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ケルベロスの肖像 の商品レビュー

3.4

229件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    60

  3. 3つ

    88

  4. 2つ

    30

  5. 1つ

    3

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2012/09/24

東城大の高階病院長、AIセンター長の田口医師、厚生省の火喰い鳥、白鳥。その部下の姫宮はじめ、これまでの東城大学医学部付属病院関係者が一堂に会しての最終章といったところでしょうか。 このシリーズ、全部読んだと思いますが、初期のころが物語としては楽しめました。 もちろん、この本もお...

東城大の高階病院長、AIセンター長の田口医師、厚生省の火喰い鳥、白鳥。その部下の姫宮はじめ、これまでの東城大学医学部付属病院関係者が一堂に会しての最終章といったところでしょうか。 このシリーズ、全部読んだと思いますが、初期のころが物語としては楽しめました。 もちろん、この本もおもしろかったと思いますが。 ラストは、ふーん、そうなるんだ、といった感じです。

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2012/09/24

海堂尊「ケルベロスの肖像」読了。そうか、バチスタシリーズとは、マイボス・田口センセの出世街道物語だったのか!(な、なんだってー!) 徹頭徹尾のドタバタキャラクター小説+Ai(死亡時画像診断)のプロモーション。にもかかわらず、バカバカしさも真剣さも含めて、面白かった。 東堂のキャ...

海堂尊「ケルベロスの肖像」読了。そうか、バチスタシリーズとは、マイボス・田口センセの出世街道物語だったのか!(な、なんだってー!) 徹頭徹尾のドタバタキャラクター小説+Ai(死亡時画像診断)のプロモーション。にもかかわらず、バカバカしさも真剣さも含めて、面白かった。 東堂のキャラクターなんてもはや冗談なのに、高階病院長との漫才や田口センセへの態度など、読んでいてだんだんと面白くなってきてしまうからなぁ。そして、最終巻は前作と異なり、ミステリを封印してメディカル・エンタテイメントとして徹底した形に。 ミステリという枠組みがない分、話の展開が少しグダグダになるというか、終着点が見えにくくなる印象がある。だけれども、突拍子もないイベントや会議シーン、そしてねじ込まれるAi診断のシーンなど、構成が自由な分好き勝手なシーンが描かれており、それが楽しかった。 現役の医者が書くからこその、理想と現実の描写はさすがに迫力がある。そのリアリティと数々のB級っぷりが妙にアンバランスなのだけれど、ここまでくると作家の味だわな。バチスタシリーズの最後としてこれでいいのか?は評価はまちまちになりそうだけれど、個人的には明るく楽しめる作品でした。

Posted byブクログ

2012/09/24

バチスタシリーズを読破してないとわけわからん話だが、ちゃんと読んでいれば完結編に相応しく色々伏線を回収してる。これで完結だと思うとさみしくもあるな。

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2012/09/22

期待が大きかったためにこの評価です。東堂、砂井戸のキャラの立て方などちょっとわざとらしいというか、ふざけすぎじゃないか?田口・白鳥コンビは本当にこれで終わりなんでしょうか。

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2013/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

バチスタシリーズの最後らしいこの作品。 あんまり最後って感じがしなかったですが、もう東城大の今後の話をメインにした話は書かないということでしょうか。 府知事の話や四国の話やら伏線がまだ残っているので、いわゆる桜宮サーガと言われる物語はまだ続くのでしょう。 えーっと、極北の話はもう終わったんでしたっけ??今一つ記憶が・・・。 作者は「自分の作品は全部シリーズではあるけれど、それぞれがエンターテイメントになっているのでシリーズを知らない人でも一作一作十分楽しめるようになっている」というようなことを言っていたけれど、ホントですかね。 この話はもう螺鈿迷宮やらブラックペアンやらブレイズメスやらを読んでいないと「???」状態でしょう。 まあ森博嗣のシリーズに比べればましでしょうが。 速筆で次々とシリーズが出るのは読者として大変うれしいのだけれど、もうちょっと物語を煮詰めたほうがいいような。 処方された薬が片栗粉と知りながら(と思いながら)2週間きちんと服用を続けるクレーマーなんてこの世に存在しないでしょう。確実に。

Posted byブクログ

2012/09/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 シリーズ完結作。・・・のわりには、結構あっさり感がある。  別のシリーズで、こうなるという結果がわかっていたので、ただ、何が起こったのかだけが焦点になってしまった。しかも、前と同じように火に包まれるというのでは、新しさがなかったかも。  田口先生のしたたかさが見えてきたので、このあたりが引き際なのかもしれない。  あまりに驚きがなさすぎだった。

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2012/09/15

とうとう終わっちゃった。いつもワクワクさせてもらいました。東城大学の皆様。速水さんがどうしても好きなので最終巻で登場されなかったのがさみしかったけど。

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2012/09/15

いよいよAiセンター稼動のときがやってきますが、脅迫状とともにAiセンターに危機が。 思ったより白鳥さんは活躍しておらず、田口先生はセンター長としてなぜか戦車にまで乗ってしまいます。 桜宮一族の怨念が勝つか、東城大の面々が逃げ切るか。 ここであのブラックペアンが繋がったのが、私的...

いよいよAiセンター稼動のときがやってきますが、脅迫状とともにAiセンターに危機が。 思ったより白鳥さんは活躍しておらず、田口先生はセンター長としてなぜか戦車にまで乗ってしまいます。 桜宮一族の怨念が勝つか、東城大の面々が逃げ切るか。 ここであのブラックペアンが繋がったのが、私的には納得です。

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2012/09/15

海堂さんの小説は読みやすくていいな。あ、内容は、ちょっと難しいけど、ストーリーには、すっと入り込める。今回も(?)心憎いどんでん返しあり(笑)

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2012/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

バチスタシリーズ完結とは、未だに信じたくない話。 ラストは喪失と再生といったところだろうか。 自分が愛して止まない彦根のラストは思わず手が震えた。彦根に感情移入して悔しくなってしまう。ラストのシオンの行動も、このシリーズの終わりを意味していたのだろうか。ナニワの最終決戦は一体どうなることやら。 これほどのバチスタシリーズの終焉を、この一冊で彩るには足りない。それでも"チーム・バチスタの栄光"から始まって、新刊が出る度に一から読み直したくなるのは流石。 バチスタシリーズへの感謝の気持ちを込めて星5つということで。

Posted byブクログ