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光待つ場所へ の商品レビュー

3.8

70件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    37

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2013/06/04

短編集で、4つのお話の中でも“しあわせのこみち”が特に好きでした(*´ー`*) 他の作品の登場人物の番外編のような感じなので、他の作品も知っている方が楽しめると思います♪

Posted byブクログ

2013/05/09

短編集。 自分が上手いと思っている絵描きの少女が打ちのめされる話と、振られた男が一人でドイツ旅行をする話と、売れない美人モデルがプライドに負ける話と、高校の合唱コンクールに向けて、ピアノを弾く人間を探す話。 最後の合唱コンクールの話はどっかで読んだことある気がするんだけど、どう...

短編集。 自分が上手いと思っている絵描きの少女が打ちのめされる話と、振られた男が一人でドイツ旅行をする話と、売れない美人モデルがプライドに負ける話と、高校の合唱コンクールに向けて、ピアノを弾く人間を探す話。 最後の合唱コンクールの話はどっかで読んだことある気がするんだけど、どうなのかなー、他の本にも収録されてたか、別の媒体で読んだのか…

Posted byブクログ

2013/04/18

辻村深月さんの本に『凍りのくじら』以来軽いストーキングを始めた私。こちらの本は書店に並んでいなかったので、図書館で見かけて即座に貸りました。これまで辻村さんの小説に登場してきたキャラクターたちのその後となっていました。しかし、一人だけ覚えが薄い人物が……『チハラトーコ? そんな子...

辻村深月さんの本に『凍りのくじら』以来軽いストーキングを始めた私。こちらの本は書店に並んでいなかったので、図書館で見かけて即座に貸りました。これまで辻村さんの小説に登場してきたキャラクターたちのその後となっていました。しかし、一人だけ覚えが薄い人物が……『チハラトーコ? そんな子いたっけ……』いました(笑)。ああ、そういえばそんなことこの人言われてたわね、って後から気付く始末。まあ、彼女がそもそも偽名を使っていたせいなのですが。全体的にタイトル通り『光待つ場所へ』と突き進んでいく爽やかな口当たりの小説です。

Posted byブクログ

2013/03/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「冷たい校舎の時は止まる」「名前探しの放課後」「スロウハイツの神様」に出てくる誰かの過去とその後について. 「チハラトーコの物語」が読みたくて買ったようなもので、やっぱり私は「スロウハイツの神様」が大好きだし赤羽環が大好きだ.最後の「私は、病気じゃありません」という冬子の独り言のような言葉に、「当たり前じゃない」と呆れたように即答した環は、冬子の言葉を年表のようにまとめてはしらみつぶしに調べてみせた同級生よりよっぽど、冬子にきちんと向かい合った人間だったんじゃないかな、と思った.そういう人のその一言が冬子には必要だったのかも. 「樹氷の街」も好きだった.天木は「名前探し」では無敵!な感じがしたけれど、中学生のときはやっぱりまだ幼くて、秀人と椿に諌められたりなだめられたりしてるのが何か良かった.「凍りのくじら」の記憶がだいぶ薄れてるので読み返したほうがよさそう.

Posted byブクログ

2013/03/11

日々は、繋がっていく。世界は、広がっていく。 大学の課題。抜きん出た作品として紹介されるのは、自分の絵だと確信していた。なのに・・・。 清水あやめは、田辺颯也が制作した三分間フィルムに、生まれて初めて圧倒的な敗北感を味わう。「私は何になりたいのだろう。どこへ行きたいのだろう」やる...

日々は、繋がっていく。世界は、広がっていく。 大学の課題。抜きん出た作品として紹介されるのは、自分の絵だと確信していた。なのに・・・。 清水あやめは、田辺颯也が制作した三分間フィルムに、生まれて初めて圧倒的な敗北感を味わう。「私は何になりたいのだろう。どこへ行きたいのだろう」やるせない感情に襲われた彼女の耳に飛び込んだのは、底抜けに明るい田辺の声だつた。 恥ずかしさと、息苦しさと、駆け出したくなるような衝動。あの頃のすべてが詰まった、傑作青春小説。

Posted byブクログ

2013/03/07

同作者の「Cの登場人物が出てくる話が2編と、オリジナルの話が2編の短編集。 どの作品も非常に面白く、また、この作者らしさが良く出ていると思う。 「しあわせのこみち」は、何でも器用にこなすが、逆に普通の人が普通と思っていることが出来ない天才少女の話。技術はうまいが、そこに感情が...

同作者の「Cの登場人物が出てくる話が2編と、オリジナルの話が2編の短編集。 どの作品も非常に面白く、また、この作者らしさが良く出ていると思う。 「しあわせのこみち」は、何でも器用にこなすが、逆に普通の人が普通と思っていることが出来ない天才少女の話。技術はうまいが、そこに感情が伴っていないというのだろうか。日常というものに対して、どこか一歩距離を置いた主人公が自分と日常の間の溝を埋める過程が非常に情緒深く描かれていると思う。 「アスファルト」も、やはり人付き合いにどこか違和感を覚える男性が主人公。孤独を好みながらも、一方で帰る場所を求めている。そんな相反する感情と正面から向き合っている主人公に好感を覚える。 この2編は、どちらも「冷たい校舎の時はとまる」の登場人物が出てくる。いわば、後日談だ。あの話を読んだからこそ、この物語が一層、際立ったものに感じるのかもしれない。 「冷たい校舎の時は止まる」を読んだ方には是非、読んでもらいたいし、まだ読んでいない人は本作を読む前に先にそちらを読む事をお勧めする。

Posted byブクログ

2013/01/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集というより外伝集。「校舎」から2編、「スロウハイツ」と「名前」から1つずつ。「名前」だけが本編より過去の話で、他は本編では脇だった一人に光を当てて書いた後日の話。意外な一面やなるほど…と呟いてしまう話が楽しい。

Posted byブクログ

2013/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2013/1/5 ハードカバーで出たのを新書版で再販。再読。 2回目でも楽しむ。 他の作品に出てた人たちのお話。 憎らしかったチハラトーコだって立ち位置を変えると理解できる人だ。 現実の世界でもきっとそうなんだろう。 わかっててもなかなか難しいけど。 その他見たことある人たちの話でにやける。 でもだんだん誰が誰だかわからなくなってきたから、 すべてを網羅した相関図が欲しいなぁ。

Posted byブクログ

2012/12/26

一つの物語の中で脇役だった人たちにも、こんなに背景があるなんて。 辻村さんのお話はこれだから大好き。

Posted byブクログ

2012/12/04

高知大学OPAC⇒ http://opac.iic.kochi-u.ac.jp/webopac/ctlsrh.do?isbn_issn=9784061828360

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