時計館の殺人 新装改訂版(上) の商品レビュー
時計館という曰く付きの建物で交霊会を行った一行で起こる連続殺人。 館シリーズだからね、抜け道があるんでしょう、と思いながら読む。 クローズドサークルの少ない人数の中で、次々被害者が出ることが、こわいし、不気味。 上巻を読んだ限りでは犯人は絞れない。 館シリーズ全体を通して言え...
時計館という曰く付きの建物で交霊会を行った一行で起こる連続殺人。 館シリーズだからね、抜け道があるんでしょう、と思いながら読む。 クローズドサークルの少ない人数の中で、次々被害者が出ることが、こわいし、不気味。 上巻を読んだ限りでは犯人は絞れない。 館シリーズ全体を通して言えることだけど、登場人物たちがみんなミステリーに明るすぎる! 「これって実は◯◯なのでは?」と読者が俯瞰的に考えることを。渦中の登場人物たちが言い当てちゃう。 それが引っかけなのか、本当なのか…? 引き続き、下巻も読みます。
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館シリーズの5作目 ずっと楽しみにしていました 上下巻あるので相当などんでん返しが待っているんだろうなあと思いながら読んでました。 期待度は館シリーズで1番高いです笑 まだ上巻なので詳しく感想は書けないですが、今のところ安定に面白いです。隠し通路もあったし、館シリーズ特有のみ...
館シリーズの5作目 ずっと楽しみにしていました 上下巻あるので相当などんでん返しが待っているんだろうなあと思いながら読んでました。 期待度は館シリーズで1番高いです笑 まだ上巻なので詳しく感想は書けないですが、今のところ安定に面白いです。隠し通路もあったし、館シリーズ特有のみんながお互いに疑心暗鬼になり部屋にこもって安心しようとするけど殺されてしまう状況も案の定起こりました。 続きがとても気になります。 早く下巻が読みたいです!
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なんだか最初の十角館を彷彿とさせるような展開と人物構成ですね。学生たちがいるせいかな、あと島田さんが外側にいるせいかも。あのとき外にいた江南くんは逆に当事者になってますけど頑張って生き延びてほしいです。ちなみに学生たちはほぼ全滅するだろうなと予想してます。島田さんと一緒にいる福西...
なんだか最初の十角館を彷彿とさせるような展開と人物構成ですね。学生たちがいるせいかな、あと島田さんが外側にいるせいかも。あのとき外にいた江南くんは逆に当事者になってますけど頑張って生き延びてほしいです。ちなみに学生たちはほぼ全滅するだろうなと予想してます。島田さんと一緒にいる福西も含めて。ただ、こずえちゃんはどうかな、彼女は五人の中でも異質な気がするので犯人でも驚かないかも。 途中で江南くんが瓜生に対して昔似たような友人が~と思うシーンがありましたけど、あれってエラリィですね。自分もこの子の立ち位置はエラリィだなと思っていたので。てことはやはり殺されちゃうかなぁ。 上巻のラストは、中村青司の館なら来るぞ来るぞ……という感じで、絶望感しかない。あそこで一人になってバリケードした上で立てこもるなんてホラー映画でやってはいけない行為の上位じゃないかと思いながら文字を追いました。続きが気になって仕方ないのですぐに下巻を読みます。
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相変わらず住みにくそうな家!!オカルト雑誌の編集者になって再登場の江南、そしていつもの島田さん。 そこだよ、すぐそこで殺人が!早く気づいてあげてー!!と祈るように下巻へ。。
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2020/12/13 読了。 図書館から。 だいぶ昔に館シリーズを読んだ記憶があるが、 確か前作の巻でこの結末はちょっと…となり、 断念した記憶が。 図書館で見つけ読んでない巻だったので、再挑戦。 やー、やっぱり面白いですね。 一気に読んでしまいます。 読後に少し調べたらやっぱり前の巻は賛否両論あるんですね。記憶違いかなとも思っていたので何か安心。 続きの館も借りよう。
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館シリーズ5作目です。 中村青司が建築した時計館。今ではいわくつきの館となってしまっていた。 少女の霊が出るという噂のその館で出版社の“特別企画”が行われることになった。 参加者は稀譚社編集長で企画発案者の小早川、同社編集者の江南、同社カメラマンの内海、大学ミステリー研究会の5人の学生、そして霊能者の光明寺美琴。 特別企画として交霊会を行った夜、霊能者の美琴が姿を消し、その後、殺人が…。 時計館は新館と旧館があり、旧館は現在では使われていないらしい。 その旧館で三日間行われる特別企画。 外からも中からも鍵がないと扉は開かず、クローズド・サークル状態。そんな中で起こった殺人…。 物語はその旧館での出来事と“外界”、ミステリー作家鹿谷門実こと島田潔と、“特別企画”に参加予定だったが不幸があったため参加できなかった大学生福西側の話と並行して進んでいきます。 いつも思うのですが、殺人が起こった時、一人で部屋に閉じこもる人というのはどういう心境なのでしょう。 物語の進行上必要な展開なのかもしれませんが、たいてい一人になった人が殺されるような…(苦笑)。 さて、今回の事件。 どの人も怪しく思えますが、私の陳腐な予想を覆すほどの結末を期待してしまいます。 下巻が楽しみです。
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本作は、綾辻行人の館シリーズで初の上下巻に渡る超大作である。 煩悩と同じ数、108個の時計が飾られた奇妙な館で起こる数々の殺人事件。この上巻では、時計館とその関係者にまつわる背景が繊細に描写され、此度の犯行の動機が曖昧ながらもいくらか形をもって推察できるところで下巻へと続いている。 本作のキーパーソンであり、10年前に悲惨な死を遂げてしまった永遠(とわ)。本作で、館に招かれた超常現象研究会のメンバーらが、時計館の先代当主の娘であった永遠の死の原因を作ってしまったことがほのめかされていることから、下巻で明かされるその真実は必見である。 また、犯人がどうやって密室の部屋で殺人を行えたのか、建築家中村青司の手掛ける時計館に隠された秘密とはなんなのか、その全貌に期待が膨らむばかりである。
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一番好きなミステリ作品です。最初に読んだのはもう15年くらい前かな…そのときの衝撃は今でも忘れません。再読してもやはりこれはすごいとなりますね。美しい、といってもいいようなトリック。
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館シリーズ5作目。人気高い時計館と聞いていたのでワクワクしながらページをめくる。 屋敷の間取り図が見開き!!登場人分の半分が故人?!とびびりながら続いて…… うわぁ!久しぶりの江南くんじゃん!とテンション上がる(笑) 以下ネタバレ 今回は島田氏は鹿谷門実で登場なんだね。この時点で迷路館盛大なネタバレ(笑)これは館シリーズ順番に読まなあかんな……。 展開は十角館を思いださせる「クローズ側(旧館)」と「オープン側(鹿谷側)」が交互に進む形式。 クローズ側ではバタバタ人が死ぬし、オープン側ではサクサク謎が進むしこれは面白い。 で、内海氏が中村青司ならではの館でのやられ方をしての……下巻につづくー!!! よよよ、読まなければー!!
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