ケルベロスの肖像 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
『バチスタ』から始まった物語の最終章。 火喰い鳥こと『白鳥』とグッチーこと『田口』コンビここに終結。 最初のアポは姫宮からだった。『碧翠院の生き残り』の洗い直し。 それは田口への依頼。 田口に見せられたのは病院とAiの脅迫文。 それと時期を同じくしてアメリカから一人。 ピーキーヤンキー東堂でコロンブス(Aiの化け物級)が搬入される事となる。 運び込みには戦車が必要で、田口は戦車で敬礼をしつつパレード。 誰にも言った事のない戦車オタクとしては大はしゃぎしつつ、コレは海堂氏なのでは?と。 無事に運び込まれ、突貫工事の末にAiの地下に鎮座したコロンブス。 しかし、こけら落とし前に『碧翠院の生き残り』である佐百合の怨念によって崩壊。 東城大も『ブラックペアン』を佐百合と南雲医師が、共同戦線で暴露。 そこで、Aiは炎上。 そこには、天馬が佐百合に切っ先を突きつける。 どこから聞こえた『逃さないわよ佐百合』の声。 誰の声? そして。折角のコロンブスも爆発。 東城大に戻り、高階医院長からの依頼を引き受ける。 バックには大勢の東城大の猛者を引き連れ、挙げ句の果ては火喰い鳥と運命共同体。 一度無になり、そして市民のオファーを受けたら、医院長代理となる田口。 螺鈿の話はずっと気になっていたので一応一段落です。 火喰い鳥とグッチーの物語はここで終結するけれど、絡んで来るのは『モルフェイス』。 そして、気になるナニワの話。 そうするとどうしても気になる『薫&忍』 まだまだ展開する海堂ワールド。 気になり過ぎです!
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チームバチスタシリーズの最新作にして完結編。 今回のお話は... このシリーズの核にもなっている死亡時画像診断(Ai)の拠点が遂に完成し,そのこけら落としを待つ中で,爆破予告の脅迫状が届く。主人公の田口先生は,またしても高階院長に言いくるめられ,脅迫状やその他諸々の仕事を引...
チームバチスタシリーズの最新作にして完結編。 今回のお話は... このシリーズの核にもなっている死亡時画像診断(Ai)の拠点が遂に完成し,そのこけら落としを待つ中で,爆破予告の脅迫状が届く。主人公の田口先生は,またしても高階院長に言いくるめられ,脅迫状やその他諸々の仕事を引き受けることになる。脅迫状は一体誰が?田口先生は無事乗り切れるのか? といった感じです。 相棒(?)のロジカルモンスター白鳥,そして,過去のシリーズのキャラクターも登場し,完結編にふさわしいものとなっています。 ただ,個人的には,田口先生と白鳥のからみが好きなので,やはり1作目が一番のお気に入りです。
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久々の田口シリーズ。途中までの盛り上がりは今までになくいい感じで大いに期待させたものの最後の最後で失速。いろいろとお忙しいのでしょうか、適当に店仕舞いした感ありありは大いに残念。ていうか、リセットしてもう一度始めからですか?
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1つのストーリーとして追うには面白いのですけれど、シリーズ最終作とするなら過去の作品の伏線の回収とかがやはり中途半端かなあと思わざるをえないですねー。まあ1冊の小説としては楽しめましたけど。
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螺鈿とブラックペアンもう一度読みなおさな。 えっー!完結!?もっと読みたかった~!! ドラマ化されたときは戦車はどうすんのかな?
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バチスタシリーズ完結作 病院へ届いた破壊予告への対応と新規医療施設オープンに関わるドタバタ劇。 関連作の「螺鈿迷宮」、「ブラックペアン」、「極北クレイマー」を絡めつつ伏線もきっちり回収。 終わり方は「う~んこうなるか」というのが正直なところ
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+++ 『このミステリーがすごい! 』大賞を受賞した、ベストセラー『チーム・バチスタの栄光』から続く、田口&白鳥シリーズ最終巻! 大人気メディカル・エンターテインメント、いよいよ完結です! 「東城大学病院とケルベロスの塔を破壊する」――東城大学病院に送られてきた脅迫状。高...
