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光待つ場所へ の商品レビュー

3.8

70件のお客様レビュー

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2012/07/16

【収録作品】しあわせのこみち/アスファルト/チハラトーコの物語/樹氷の街 「しあわせの・・・・」 清水あやめの大学時代。 「アスファルト」 昭彦の大学時代。ドイツ旅行。 「チハラトーコ・・・・」 赤羽環登場。 「樹氷の街」 天木・秀人・椿に、松永郁也、芦沢理帆子登場。 スピンオフ...

【収録作品】しあわせのこみち/アスファルト/チハラトーコの物語/樹氷の街 「しあわせの・・・・」 清水あやめの大学時代。 「アスファルト」 昭彦の大学時代。ドイツ旅行。 「チハラトーコ・・・・」 赤羽環登場。 「樹氷の街」 天木・秀人・椿に、松永郁也、芦沢理帆子登場。 スピンオフは楽しい。

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2012/07/14

やっぱりわたしは凄くこの人が書くものが好きだとおもう。 毎回、読むまでが惜しくて、読み始めたら一息。 これまでの小説の登場人物の描写がまた厚みを増した。 どうして、自分の内面が見透かされているような気がするんだろう。 どうして、その上で認められているような気がするんだろう。 自...

やっぱりわたしは凄くこの人が書くものが好きだとおもう。 毎回、読むまでが惜しくて、読み始めたら一息。 これまでの小説の登場人物の描写がまた厚みを増した。 どうして、自分の内面が見透かされているような気がするんだろう。 どうして、その上で認められているような気がするんだろう。 自分の中の受け止め切れない感情を、受け容れられるように変えてくれるんだろう。 人間関係の解き方が好きだ。

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2012/07/03

チハラトーコ以外、特別に印象に残っていた人物ではなったせいか、講談社系辻村作品をあまり再読していないと??となってしまいました。またひっぱりだして読み返そう。まぁそれだけ私はチハラトーコが好きってことですが。

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2012/06/18

最近「イヤミス」という言葉の雰囲気が正確に掴めてきた気がした。まさにこの短編集は「イヤミス」だわ。ミステリーじゃないけど、ミステリー畑出身作家だから良いよね。ほんとに胸に突き刺さる登場人物たちの過剰な自意識。わたしはもっと出来るはず。こんなんじゃない、もっと誉められるべき。痛い。...

最近「イヤミス」という言葉の雰囲気が正確に掴めてきた気がした。まさにこの短編集は「イヤミス」だわ。ミステリーじゃないけど、ミステリー畑出身作家だから良いよね。ほんとに胸に突き刺さる登場人物たちの過剰な自意識。わたしはもっと出来るはず。こんなんじゃない、もっと誉められるべき。痛い。ほんと、辻村深月の過剰な自意識の描写は痛すぎて、自分まで沼に沈みそう。 今作はスピンオフ短編集も兼ねてるようなので、過去作品読み直そうー、と思いました。

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2012/06/16

本日、辻村深月「光待つ場所へ」刊行記念サイン会に行ってきました! 先週、たまたま著書の発売日に横浜有隣堂で購入時になんとサイン会の引換券をもらいました ♪ラッキー♪ 本の楽しみを教えてくれた辻村さんと対面できる機会が突然やってくるなんて! 本書へのサインはゆっくり丁寧に名前...

本日、辻村深月「光待つ場所へ」刊行記念サイン会に行ってきました! 先週、たまたま著書の発売日に横浜有隣堂で購入時になんとサイン会の引換券をもらいました ♪ラッキー♪ 本の楽しみを教えてくれた辻村さんと対面できる機会が突然やってくるなんて! 本書へのサインはゆっくり丁寧に名前入りで書いてくれ約1分ほどトークもしてくれました。 さて、本作品ですが辻村作品を読破している人へのご褒美的なスピンオフ短編集です♪

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2012/06/14

「人が階段を一段のぼるとき、扉を開ける瞬間を見てみたくて、書きました。」扉を開けた先には、光が待っている。そう思うと、勇気が湧きます。自分と他人の違いや、社会との折り合いに戸惑いながら自分の扉を開けて行く。 誰でも他の人には見せられない一面を隠していて、それを持て余しながら生きて...

「人が階段を一段のぼるとき、扉を開ける瞬間を見てみたくて、書きました。」扉を開けた先には、光が待っている。そう思うと、勇気が湧きます。自分と他人の違いや、社会との折り合いに戸惑いながら自分の扉を開けて行く。 誰でも他の人には見せられない一面を隠していて、それを持て余しながら生きてるのが辻村さんの世界で、そこが描かれてるところに毎回切ないような安堵のような不思議な気持ちになります。辻村作品を読む度に、本が好きで良かった…と思います。そこを!そこを書くか!と。 あと、過去の作品の登場人物を大切にしてるなと。一つの作品だけで終わらなくて、成長を見守るように、色んなところに出てくるのは読んでるこちらとしても嬉しいですね。

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2012/06/13

これは私の本だと思った。「しあわせのこみち」の清水あやめは自分に似てる。自意識過剰で、絵を描きたいはずなのに本気になれない、必死になりたい、他者に巧く関われるのが羨ましい、他の誰かになりたい私。でもあやめほどの才能は、ない。いつか何かが開花することを期待して他人に差し出すのは失礼...

これは私の本だと思った。「しあわせのこみち」の清水あやめは自分に似てる。自意識過剰で、絵を描きたいはずなのに本気になれない、必死になりたい、他者に巧く関われるのが羨ましい、他の誰かになりたい私。でもあやめほどの才能は、ない。いつか何かが開花することを期待して他人に差し出すのは失礼だ、差し出せるほどの努力をしなければ。その言葉が痛すぎる。 「樹氷の街」は私の中学校時代そのもの。歌に必死になって毎日を費し、それにまつわる諍いも争いもたくさんあった。でも、必死にキラキラしてた。戦って、歌って、音楽の力を信じてた。そんな私たち。過去のシーンを鮮明に思い出すと、ちょっと元気になれるのはなんでだろう。

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2012/06/13

安定の辻村ワールドなスピンオフだった。 才能者の才能者たる苦悩が非才の非才た懊悩となんら違いがないっていうことはなるほどよくわかる。 それでも才能者は妥協することが許されないというのは、やはり宿命ともいえるのかな、と。 そして人に惹かれるという感情に羨望と嫉妬の色が見え隠れする表...

安定の辻村ワールドなスピンオフだった。 才能者の才能者たる苦悩が非才の非才た懊悩となんら違いがないっていうことはなるほどよくわかる。 それでも才能者は妥協することが許されないというのは、やはり宿命ともいえるのかな、と。 そして人に惹かれるという感情に羨望と嫉妬の色が見え隠れする表現は、何より新鮮な読感でもあった。

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2012/06/11

スピンオフの短編集。 みんなが抱えているであろう孤独感とか自己実現欲とか、それと折り合いをつけたりとかってゆーのを青春チックにほろ苦く書かれてます。

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2012/06/10

今までの作品に出てきた人が出てきて嬉しい限り。 辻村深月の作品は登場人物がリンクしてるから嬉しい。 「しあわせのこみち」「チハラトーコ」「樹氷の町」がよかった。 赤羽環がもっと出てきてほしかったなー

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