深い疵 の商品レビュー
登場人物は多い、似てるし男女の区別も僕には分かりにくく。ちょっと辛かった。 それでも最後まで読むことが出来た。
Posted by
前半はドイツ人名に悪戦苦闘しながらも、ページをめくる手は止まらず。後半は一気。久しぶりにいいミステリーを読んだ。
Posted by
読了、82点。 ** 2007年、ドイツホーフハイムである老人が殺された。 彼はかつてホロコーストから生き延びた後アメリカに渡り大統領顧問まで勤め上げた人物であった。 さらに同じ手口で殺されたヘルマン・シュナイダーの元にも"16145"という謎の数字が残され...
読了、82点。 ** 2007年、ドイツホーフハイムである老人が殺された。 彼はかつてホロコーストから生き延びた後アメリカに渡り大統領顧問まで勤め上げた人物であった。 さらに同じ手口で殺されたヘルマン・シュナイダーの元にも"16145"という謎の数字が残されていた。 ホーフハイム警察のオリヴァーとピアは捜査を続けて行った結果、国内外で大きな権力を有するカルテンゼー家に行き付く。 ** 後書きに書かれている通り本作はドイツミステリの女王と称される著者のシリーズ作品で、本作はそのシリーズの3作目(ただし日本語訳された作品としては最初)であり、このズレの為に何も知らずに読むと戸惑う部分が多い。 作中では1年前の事件として語られるものが本作の伏線として後半に登場するのかと思い読んでいたら実は別作品の話でした、と言うパターンが多く、また登場人物の人間関係も過去の作品をベースにしているが、その部分の説明がされず正直なところ理解し難い部分が非常に多くあった。 また本作はドイツの地理、歴史、警察の捜査制度など詳細に描かれているが、個人的に非常に残念なことにその部分の知識が殆どなく、知っていれば楽しめただろう部分が楽しめなかったのは勿体ないとしか言えない。 とマイナスの部分ばかり挙げてみましたが、小説のストーリはドイツの歴史の暗部として切っても切り離せない第二次世界大戦でのナチスや人種問題などを扱っており、それが現代にまで影響を与えているという非常に骨太の物語で、その骨格部分の読み応えは相当なもの。 真相もそう来るかと言う展開でした。 キャラクター小説的な側面も持ち合わせており、一番最初に自分の中で浮かんだのは、ドイツ版道警シリーズ。 ただこの小説のキャラクター小説的な側面はどちらかと言えば女性の理想に焦点が当てられ過ぎていて、その点が馴染めない部分でもありました。 今年中に日本語訳第二弾(シリーズ通算4作目)が発売されるらしく、せっかく1作読んだんだから何とか2作目にも挑戦したい気持ちであります。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
翻訳ミステリーの世界に足を踏み入れてまだ日も浅いのに、 本当にいいもの、読ませていただきましたm(__)m ドイツ人なので、人の名前覚えにくくて、登場人物のページ、 何度もひっくり返しながら。前半は入りにくかったです。 それでも頭の中に構想が見えてくるや否や、 ページを繰る手がノンストップ。 あの家系図からして、トラップじゃないですか!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
作者はドイツ・ミステリの女王だそうで。やはりナチスの重い影はあり。しかし今回、うまくドイツ名に馴染めず、人物名が覚えきれなかったので読むのに大苦戦。ユダヤ人やドイツ人一族縁者が引っ掻き回すので、余計にややこしい。例えば、モーアマンとエーアマンは関係ないのに、ずっと関係者だと思ってた!星3つは作品のせいではないかも。
Posted by
なかなかの込み入ったストーリーで楽しめた! ヨーロッパはずーっとナチの呪いを引きずっているのか、、、。 あと、ドイツ系の名前の覚えにくいこと、、、。
Posted by
やっと読み終わりました。返却期限の20分前(移動図書館が去ってしまうまで)にギリギリ読了。 登場人物が多く、慣れないドイツ人名。人物リストを自分で作りながら読むべきだったと途中で後悔しました。「クリストフ? これ、ファーストネーム? あれ、登場人物一覧に名前がない……ってこと...
やっと読み終わりました。返却期限の20分前(移動図書館が去ってしまうまで)にギリギリ読了。 登場人物が多く、慣れないドイツ人名。人物リストを自分で作りながら読むべきだったと途中で後悔しました。「クリストフ? これ、ファーストネーム? あれ、登場人物一覧に名前がない……ってことは重要人物じゃないの?」などと惑わされつつ、500頁を読み切ったときの達成感はある意味大きかったです。シリーズ物の3番目なんですね。次の作品を読むときは最初からメモを取ることを忘れないようにしよう……。
Posted by
全員怪しすぎるし 疵が深すぎる!! しかし嫌いではないです。 むしろ好きです。 こういう濃さは大好物です!
Posted by
回送先:稲城市立第四図書館 濃厚きわまりないミステリ。小説の一気読みが昨今ほとんどばくなった評者が久しぶりに一気読みした一冊(背景として、日本語環境での小説がえてして「陳腐」の一途を極めつつあるのがその最たる要因なのかもしれない)である。 登場人物の複雑な絡み合い、「The ...
回送先:稲城市立第四図書館 濃厚きわまりないミステリ。小説の一気読みが昨今ほとんどばくなった評者が久しぶりに一気読みした一冊(背景として、日本語環境での小説がえてして「陳腐」の一途を極めつつあるのがその最たる要因なのかもしれない)である。 登場人物の複雑な絡み合い、「The Past Within Us(過去は死なない)」を地でいく歴史が織りなす大胆で、でも繊細な動機の形成――そのどれをとっても久しくお目にかかっていなかった「想い」の美しさに評者は惚れ惚れとしてしまうのである。 おそらく本書の「二時間ドラマ化」は不可能であろう。というよりも、小説で無ければならない理由の数々が文中の繊細な言葉ひとつから見えてくるのであるから。
Posted by
G 2012.9.27-2012.10.12 事件はとても面白い。 オリヴァー&ピアのシリーズらしいが、残念なことにこの二人がわたしは好きでない。
Posted by