武器としての交渉思考 の商品レビュー
情報を集め、整理し、自分と相手の互いの利得になるようもっていく 本番に頼るのではなく普段からの準備でほぼ決まる
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著者は今これを読む読者だけでなく、今いる、そしてこれから生まれてくる子供達に向けて諭しているのだと思う。今、すぐに少し変わることが、未来に大きく社会に影響を与え、そしてそれがより良いものであるように。 人はいつの間にか大人になるといわれているが、芯の部分は子供の時からあまり変わら...
著者は今これを読む読者だけでなく、今いる、そしてこれから生まれてくる子供達に向けて諭しているのだと思う。今、すぐに少し変わることが、未来に大きく社会に影響を与え、そしてそれがより良いものであるように。 人はいつの間にか大人になるといわれているが、芯の部分は子供の時からあまり変わらないと思う。 この本でも非合理性の対処の仕方でも話が出ているが、基本の部分として6パターンに分かれるだけで、それぞれみんなミックスされている。ロジカルで冷静な人が急に激昂したり、熱い人が場が冷めるような発言をしたり。ぐちゃぐちゃな非合理性を持った子供が、変に論理性を求め始めて、変な大人になる。そして大抵は勘と経験で物事はきまる。前例にならう。前例が無いならやらないことを選ぶ。 これは、自分を低年齢の時からきちんと認識せずに年を取り、自分探しを始めて、答えのない自己分析の迷宮にはまってもなぜか就職できた人たちが構成する組織の現実だ。裁量性といいつつ、年功序列の順番待ちみたいな会社は日本は多い。逆に外資は上司がころころ変わる。自分は一生上司のポジションにはなれない不条理な世界なのだ。 この本を読んだ大人が下の世代に「世の中はいかに理不尽で、ご都合主義、日和見主義で、予定調和で動いていて、手を上げた人間が損をする世界で、いつ裏切られてもおかしくないものだけど、救いが無いこともない」ということを教えてあげることも相手の気持ちを重んじる交渉の一つだと思う。そんな教育であれば、Win-Winは当たり前、ビッグWinかスモールWinかどちらかをとるなら、子供に与えるのは当然ビッグWinだろう。 今の大人たちへ。現実と未来の狭間で女子にも話すことが出来ず、ゲームブックやTM Networkを聞いてた痛い中二病だった今の大人へ。それでいいじゃないか。あのときの気持ちをまだ覚えているならいくらでもやり直せる。生ぬるい交渉は、生ぬるい気持ちでできている。ぬるくちゃ楔も打ち込めない。恥ずかしいくらいの熱い気持ち(ロマン)も大事なことだと言われている。交渉相手を説得するのではなく、仲間を増やすこと。ネットワークをつなげていくこと。人見知りの僕にはちと重いことではあるが。 交渉力とは、武士が差している刀のようなもので、いつでも抜けることが大事。形にはまらず、雲のジュウザのように、自由に自分なりの型をつくること。必ず来る人生の大一番に備えて、事前にたくさん失敗をすること、そこから学ぶこと。 これから社会にでる皆さんには、ぜひ心の守備力を上げて社会に出てほしいと思う。きっとあなたの想像する佐藤浩一のような部長は一人もいないから。30年前から今もいる、「なにも専務」、「宴会部長」ばかりです。でも人事部や上司のせいにせず、思いを共有できる人を、仲間をつくるところから始めましょう。良い上司もたまにいます。見つける目、飛び込む決断力、話し始める交渉力で、住みよい環境に変えてください。 ただし、誰かの幸せは誰かの不幸せに繋がります。下が上がれば、玉突きで上の人が早期退職ではじき出される。仁義を以って交渉にあたること。これがこの本を読んだ人に対する、この本を読んだ僕からのメッセージです。 訳が分からなくなりすいません。14歳のときからこうで、37年生きてきました(笑)
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帯封にあるキャッチのキーワドは「革命」。全くこれが「革命」の全てなのだとしたら、なんと「革命」の落ちぶれた事か。いつから「革命」と「ビジネス」が同義になったのか。処世術と出世の為の自己啓発で人をがんじがらめにするのは「反革命」じゃないか。
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交渉は相手があるので、むずかしいな。 決断は自分1人でできるけど。 交渉の技法について、これは実践で身に付けていこう!
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バトナなど、交渉の基礎となる概念の解説と、なぜ交渉スキルが必要なのかという2点をわかりやすく説明した本。 すらすら読めて、面白い。 簡単な設例はついているけど、これを読んで交渉スキルがつくなという感じはなくて、読む→実際に交渉をやってみる→読む、という使い方をすればいいんじゃない...
バトナなど、交渉の基礎となる概念の解説と、なぜ交渉スキルが必要なのかという2点をわかりやすく説明した本。 すらすら読めて、面白い。 簡単な設例はついているけど、これを読んで交渉スキルがつくなという感じはなくて、読む→実際に交渉をやってみる→読む、という使い方をすればいいんじゃないかと思った。 個人的には合理的でない人との交渉について書かれていたところが面白い。一番実践的な気がする。
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すぐに役立つ本。竹島問題がその通りになってるのは圧巻。論理的でない相手に対する交渉が特に面白い。都道府県の名産を覚えておくとか。「言葉は武器」という言葉が印象的。将来、どう使うかは自分次第。
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仲間を得るための交渉法についての本。 「決断」は1人の中で行うものだけれど、「交渉」は相手によって方法を変える必要がある。 つまり、相手の心理を読み取る必要があり、本書では心理についての解説本であるとも言える。 ゲーム理論やアンカリングといった「心理と行動」についての知識と、...
仲間を得るための交渉法についての本。 「決断」は1人の中で行うものだけれど、「交渉」は相手によって方法を変える必要がある。 つまり、相手の心理を読み取る必要があり、本書では心理についての解説本であるとも言える。 ゲーム理論やアンカリングといった「心理と行動」についての知識と、それに基づく戦略は、交渉だけでなく、身近な小さな問題を解決するのに役立つと思う。
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京大で交渉について授業している方が、それを基に書いた本である。何気なく買ってしまったのだが、私のような年齢になるとある程度は知識として知っている事項が多かった。当然若い人向けの本と思うが、知識を整理する、改めて確認するという点では良いのでは。
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飛行機の待合時間が長くて購入。バトナと聞いて、自身の家電屋での価格交渉を思い出した。今後の生活に活かせると思う。
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著者がこの本を書いた理由は、ガイダンスと第六章にかかれている。あとの中身は交渉の具体的な方法論であったり、考え方とかを書いている。たぶん、ごく当たり前のことばかりでしょう。知らないこともあったけれど、ただ無自覚的に「ああ、こういうことあるよね」と理解するより、「こういうことはこう...
著者がこの本を書いた理由は、ガイダンスと第六章にかかれている。あとの中身は交渉の具体的な方法論であったり、考え方とかを書いている。たぶん、ごく当たり前のことばかりでしょう。知らないこともあったけれど、ただ無自覚的に「ああ、こういうことあるよね」と理解するより、「こういうことはこういう意味がある」と説かれるほうが、より自覚的になれる。そこに価値があると思う。 秘密結社を作れ、と瀧本さんが至る所でいわれていたけど、そのエッセンスがようやくわかった。Do your homeworkはいい言葉だった。デモや政治運動の意味のなさ。具体的な成果にこだわること。気持ちいいことだけをいってちゃいけない。
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