武器としての交渉思考 の商品レビュー
交渉に必要なものロマンとソロバン。準備すること。自分の状況、相手の状況を把握して相手の価値観に合わせる。初期提示の重要性。相手のタイプを見極める。すごく読みやすく、普段の生活にも参考にできそう。
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交渉ごとの基本はやはり相手のメリットも含め、よく考えるということにつきるようだが、よく整理されており読みやすい。 ・選択肢を持つこと。特にバトナ(Best Alternative to a Negotiated Agreement:交渉相手の提案に合意する以外の選択肢の中で一番良いもの。交渉決裂時のオプション)を持っておくと交渉が有利に進む。ただし、交渉相手も自身のバトナをもっており、その強さによっては交渉が決裂してしまう ・非合理な交渉相手との交渉、というのが面白かった。 筆者の経験上、非合理な理由は6つのタイプがあるという。 1.価値理解と共感を求める人:非常識なぐらいに高い価値を認めているプライドの高い人。この場合はまずは相手の価値観に合わせるところから交渉が始まる 2.ラポールを重視する人:贈り物をしたり、ラポールを築くところに注力する 3.自律的決定にこだわる人:「自分で決めた」という形が必要なので、相手の判断材料を提供することに努める 4.重要感を重んじる人:相手の重要感を満たすべく、敬意を持って対応する。何かいわれたら迅速に対応する。 5.ランク主義者の人:肩書きにこだわる人。高い地位の人などを連れてきて交渉する 6.動物的な反応をする人
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先日、著者の瀧本哲史さんの講演会に行き、サインしてもらえるというミーハーな感じで購入しました。(ちなみに、瀧本さんご本人はこういうの嫌いそうでしたが。) 講演会自体が、この本の記念講演会だったこともあり、読んでからの真新しさはそれほどなかったです。まあ、ご本人も当然のことを書いていると言っていましたしね。 交渉については、要は、相手の立場に立つ、相手を受け入れることが大事ということだと思うんですが、本当のメッセージはそこではないと思います。 それは、他の著作にも共通していますが、我々若者がどう行動をしていくかということかと。 まずロマンが大前提、そこにソロバン(相手も含めた損得)があって、仲間を増やし、上の世代や階層の支援者を作り、大きなうねりを作っていく… まだまだトライアル段階ですが、自分もそんな動きをどんどん仕掛けていきたいですね。
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何となくわかった気になっていてる「交渉の心構え」について書かれている本。自分が経験した交渉を思い返しながら読み進めると、猛省の限り。 ・交渉の争点を洗い出して、譲歩する部分としない部分をMECEをして明確化する。 ・交渉相手が(組織内で)どういう立場の人間かを把握する。 ・...
何となくわかった気になっていてる「交渉の心構え」について書かれている本。自分が経験した交渉を思い返しながら読み進めると、猛省の限り。 ・交渉の争点を洗い出して、譲歩する部分としない部分をMECEをして明確化する。 ・交渉相手が(組織内で)どういう立場の人間かを把握する。 ・情報を集め、仮説(シナリオ)を立て、交渉相手が何を考えているのかを洞察する 「相手に対する調査不足」、「複数選択肢を持たない」、「合意できるある程度の範囲を持つ」。これでは上手く行きませんね。今後も場数を踏んで、自分の中で体系化させていきたいと思います。
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正直言って、自分は交渉が苦手で、できれば避けたいと思っている。本書を読んでもその気持ちが変わるわけではないが、本書は、単なる交渉のテクニックの本ではなく、交渉を論理的に解説している。交渉というものが、声の大きさや我慢強さではなく、基本的には論理的なものだということも分かったし、バ...
正直言って、自分は交渉が苦手で、できれば避けたいと思っている。本書を読んでもその気持ちが変わるわけではないが、本書は、単なる交渉のテクニックの本ではなく、交渉を論理的に解説している。交渉というものが、声の大きさや我慢強さではなく、基本的には論理的なものだということも分かったし、バトナやゾーパという概念も分かりやすく説明されていて、使えそうな気持ちにさせられる。もっとも、著者が本書で言いたかったことは、交渉という武器を手にして、社会を少しでも動かすような行動をせよ、ということなのかもしれないが。
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この著者の本は2冊目ですが、決して著者の自己満足とかではなく読者に実利のある本だと思います。 就活生向けとかのような気もしますが私のようなオッサンが読んでも面白いです。
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良い映画は何度も見ないと良いところすべてを吟味できないようにこの本も何度も読んで吟味し自分の糧にしたい。
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瀧本さんの著書3冊目。交渉によって、相手をどう動かしていくか。概念的な話から、実践的な話まで、さまざまな切り口がありました。参考になります。相変わらず、就活中の学生に向けた内容になっているのかな。でも面白かった。オッサンでも。
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2012/07/24 今までで一番付箋使ったかも。 交渉の土台に着くには自分が未熟すぎる。落ち度がありすぎる。
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著書の本を読むのは『武器としての決断思考』について2冊目。 交渉における重要事項をまとめた若者向けの本。 たくさんの実例が示されており、これがそれぞれの内容の納得感を増している。自分自身の経験と照らしあわせてみても、ほとんどの内容が正しいと思うし賛同できる。 これから世に出る人に...
著書の本を読むのは『武器としての決断思考』について2冊目。 交渉における重要事項をまとめた若者向けの本。 たくさんの実例が示されており、これがそれぞれの内容の納得感を増している。自分自身の経験と照らしあわせてみても、ほとんどの内容が正しいと思うし賛同できる。 これから世に出る人には大変参考になり、すでに社会で活躍している人にも自分自身の交渉を見直すにはいい機会になると思われる。 以下なるほどとおもった部分を一部抜粋。 自分を理解してもらうよりも、相手の立場を理解し相手側にメリットのある提案をする。 相手の提案に合意する以外の選択肢の中で一番良いものをバトナというが、最高のバトナを持つことが交渉を有利にする。 交渉は最初のアンカリングによって決まる。相手が提案を受けるときはアンカリングではないかと疑うことが重要。 相手の価値観を変えようとは絶対に思わないこと。 決断が正しいかより、自分で決めたことを重視する人がいる。 反応速度を早めることで重要視していることを伝える。 交渉がデッドロックされた状態でも、相手のできないを具体的に解決することで状況打開が可能。
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