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海賊とよばれた男(上) の商品レビュー

4.3

690件のお客様レビュー

  1. 5つ

    291

  2. 4つ

    231

  3. 3つ

    87

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    2

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2020/05/22

出光佐三をベースにした歴史小説。民間会社にも関わらず、石油というメジャープレーヤー中心の業界で、利益に捉われない価値を追い求める男の物語。上巻は、戦後から始まり、戻って戦前・敗戦と国岡商店の背景が語られる。下巻が楽しみで仕方がない。

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2019/12/14

物語としては面白いけど、実際身近にこんない人いたら大変そうだなぁなんて事考えながら読み進む笑。大変な時のトップは独裁者な面もないと上手くいかないのかな。結果的に上手くいった人の会社が生き残っているんだろうけど、この主人公もかなり紙一重な事を考えると、運というか偶然で世の中成り立っ...

物語としては面白いけど、実際身近にこんない人いたら大変そうだなぁなんて事考えながら読み進む笑。大変な時のトップは独裁者な面もないと上手くいかないのかな。結果的に上手くいった人の会社が生き残っているんだろうけど、この主人公もかなり紙一重な事を考えると、運というか偶然で世の中成り立ってる部分も多いのかな。会社としても、戦後は良かったかもしれないけど、今の時代でこの働き方したらちょっと、、、みたいな。 戦争と石油の関係性を知って、新しく戦争を捉えることができたのは面白かった。戦争も、色々な視点から見ると見え方が違ってみえるのかもな、なんて思ったりして。 すごく面白い!次が読みたい!みたいにハマった本では無いけれど、色々考えさせられた。

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2019/07/27

想像以上におもしろい本。 主人公、国岡鐡造の企業家精神にはただただ感服するだけ。 出光創業家がシェルとの統合をあれだけ拒むのも納得。 とにかく下巻が楽しみ。

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2019/06/14

凄い男がいたものです。戦前戦中戦後と、ずっとゆらぎがありません。「馘首はならん」で始まるのはまさしくこの男の信念を一言で表しているようなもの。戦後の混乱期を乗り越えるために彼の部下たちがどれだけ彼を信じ本気で動き、働くか、一章でそれをまざまざと見せられた上での時系列を戻しての第二...

凄い男がいたものです。戦前戦中戦後と、ずっとゆらぎがありません。「馘首はならん」で始まるのはまさしくこの男の信念を一言で表しているようなもの。戦後の混乱期を乗り越えるために彼の部下たちがどれだけ彼を信じ本気で動き、働くか、一章でそれをまざまざと見せられた上での時系列を戻しての第二章。もし時系列順に読まされたら読みにくいかもしれない戦前戦中の部分が時系列を逆転させたことで納得のいくものとしてすんなりと入ってきます。百田さんの読ませる技術も凄いと思います。さて「七人の魔女」とは?すぐに下巻へ。

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2023/03/15

2016/10/08 追記  『海賊とよばれた男』『2016年12月10日(土)公開』 :   百田尚樹のベストセラー小説を映画化。圧倒的なVFX映像も見どころ。  2014/09/14 追記 「宗像大社国宝展」が出光美術館で行われることを知り、芋づる的に出光佐三氏につながりま...

2016/10/08 追記  『海賊とよばれた男』『2016年12月10日(土)公開』 :   百田尚樹のベストセラー小説を映画化。圧倒的なVFX映像も見どころ。  2014/09/14 追記 「宗像大社国宝展」が出光美術館で行われることを知り、芋づる的に出光佐三氏につながりました。  『「宗像大社国宝展」に行こう!』 〜 Myブログ「パそぼのあれこれフリーク:Part2」 URLはこちら ⇒  https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/a17740c933cb21d10ea3c4fe1cbe46cf 本書上巻には、宗像大社との関わりはふれられていません。下巻が楽しみです。 2014/8/18 記 明治から大正、昭和の激動の時代、大きな志をもって石油の販売をした国岡鐡造の話に、グイグイ引きこまれます。 国岡鐡造の人となりに惹かれて、事業を支える人々。 彼が育て上げ、どんな苦難も厭わず誠心誠意働く店員たち。 本当にこんなすごい人がいたのかと 驚きと尊敬の念でいっぱいです。 早く後半を読みたい! 本を読んだ後で、出光興産創業者の出光佐三がモデルと知りました。 『海賊とよばれた男 』  予約して1年。ようやく順番が回ってきました。 次も待ってるので、ささっと読まなくては! 2013/06/27  予約  2014/7/29 借りる。8/3 読み始める。 8/18 読み終わる。 内容と著者は 内容 : 敗戦の夏、国岡鐡造は借金以外なにもかも失っていた-。 20世紀の産業を興し、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。 その石油を武器に変えて世界と闘った男とはいったい何者か。 実在の人物をモデルにした歴史経済小説。 本屋大賞 第10回 著者 : 1956年大阪生まれ。同志社大学中退。関西の人気番組「探偵!ナイトスクープ」のメイン構成作家を経て、「永遠の0」で小説家デビュー。 ほかの著書に「ボックス!」「風の中のマリア」など。

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2018/12/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

出光佐三のお話だが、佐三さんが生まれた頃からの第一次世界大戦や、朝鮮戦争、大東亜戦争、オイルショックなど、歴史小説を読んでいるようでもあった。 とても詳しく戦地に行った人や、日本で暮らしていた人たちがどんなだったかも知ることが出来、とても勉強になった。 それにしても、出光佐三はすごかった。政府と喧嘩したり、ライバル会社に足を引っ張られたり、アメリカの石油会社からも邪魔されたりしても、自分の信念を貫き通せる人なんて、そうそういないと思う。

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2018/11/05

 一読巻を措く能わず、とはこのことだろう。  主人公国岡鐵造の確固たる信念とその行動。どの部分も読みながら手に力が入る。  下巻でイランから日彰丸が満載の原油を運び出す段でタンカーが浅瀬で底を擦る場面、英国海軍の包囲網をかいくぐる場面では手に汗を握る。  雄々しい男の生き様に力を...

 一読巻を措く能わず、とはこのことだろう。  主人公国岡鐵造の確固たる信念とその行動。どの部分も読みながら手に力が入る。  下巻でイランから日彰丸が満載の原油を運び出す段でタンカーが浅瀬で底を擦る場面、英国海軍の包囲網をかいくぐる場面では手に汗を握る。  雄々しい男の生き様に力をもらいたいならこの本を、雄々しい男の決心に号泣したいのなら「永遠の0」を。

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2018/10/18

仕事が嫌でしんどい時にこの作品を読みました。 感動したし、自分が小さく感じた。 言葉でどう表したら良いのか、、、 この作品を読んで良かった♡ あたしにとって大切な作品になりました。

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2018/10/17

骨太の石油王物語 戦時の人々の生活や石油統制なんかが、詳しく書かれていて勉強になる。 まるで実体験かと疑うほどの作り込みようで、ハラハラする。 全般を通して、主人公から感じる希望と信念が物語を強く引っ張っている。 下巻を読むのが待ち遠しい。

Posted byブクログ

2018/10/10

出光興産の創業者・出光佐三をモデルに描かれた、ノンフィクションに近い小説。 先を読む目、あふれる人間的魅力、ブレない軸。理想とする経営者像がここにあります。 正月にじっくり読むにはピッタリの一冊。

Posted byブクログ