ロング・ロング・アゴー の商品レビュー
うまくいかないことなんてほんとにたくさんあって、 いちいちへこむ自分が嫌になってしまう。 けれどそんな毎日を少しだけ認めてくれる 寂しいけど救われる想いのする短編集。 子どもの頃は、学生の頃は、 大人になんてなれるのだろうかと思っていたのに、 いつの間にか懐かしむ年になった。 ...
うまくいかないことなんてほんとにたくさんあって、 いちいちへこむ自分が嫌になってしまう。 けれどそんな毎日を少しだけ認めてくれる 寂しいけど救われる想いのする短編集。 子どもの頃は、学生の頃は、 大人になんてなれるのだろうかと思っていたのに、 いつの間にか懐かしむ年になった。 何もできていなくて後ろめたさを抱えながら生きている自分が とても惨めで大嫌いだけど この本はそんな自分だからこそ余計に共感できたのだと思う。
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購入者:仲村(2012.8.28)返却:(2012.9.25) 切なくて、でも心が温かくなるお話の短編集です。 不器用だったり、後で後悔したり・・・、共感できる所がいくつかありました。 どのお話にも、小学生の子供が絡んでくるので、私が小学生だった頃のことを思い出して、懐かしくなりました。 一番切なくなったのは、「ホラ吹きおじさん」です。こんな人、実際にもいそうで、リアルでした。
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どんだけ、重松清好きなんだよっ!てくらい読んでます。 はぁーこれまた良かった。 短編がいくつか入ってて、最初と最後の作品が繋がってるんだけど、どれも良かったなぁ。 特に「永遠」とか良かった。 オススメです!
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私はさー。 またね、って言って、結構会えるんだ。小学校の友達も、中学の友達も、今も好きな友達だ。 でも、確かに"今"が充実しすぎてると、その中だけで満足して、忙しくて、昔の思い出に依存しないのがいい関係とでもいいますか、過去を忘れて行っちゃうし、 そして逆に、...
私はさー。 またね、って言って、結構会えるんだ。小学校の友達も、中学の友達も、今も好きな友達だ。 でも、確かに"今"が充実しすぎてると、その中だけで満足して、忙しくて、昔の思い出に依存しないのがいい関係とでもいいますか、過去を忘れて行っちゃうし、 そして逆に、今がダメだったら 昔のみんなと会いたくない、会えないってなるのかもな。 昔思ってた、子供の頃の"永遠"は、確かに違うのかもな。
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ずっと気になっていた作家さん、重松さんの本をやっと手に取り読んでみた。 風景というより、心情がダイレクトに伝わってきて、ぐっとなった。 特にチャーリーが好きだ。
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「再会」がテーマのようです。「せんせい。」の妹版の作品で対になってるそうな。 相変わらず重松作品はじんわり温かく、特に「チャーリー」が好きだった。スヌーピーが大好きだから、チャーリーブラウンや、安心タオルが離せないライナスとかかわいくて想像しながら読んで楽しかった。
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うまくいかない人生。。。 みんな多かれ少なかれ『うまくいかない』 って思う時がある そんな人生の中にだって 人の幸せを願ったり 人の笑顔で救われたり。。。 重松氏のお話は いつもじんわり温かいです
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うまくいかない人生を綴った、6編の短編集。 あぁ、なんでこんなに人の複雑な感情を的確に描くことができるんだろう! 個人的には「チャーリー」と「人生はブラの上を」がよかった。 わたしは自分の過去を振り返るとき、決まって胸が痛んだり、恥ずかしさに絶叫しそうになったりする。当時の自分...
うまくいかない人生を綴った、6編の短編集。 あぁ、なんでこんなに人の複雑な感情を的確に描くことができるんだろう! 個人的には「チャーリー」と「人生はブラの上を」がよかった。 わたしは自分の過去を振り返るとき、決まって胸が痛んだり、恥ずかしさに絶叫しそうになったりする。当時の自分の意地の悪さや痛さに気づいてしまうのだ。 愛しさよりも「こうありたかったのに」という後悔が先立ち、その念に囚われてしまう。わたしは過去の自分があまり好きではないし、わたしのような子供を、今の自分はかわいいと思わない。 この2編にはそんな苦い感情が絶妙に描かれていた(話の主軸ではないけれども)。 わたしは、こんな自分は特別なんだろうなと思っていた。自分は性格がわるいから。 みんなにとっての過去は、所々苦いものがあっても、集約すれば懐かしく愛しいものであると。 でも重松さんがこういう気持ちを描けるということは、重松さんもそうなの?周りにそういう人がいるの? そう考えたら、なんだあたしだけじゃない?と、すこし気持ちが軽くなった。 「チャーリー」の生駒先生は、その後どうなったのだろう。また熱血先生に戻れたかな? それにしても重松清は、「ニュータウン」と「再開発」が好きだなぁ(笑)
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ちょっぴりうまくいかない人生。後悔や劣等感を心の片すみに抱えながら、それでもふり返ればどこか切なく温かく、素朴なやさしさに満ちたひとときがある。こんなはずじゃなかったけれど、これも悪くない。そんなふうに思える、気持ちをふっと掬い上げてくれる短編集。 重松清さんの小説の良さが、昔...
ちょっぴりうまくいかない人生。後悔や劣等感を心の片すみに抱えながら、それでもふり返ればどこか切なく温かく、素朴なやさしさに満ちたひとときがある。こんなはずじゃなかったけれど、これも悪くない。そんなふうに思える、気持ちをふっと掬い上げてくれる短編集。 重松清さんの小説の良さが、昔はあまりわからなかった。心温まる小説だけれど、なんだかきれいごとなのかなぁという気がしていた。でも最近は重松清さんのふとした文章や言葉が、すとんと胸にひびく。こんなにやさしい目で、どんなに小さなことでもつらかったことでも、等しく思いをそそいでくれる重松さんに、気持ちが洗われる、そして救われるような気がする。
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チャーリーが好きです。 自分の中で言葉にできなかった部分が言葉に表されてた。 感動というより 何かストンと落ちたような感じ。 色々昔を思い出そうとしてあんまり思い出せなくて 少し悲しくもなりつつも、まあそれでいいのかなって思えました。
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