+++ 『このミステリーがすごい! 』大賞を受賞した、ベストセラー『チーム・バチスタの栄光』から続く、田口&白鳥シリーズ最終巻! 大人気メディカル・エンターテインメント、いよいよ完結です! 「東城大学病院とケルベロスの塔を破壊する」――東城大学病院に送られてきた脅迫状。高階病院長は、院内の厄介事を一手に引き受ける愚痴外来の田口医師に、犯人を突き止めるよう依頼した。厚生労働省のロジカル・モンスター白鳥の部下、姫宮からのアドバイスによって、調査を開始する田口。警察、医療事故被害者の会、内科学会、法医学会など、様々な人間の思惑が交錯するなか、エーアイセンター設立の日、何かが起きる!? +++ シリーズ最終巻、と謳ってはいるが、一連の物語自体は完結、あるいは収束したわけではなく、謎や消化不良感を残したままである。ということは、何らかの形で後々解き明かされることがあるのかもしれない、という予感を抱かせるラストである。昼行灯のようだった田口先生も、基本的には変わらないが、ずいぶんとしたたかになり、戦車の上でちゃんと愉しんでいたりするのが微笑ましくもある。物語自体は、シリーズを終わらせるための物語的な意味合いが濃かったようにも思うが、田口白鳥コンビと会えなくなると思うと一抹の寂しさもある一冊である。
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田口・白鳥コンビのバチスタシリーズの最終章。 これまでのシリーズが繋がって出てくるが、桜宮の話が大きく関わっているので「螺鈿迷宮」「ブラックペアン1988」は読んでいないと、話はわかりにくいと思う。 『八の月、東城大とケルベロスの塔を破壊する』という脅迫状が高階病院長に届く。そ...
田口・白鳥コンビのバチスタシリーズの最終章。 これまでのシリーズが繋がって出てくるが、桜宮の話が大きく関わっているので「螺鈿迷宮」「ブラックペアン1988」は読んでいないと、話はわかりにくいと思う。 『八の月、東城大とケルベロスの塔を破壊する』という脅迫状が高階病院長に届く。それを見せられ犯人をつきとめるよう依頼される、主人公・愚痴外来の田口先生。 彼はこけらおとしを記念する、Ai(死亡時画像病理診断)センターのシンポジウム実行委員長にも任命される。 警察、法医学会、内科学会、医療事故被害者の会など、さまざまな人間の思惑が交錯するなか始動するAiセンター。 Aiの重要性が色々な場面で説かれると同時に、司法と医療行政の壁の深さを感じる。 そしていよいよシンポジウム開催の日。 300人の出席者が集まる中、いったい何が起こるのか・・・! 最後の方は一気読みだった。ミステリーというよりはエンターテイメントな物語。バチスタシリーズが終結するには、ちょっと物足りなさが残った。 小気味よい田口・白鳥コンビにまた戻ってきてほしい。
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バチスタシリーズ最終章。いよいよAIセンターがオープンするんだけど、アリアドネとか螺鈿とかを読んでないと意味不明かも。ファン以外にはお薦めしないし、ファンにとっても桜ノ宮サーガの流れをおさえるために一応読むけど、物語としてはあまり面白くないと思う。アメリカから来た先生が自分の事を...
バチスタシリーズ最終章。いよいよAIセンターがオープンするんだけど、アリアドネとか螺鈿とかを読んでないと意味不明かも。ファン以外にはお薦めしないし、ファンにとっても桜ノ宮サーガの流れをおさえるために一応読むけど、物語としてはあまり面白くないと思う。アメリカから来た先生が自分の事をミーって言うので、おそ松くんのイヤミが頭に浮かんでしまって困った。
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タイトルをかっこよくしたのはよかったけど、ちょっとこれじゃ昔の田舎のお祭りでやってた見世物小屋みたいです。さんざん派手に客を寄せておいて、これで終わりかい!という感じ。 これまでに登場した人物の総動員に近いキャストを並べたのはよかったのですが、ケルベロスの謎の脅迫状が冒頭に出...
タイトルをかっこよくしたのはよかったけど、ちょっとこれじゃ昔の田舎のお祭りでやってた見世物小屋みたいです。さんざん派手に客を寄せておいて、これで終わりかい!という感じ。 これまでに登場した人物の総動員に近いキャストを並べたのはよかったのですが、ケルベロスの謎の脅迫状が冒頭に出ただけで、ほとんどが掛け合いの会話劇で終始します。 思えば海堂さんのでまともなミステリーなんて最初の「チームバチスタ」ぐらいしかないってのに、なぜに読んでしまうのか。まあ、腹黒集団のなじりあいでもつまらなくはないからかな。もはや田口先生への無理難題のふりかかりを楽しむだけかもしれません。
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