代と主人公が章ごとに変わるんだけど、それぞれの章の登場人物が別の章にも出てきたり、先祖や子孫が出てきたりしてつながっている。 世界観がすごく良い。登場人物にはそれぞれ...

田舎町の山の上にある神社に住む、鈴の神様・安那様とお目付け役の楓殿。色んな時代の人たちが、この町で彼らに出会う。時代と主人公が章ごとに変わるんだけど、それぞれの章の登場人物が別の章にも出てきたり、先祖や子孫が出てきたりしてつながっている。 世界観がすごく良い。登場人物にはそれぞれ悩みや苦労もあるんだけど、彼らと安那様との交流は心温まる。安那様が本当に可愛い。楓殿も素敵。日本の八百万の神様の中には、きっとこんな神様もいるんじゃないかしら。

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2018/08/16
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優しいお話でした。鈴守さま、鈴の神様である安那(やすな)ちゃんは、見える人には品のよい子どもに見えるらしい。甘いものが大好きで時代がかった言葉遣いをするらしい。そんな鈴の神様に運よく出会えた人の物語。  連作短編かと思いきや時代が遡ったりして、全然関係ない話なのかなぁと思っていたら繋がっていたりと、最初に出てきた冬弥の話の続きが気になっていた私は少し翻弄されました。冬弥以外は安那殿が神様だとは気付いていない感じでしたが、安那殿と関わりその瞬間は幸せな気持ちでいられたこと、その後に幸せに生きていられることそれがやっぱり“ご利益”なのかなぁと思いました。  最後の話は冬弥で、約束の夏休みを迎えられたこと、ちょっぴり涙ぐんでしまいました。鈴の神さまがその地にずっといられるように祈りながら読了。

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2018/06/29

知野みさき 著「鈴の神さま」、2012.7発行、短編連作5話、ほのぼのとした物語です。鈴の神さま、引き出しのビー玉、ジッポと煙管、秋桜、十四年目の夏休み の5話。

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2018/05/28
  • ネタバレ

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評価は4. 内容(BOOKデーターベースより) あの山のてっぺんに住んでいるのは誰?それはきっと、小さな神さま―。四国ののどかな田園を舞台に、やわらかく紡がれる5つの物語。第4回角川春樹小説賞受賞作家のデビュー作。 もう少し分かりやすく横がつながれば良かったが、時代が飛びすぎて理解しにくかった。 全体的にはほんわかファンタジーである。

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2018/05/18

四国の田舎で冬弥が出会った鈴守の神様・安那。 時代を変え、少しずつリンクしながら描かれる優しい物語。 見える人にだけ見えるという神様。トトロみたいと思いながら読んでいたけど、5,6歳の見た目というように本当に人の子のように無邪気で人懐っこい安那がかわいい。 特に最後の話の幸せで...

四国の田舎で冬弥が出会った鈴守の神様・安那。 時代を変え、少しずつリンクしながら描かれる優しい物語。 見える人にだけ見えるという神様。トトロみたいと思いながら読んでいたけど、5,6歳の見た目というように本当に人の子のように無邪気で人懐っこい安那がかわいい。 特に最後の話の幸せで暖かいこと・・・ストーリーが染み込んできて涙が滲んだ。

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2017/10/23

四国ののどかな田園を舞台にした、五つの短編集。 “鈴守”の安那様が、とにかく可愛くて癒されまくりです。 心が温かいもので満たされる・・そんな一冊です。

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2022/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

内容(「BOOK」データベースより) あの山のてっぺんに住んでいるのは誰?それはきっと、小さな神さま―。四国ののどかな田園を舞台に、やわらかく紡がれる5つの物語。第4回角川春樹小説賞受賞作家のデビュー作。 内容紹介 やさしい想いに満たされる、ほっこりファンタジー! 疲れた心にじんわり効きます。 四国の山間にある小さな町・高野町を舞台に、さまざまな時代に生きる人々と、 愛くるしい男の子の姿をした鈴の神さまのふれあいを温かく描いた短編連作。 まず表紙が可愛いです^^ そして最初の章で登場人物達に魅了されてしまうので 最初の章の最後のショックが大きかったです; それはないよと半泣き。 でも人生ってそういうもの、という飾らなさは好感、好感ですが でもやっぱりそれはないよ…orz …と読み進む気力が一気に落ちますが 読んで行くうちにまた引き込まれていきます。 結局「鈴の神さま」がどういうものかは分からないのですが 何故か「そういうものか」で良い気がしてしまう。 愛すべき隣人、みたいな感じでしょうか。 神さまと聞いて何かしてくれるとか何かしてほしい、なんて考えてしまうのは 人間の悪いとこですね; そして最終章。 これで最初の章で味わった痛み軽減、 この先の物語を是非、いや 先でなくとも「鈴の神さま」の話がもっと読みたいと思ってしまいました。

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2016/09/18

鈴の神様、安那と出会った人々の物語。 人と神様とでは時の流れが違っていていつまでも小さな安那がかわいく、小さな安那は親しくなった人たちとの別れを何度も繰り返したんだろうなって思うと切なくなった。 年代を変えた5つの物語が書かれてて、微妙につながっていたところがよかった♪ 14年経...

鈴の神様、安那と出会った人々の物語。 人と神様とでは時の流れが違っていていつまでも小さな安那がかわいく、小さな安那は親しくなった人たちとの別れを何度も繰り返したんだろうなって思うと切なくなった。 年代を変えた5つの物語が書かれてて、微妙につながっていたところがよかった♪ 14年経って果たされた約束。 「とうとう、夏休みが来たのじゃな!」 一気に涙があふれた一言。 同じように楽しみに待っててくれたんだねって嬉しくなった♪

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