ロング・ロング・アゴー の商品レビュー
自分と同じ位の年代の人が、子供時代をふりかえる形で書かれている。自分もそうだったなぁと同感できて.読んでいて、なんとなく心が癒されました。
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「こんなはずじゃなかった人生」からの再会を描いた6つの短編集。 「今」と「あの頃」を書くのが上手な重松さん。 読んでいて共感できる点が多々あり懐かしく感じながらも、「今」と繋がる部分にじわじわ感動しました。 これを読んで、何気ない出会いと別れを大事にしよう、と思います。 そして、...
「こんなはずじゃなかった人生」からの再会を描いた6つの短編集。 「今」と「あの頃」を書くのが上手な重松さん。 読んでいて共感できる点が多々あり懐かしく感じながらも、「今」と繋がる部分にじわじわ感動しました。 これを読んで、何気ない出会いと別れを大事にしよう、と思います。 そして、帯にも書いてったあとがきの言葉が何よりも印象的でした。 ―僕たちは皆、数えきれないほどの「会えない日々」を胸の奥に抱いて、それぞれの人生を生きている。 再会できる相手より会えずじまいの相手のほうがずっと多いだろう。 だからこそ、再会はなべて僥倖のドラマになる。
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この本でしんみり泣いてしまうのは もう私がすっかりいい大人だからなんだろうな。 全6編の短編集、どのお話もとても良かった。 生きるということの、 善悪や勝敗、喜怒哀楽その他様々な尺度で割り切れない、 ぼやんとした部分の感情を とても丁寧になぞってあってとにかく胸にぐっとくる。 ...
この本でしんみり泣いてしまうのは もう私がすっかりいい大人だからなんだろうな。 全6編の短編集、どのお話もとても良かった。 生きるということの、 善悪や勝敗、喜怒哀楽その他様々な尺度で割り切れない、 ぼやんとした部分の感情を とても丁寧になぞってあってとにかく胸にぐっとくる。 最終話の終わり方にすべてが集約されていると思った。 大人はみんなこの本を読んだらいいと思う。 全然スッキリ爽快だったりはしないんだけど なんだか読後にじわじわ元気と勇気が湧いてくる。
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『余り』の出ない割り算 小学生の子どもでも、世の中や自分についての、たいがいのことはわかっているのです。ただその『わかる』をうまく説明できないだけ
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さすが重松さん。という一言に尽きる短編集。 短編集なんだけど、その短編たちが物語を作っているかのよう。 どの短編集も最後にはじんわりと涙腺が熱くなる。 今季のオススメお手軽&重厚な短編集。 物語の登場人物たちが抱く、後悔だったり、感動だったり、初々しさや歯痒さだったり、い...
さすが重松さん。という一言に尽きる短編集。 短編集なんだけど、その短編たちが物語を作っているかのよう。 どの短編集も最後にはじんわりと涙腺が熱くなる。 今季のオススメお手軽&重厚な短編集。 物語の登場人物たちが抱く、後悔だったり、感動だったり、初々しさや歯痒さだったり、いろんな感情を自分に重ねることができます。 激オススメ!
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同じような話ばかりの短編集、とは思うものの、やはりじんとくる。あの人は今、的な絡みも◎でした。人は一人で生きているわけではなく、関係性の世界を生きている。そこからあぶれてしまう悲しさや怖さ、でもそんな人たちにもそこからしか見えない世界が見えるし、悪いことばかりじゃない。ということ...
同じような話ばかりの短編集、とは思うものの、やはりじんとくる。あの人は今、的な絡みも◎でした。人は一人で生きているわけではなく、関係性の世界を生きている。そこからあぶれてしまう悲しさや怖さ、でもそんな人たちにもそこからしか見えない世界が見えるし、悪いことばかりじゃない。ということだと思いました。
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大人になって、やっとどうしようもない気持ちを忘れる術を覚えたのに、見事に思い出させて再会させてくれる作品。人生なんてとんとん拍子でいくはずもなくて、いつのまにどうしてこうなってしまったんだろうと嘆きたくなる日だってある。その中に少しの希望を見出せるかもしれない。何度読んでも泣いて...
大人になって、やっとどうしようもない気持ちを忘れる術を覚えたのに、見事に思い出させて再会させてくれる作品。人生なんてとんとん拍子でいくはずもなくて、いつのまにどうしてこうなってしまったんだろうと嘆きたくなる日だってある。その中に少しの希望を見出せるかもしれない。何度読んでも泣いてしまうのは、私にも遠くに離れてしまった「昔」ができつつあるのかもしれない。
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最初の三話は全部泣いた。 とくにホラ吹きおじさんの話と、永遠。 最後の終わり方がどの話もすごく上手。 最後の一行で感動させられた話もいくつかあった。 最後の話と最初の話が繋がっているのも嬉しい。 どの話も、全然うまくいかなくて歯痒い主人公や周りの登場人物にイライラしたり可哀想に...
最初の三話は全部泣いた。 とくにホラ吹きおじさんの話と、永遠。 最後の終わり方がどの話もすごく上手。 最後の一行で感動させられた話もいくつかあった。 最後の話と最初の話が繋がっているのも嬉しい。 どの話も、全然うまくいかなくて歯痒い主人公や周りの登場人物にイライラしたり可哀想に思ったり感情移入ができる。うまくいかないことの中に小さな幸せを見つけることができる話。だから感情移入できるのかも。世の中はうまくいかないことの方が多い。
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割り算の「余り」のようなものを抱えながら毎日過ごすのがオトナなのでしょうか。 重松さんの作品を積極的に読んでるけど、他のものよりも全体的に 分かりやすくウマくいかない人たちを題材にしている気がしました。
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